ヒアルロン酸注射って?美容皮膚科医に聞いたしわ・ほうれい線・たるみに効果的な理由

ヒアルロン酸注射って?美容皮膚科医に聞いたしわ・ほうれい線・たるみに効果的な理由

しわやほうれい線、たるみといった肌のお悩み。年齢のせい、どうにもならないのかもと諦めている人も多いのでは? そこで美容皮膚科「銀座小町クリニック」の鈴木先生に聞いた、効果的な治療方法・ヒアルロン酸注射についてご紹介。どんな効果があるの? 痛みやダウンタイムはある? どのくらい効果は持続するの? などの疑問を解消し、ヒアルロン酸注射で気になる肌悩みをケアしよう。

更新日:2020/11/16

ヒアルロン酸注射とは?

しわやたるみ、フェイスラインの改善などに効果的な治療法

極細の針でヒアルロン酸を注入することにより、内側からしわや溝を目立たなくさせるだけでなく、フェイスラインやたるみの改善に効果を発揮する「ヒアルロン酸注射」。

そもそも、しわやたるみは骨が細く痩せてしまったり、脂肪の減少や皮膚の弾力が失われたりすることで生じるもの。年齢とともにそれまで支えられていた皮下脂肪や筋肉が垂れ下がってくるなど、原因となる部位にヒアルロン酸を注入することで、リフトアップ効果が得られる。暗い表情や元気のない疲れ顔の改善にもおすすめ。

また、お悩みや状態によって適したヒアルロン酸の種類が異なる。深層部への注入やリフトアップ、輪郭形成にはボリューマやウルトラプラスがおすすめ。凹みの強い部分やハリ感を出したい部位にはボリフトやウルトラ、唇や涙袋のほか、浅いしわや柔らかい部分にはボルベラのように使い分けられる。

効果はさまざま!リフトアップのほか顔の印象が明るくなるなど部位別の効果とは

■頬
頬への注入は、理想的で美しいS字曲線“Ogeeカーブ”や若々しい印象を与える逆三角形の“ハートシェイプ”の形成、クマの改善を図れる。

■あご
ハートシェイプの大事なポイントとなるあごへの注入は、横顔が美しく見える鼻からあごにかけての“Eライン”を形成し、二重あごを改善する。

■ほうれい線
ほうれい線への注入は、顔全体の印象の改善、若返りに効果的。基本的にはほうれい線が生じる原因の改善を優先し、別の部位からアプローチすることが多いけれど、直接注入する場合もある。

■額
額への注入は、額が丸みを帯びることによって、顔の印象が明るくなったり、女性的な優しい印象になったりする。

■こめかみ
こめかみに注入することでリフトアップや目を大きく見せるような効果がある。加齢で痩せて目周りがたるんだり、眉が短く見えたりする場合に効果的。

■唇
唇への注入は、若返りに繋がるほか、唇の輪郭を際立たせ、ボリュームアップすることにより健康的な印象を与える。年齢とともに唇が薄くなり、鼻の下が伸びたように見えるなら、唇に注入し短縮をめざすことも。

ダウンタイム・リスク・副作用・注意点について

ダウンタイムはあり、2~3日後から目立ってくる内出血は、目立たなくなるまでに1~2週間程度かかる。コンシーラーである程度隠せるけれど、大事な予定がある場合は2週間以上前までに治療を受けよう。施術当日は針穴から出血していなければメイクOK。ただ、赤みや痛みが気になる場合は翌日以降に。

注入部位の血行がよくなると腫れや赤み・かゆみが出る場合があるため、治療後24時間は飲酒・激しい運動・日光浴やサウナなど高温の場所に長時間いることは避けて。注入したヒアルロン酸は定着するまでに約2週間かかるので、その間のマッサージや圧迫は行わないよう注意を。

また、まれに広範囲の内出血や赤み、痛みや違和感を覚える、腫れや膨らみが出る、アレルギーの発生、塞栓などが起こる場合も。なんらかの異常があらわれた場合には、直ちにクリニックへ連絡して。

ヒアルロン酸注射のメニュー例

OZでWEB予約OK!ヒアルロン酸注射が体験できる美容皮膚科

ヒアルロン酸注射の流れ

ヒアルロン酸注射の施術の流れを「銀座小町クリニック」を例にご紹介

施設によって異なるので、詳細は各クリニックに問い合せを。

STEP1 問診表の記入・治療の流れの説明

初診の場合は最初に問診票を記入。気になる点や悩み、施術にあたって不安な気持ちなどを看護師に伝え、カウンセリング、注入治療の概要について話を聞こう。もし当日の予算や不明な点があれば気軽に伝えて。

STEP2 医師による診察

悩みに対する医師のイメージによる注入部位の提案、適したヒアルロン酸の種類、今後の治療方針を併せて説明。ヒアルロン酸は種類により価格が異なるため、カウンセリング後に製剤を選択し、当日の治療費を聞く。ここまで納得したらいよいよ施術へ。

STEP3 注入

施術はベッドにて。毎回、施術前にカルテ保存用の写真撮影が行われる。看護師が施術部位のメイクオフ・消毒をした後、渡された保冷剤を使って自身でクーリング(冷却)しよう。太さは製剤によって異なるけれど極細の針を使用し、注入部位を確認しながら進める。施術中は気分の変調、痛みの有無を随時聞いてくれるから安心して受けられる。

STEP4 看護師よりケア方法など説明

注入が終わったら止血確認を行い、鏡を見ながら自身で注入部位を確認する。その後、カルテ保存用の写真撮影を行う。アフターケア・次回の来院目安・注意点について話を聞き、お会計、メイクルームへ案内され終了。化粧水や美容クリーム、日焼け止めなどのスキンケア用品、ドライヤーやコットンなどもあるので、メイク直しも安心。

ヒアルロン酸注射のQ&A

ヒアルロン酸注射は痛みを伴いますか?

注射針を刺すため「チクッ」とした痛みはあるけれど、十分に冷却した後に行ううえ、注入材には麻酔成分が配合されており、それほど痛みを感じないと言われています。それでも痛みが心配という場合は、注入前に表面麻酔の使用も可能なのでクリニックで相談してみてください。

施術後にダウンタイムはありますか?

ダウンタイムはあります。内出血は2~3日後がいちばん目立ち、目立たなくなるまでに1~2週間程度かかります。コンシーラーを使用することによって目立ちにくくなるけれど、気にする程度には個人差があるため、大事な予定がある場合は2週間以上前までに治療を受けることがおすすめです。

効果の持続はどれくらいキープできますか?

製剤によって違いがあるものの、約半年~1年・約1年~1年半(2年)が目安となっています。ヒアルロン酸注射を繰り返し行うことで、より長い効果持続期間が得られます。

クリニックに通う頻度はどれくらいですか?

持続時間の通り、頻度は1年に1~2回が目安。気になりだしたらいつでも追加注入はできるから、クリニックへ気軽に相談をしてください。ただし、医師の判断で治療をおすすめしない場合も。自身での判断が難しい人は、定期的な受診をおすすめします。

ヒアルロン酸注射の施術時間はどれくらいですか?

注入時間は20分程度。問診票の記入から施術後の看護師による説明までを含めると、全体で80分ほどを想定しておいてください。

ヒアルロン酸注射の施術後すぐにメイクはできますか?

針穴から出血していなければ、当日のメイクもOK。ただし、赤みや痛みが気になる場合は翌日以降がおすすめです。

ヒアルロン酸注射の施術前後で気を付けることはありますか?

注入部位の血行がよくなると腫れや赤み・かゆみが出る場合があるため、治療後24時間は飲酒・激しい運動・日光浴やサウナなど高温の環境に長時間いることは避けてください。また、注入したヒアルロン酸は定着までに約2週間かかるので、その間のマッサージや圧迫は行わないよう注意を。超音波の美顔器やマッサージなどの持続的な刺激は、ヒアルロン酸の吸収を早める可能性も。それ以外は当日から洗顔やシャワーも差し支えなく、普段通りの生活が送れます。帰宅後、かゆみや痛みなどがある場合は冷やして対処をしてください。

水光注射とヒアルロン酸注射の違いはなんですか?

ヒアルロン酸は、皮膚の比較的深い層にアプローチすることで輪郭形成やボリュームを出すことに適している治療法。一方、水光注射は皮膚の浅い層に馴染みのいいヒアルロン酸を主とした美容成分を均等に注入する方法。そうすることで全体的な肌の潤いや張り感のアップ、しわの改善に効果があります。

お話をお伺いしたのは、医師 鈴木さん

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帝京大学医学部卒業。美容皮膚科・美容外科を専門とし、「銀座小町クリニック」にて勤務。得意な治療はヒアルロン酸注射による輪郭矯正で、「黄金比率」「Eライン」「Ogeeカーブ」「ハートシェイプ」など、美の基準と言われているキーワードをもとに患者1人ひとりに合った美しい顔づくりを心掛けている。

WRITING/NOZOMI SUZUKI

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※記事は2020年11月16日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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