ハイフ[HIFU]の効果は?切らないたるみ治療で小顔やしわ、ほうれい線にアプローチ【美容皮膚科医監修】
加齢とともに目立ちはじめるたるみやほうれい線、どうにもならないの? そんな気になる肌悩みにアプローチできるのが、超音波治療の一種であるハイフ。その効果やメカニズム、施術方法、ダウンタイムなどを、「志保日比谷皮膚科クリニック」の千田志保院長に聞きました。たるみやほうれい線、しわ、小顔、毛穴、肌質改善まで、さまざまなお悩みの解決をめざせるハイフで、美しさと自信を取り戻して。
更新日:2023/02/17
ハイフ[HIFU]とは?
ハイフ[HIFU]の特徴
ハイフとは高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)の頭文字の略で、たるみやほうれい線、しわ、毛穴などに効果的な超音波治療の一種。
一定の深さをターゲットにでき、リフトアップに重要な“SMAS筋膜”層、皮下組織~真皮深層、真皮中層の3層それぞれにアプローチが可能。高い熱エネルギーを当てタンパク質が縦方向に収縮することによるリフトアップと、熱ダメージを受けたことによるコラーゲン生成のふたつの効果を持つ。
通常のハイフの効果の持続期間は半年~1年程度で、必要に応じて3カ月間隔を空ければ追加照射が可能で、施術頻度は半年~1年に1回が目安。ウルセラ、ダブロなどマシンの種類も複数ある。「一度で効果が見られる人が多く、特にたるみやほうれい線に効果が期待できます」と千田志保先生。
効果・効能
■たるみ、ほうれい線
皮膚表面だけの問題が原因ではない、たるみ。筋肉と皮膚をつなぐリフトアップに重要なSMAS筋膜に、熱エネルギーを点状に連続して当てることでタンパク質が縦方向に縮み、たるみを引き上げる。また、たるみにより生じるほうれい線にも改善効果が期待できそう。個人差はあるけれど即時効果があり、1回の施術で効果を感じやすい。SMAS筋膜の引き締めを、メスを使わずに行えるのはハイフのみ!
■しわ
超音波の高い熱エネルギーは、コラーゲン新生効果が抜群。熱でダメージを受けたことにより、真皮層のコラーゲン線維が増え、その結果、しわを改善してくれる。ハイフは一定の深さをターゲットに照射することが可能で、真皮表層と深層それぞれにアプローチが可能で、それぞれの層でコラーゲン新生が起こるため、しわにとても効果的。
■毛穴引き締め、つや・弾力アップ
真皮層に熱エネルギーを点状に連続して当て、タンパク質が縦方向に縮むことによって、毛穴も引き締め効果が生まれる。また、熱でダメージを受けたことにより、真皮表層と深層それぞれのコラーゲン線維が増え、ツヤ感・弾力性のアップも。コラーゲン新生は照射後から起こり、1カ月後がいちばん効果を感じやすい。もっちりとしたツヤ肌を手に入れて。
■小顔
SMAS筋膜層、皮下組織~真皮深層、真皮表層、それぞれにアプローチするハイフ。肌表面だけでなく土台となる筋膜まで、3層の引き締めにより効果が高まり、頬下半分に照射をすることで顔全体のボリュームダウンがかなう。フェイスラインがキュッと引き締めて、痩せ顔・小顔をめざそう。
副作用・ダウンタイム・デメリット
施術中の痛みは個人差&部位でも差があるが、基本的に麻酔クリームは使用せず、“針でチクチク刺されているような痛み”という表現をする人が多い。筋膜層には、筋肉痛のような鈍痛が1週間ほど残ることがある。
ダウンタイムはなく、施術後からメイクOK。当日はシャワーで、翌日からは入浴可能に。特に施術前後の注意点はないため、いつも通りの生活を送れるのもうれしいポイント。
副作用は、熱傷、内出血、色素沈着、腫れ、神経損傷(顔面神経麻痺や知覚障害)などがまれに起こる可能性が。エステでも出力を弱くしてハイフを受けることができるけれど、リスクを考えると美容皮膚科での施術が安心。施術治療部位に赤みが出ることがあるけれど、1時間程度で消失する。あご~あご下にかけて行った場合、頬部~あご下にかけて圧痛と腫れが1~2週間程度、頬に線状の赤い腫れが1~2日間ほど現れることも。
ハイフ[HIFU]の施術の流れ
ハイフ[HIFU]の施術の流れを「志保日比谷皮膚科クリニック」を例にご紹介
施術時間は、顔全体(頬、こめかみ、眉上一部、あご下)の場合はおおよそ50分。ダウンタイムがないため、仕事帰りなどに気軽に受けられそう。「志保日比谷皮膚科クリニック」を例に流れをチェックしよう。
STEP1 診察
まず洗顔でメイクを落とす。その後、肌の状態をチェックしたり、気になる部位について話したり、医師による診察と問診を行う。
STEP2 施術
痛みに弱い人はアイスパックによる冷却を実施。専用のジェルを塗布し、より深い筋膜層から真皮層の順に照射する。
STEP3 アフターケア
ジェルをふき取った後、肌表面に強い紅斑や線状隆起を認めた場合は、外用剤塗布とクーリングを行って、化粧水で保湿し終了。
ハイフ[HIFU]のメニュー例
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ハイフ[HIFU]のQ&A
ハイフ[HIFU]は痛みを伴いますか?
痛みは個人差があり、部位でも差があります。針でチクチク刺されているような痛みという表現が多いです。基本的に麻酔クリームは使用しません。筋膜層には、筋肉痛のような鈍痛が1週間ほど残ることがあります。肌表面に直接熱ダメージがないため、肌が弱い方でも受けることが可能です。
ハイフ[HIFU]の効果の持続はいつまで?施術頻度はどれくらい?
1回で効果が見られる人が多いです。特に、たるみやほうれい線は施術後すぐに効果を感じる場合が多いです。通常のハイフの効果の持続期間は半年~1年程度を期待できます。必要に応じて3カ月間隔を空ければ追加照射ができ、施術頻度は半年~1年に1回が目安となります。
ハイフは体にも効果はありますか?
ボディ用カートリッジがあり、二の腕や太ももなどにも施術可能です。顔と同様に、超音波を一点に集中させて高い熱エネルギーを当て、脂肪細胞へピンポイントにアプローチ。ダメージを与えて老廃物として体外に排出させるため、痩身効果が期待できます。
エステと美容皮膚科での施術の違いはありますか?
エステでも受けることは可能ですが、ハイフは65~70度の高温だからこそ効果が得られるのに対し、エステは出力が弱く効果を感じにくいです。さらに、神経の損傷リスクを避ける専門知識が必要という安全面でも美容皮膚科での施術が安心です。
ハイフとハイフシャワーの違いはなんですか?
ハイフが筋膜層(4~5mm)、真皮深層~皮下組織(3mm)、真皮表層(1.5または2mm)の3層に照射するのに対し、ハイフシャワーは真皮表層(1.5または2mm)にのみアプローチする施術です。直後から引き締め効果が見られますが、加齢で皮膚の厚い方やたるみの強い方には効果が低めです。治療頻度は3カ月間隔となります。
「志保日比谷皮膚科クリニック」院長。「治す→キレイにする→もっとキレイに」をモットーに、診療を行う。特に光治療が得意で、“あそこの光治療は違う”と言われる満足度の高い結果を出すよう取り組む。
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WRITING/NOZOMI SUZUKI