オズモールの「からだメンテナンス」担当のイシイです。40代になり、ちょっとした体の不調を感じることも。デスクワークのせいか、慢性的な腰のだるさに悩まされていたので、マッサージを体験してきました
「マッサージ」と言えるのは
国家資格保有者の施術だけ
「本来、マッサージを行うには“あん摩マッサージ指圧師”という国家資格が必要なんですよ」と教えてくれたのは、井上先生。「資格を取るためには3年間専門学校に通い、東洋医学はもちろん、臨床医学、解剖学など10科目以上を勉強します。その後、年に一度の国家試験を受けて資格を得ます」「“鍼(はり)師”“灸(きゅう)師”という国家資格と合わせて取る人が多いので、鍼灸院にあん摩マッサージ指圧師の有資格者がいるケースも多くみられます」とのこと。マッサージをするのに国家資格が必要だとは驚きです。
人体や医学の知識が
不調の根本ケアにつながる
マッサージが国家資格だと聞き、ありがたみが増したところでいよいよ施術へ。「マッサージを行う前に、姿勢や体のクセをチェックします。そうすることで不調の原因を見極め、根本的な改善をめざしていきます」「マッサージ中も、常に関節の動きや筋肉のほぐれ方をチェックし、手技や強さを変えていきます。その時々の状態に合わせて施術をすることで、こりや痛みを取り除いていきます」と、井上先生。体の構造や医学の知識があるからこそ、一時しのぎではないケアができるんだと思いました。
腰の痛みやだるさは
お尻や股関節との関係性も
マッサージは奥までしっかり届く強さ。「腰痛がつらい場合、お尻や股関節が関係していることが多いんですよ」と言われた通り、お尻のあたりをグイグイ押されたときには「ひぃ~」と声が出そうに。部位によってツボを押したり、筋肉を揉みほぐしたりすることで全身の緊張が緩んでいくのを実感。マッサージの直後は激しい運動は控え、血流がよくなっているので水分をたくさんとって老廃物を流すのがいいそうです。
マッサージ体験後のリアルな感想
こちらのサロンのマッサージはしっかり圧だったので、揉み返しがくるのではないかという不安もありましたが、翌日も腰回りは軽くすっきり。的確にツボを捉え、押す・揉むなど適切なケアをしていただいたおかげだと思います。慢性的な痛みを改善するには定期的にマッサージを受けたほうがいいそうですが、井上先生曰く「金銭的にも時間的にも無理をせず、自分のペースで気軽に受けてください」とのこと。教えていただいたセルフケアも取り入れながら、腰痛や肩こりを繰り返さない体をめざしていきたいです。
Loople麻布十番(麻布十番)
白を基調にした、清潔感あふれるサロン。体の可動域を考慮し、体を本来あるべき姿に整えるマッサージのほか、痛みを繰り返さない体へと導く鍼施術で不調の根本改善をめざす。豊富な経験を持つスタッフが多く、スポーツ選手やプロダンサーなどのケアも行っている。
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※効果および痛みは個人の感想です
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