オズモールの「からだメンテナンス」担当のイシイです。連載最後の体験レポートは、医療レーザー脱毛。料金や痛みなどのハードルが高いと思っていましたが、最近では気軽に受けやすくなってきたという話を聞き、1年かけて永久脱毛に挑戦しました
出力の強いレーザーは
医療機関でしか受けられない
「脱毛には、レーザー脱毛、光脱毛、ワックスなどの物理的な脱毛がありますが、レーザーを扱えるのは医療機関だけです」と教えてくれたのは、「日比谷ヒフ科クリニック」の松本先生。「レーザーも光も、毛の黒色に反応させるという仕組みは同じですが、レーザーは強いエネルギーで毛包細胞を壊し、毛が生えないようにする施術です。その分、痛みを感じたり赤みが出たりする人もいますが、1〜2日で治まります」「一方、エステ脱毛で使用される光照射は、レーザーに比べるとエネルギーが弱いため肌が赤くなるなどのダウンタイムはありませんが、脱毛効果も弱くなります。医療脱毛では1.5~2カ月に一度、5~6回程度の施術で完了する方が多いですが、エステではその3倍程度かかると言われています」。ただし、毛量や施術の周期によって回数は変わるとのことでした。
医療レーザーも日々進化
「蓄熱式脱毛」に挑戦
「従来のレーザー脱毛では、1ショットごとに照射して毛根を熱破壊するので刺激が強く、部位によってはかなり痛みを感じることもありました。最近普及してきた『蓄熱式脱毛』は、断続的にレーザーを照射して毛根周囲にダメージを与えることにより毛の再生を防ぐ脱毛方法なので、比較的痛みは少ないですよ」との説明を伺い、いよいよ施術へ。まずオイル(ジェルではないことに驚きました)を塗布し、レーザーを照射していきます。従来のレーザー脱毛をしたこともありますが、比較にならないほど痛みが少なく、少し熱さを感じる程度。施術時間も、片方のひじ下で10分程度と短く、あっという間に終わりました。施術後はクーリングをする必要もなく、通常の生活を送れます。ただし、日焼けには気を付けてくださいとのこと。また、施術の1カ月前から毛抜きの使用はNG、前日または当日に剃毛をしてきてくださいとのことでした。
医療レーザー脱毛体験後のリアルな感想
エステでの光脱毛、従来の医療レーザー脱毛も体験したことがありますが、蓄熱式脱毛は脱毛効果が高いうえに痛みが比較的少ないので、受けやすい施術だと思いました。私の場合は完了するまでに7回かかりましたが、1年ちょっとで終わったので、何年も通わなければならないエステよりは楽でした。蓄熱式ではひじ下、ひざ下、VIOを脱毛しましたが(もちろん自腹です!)、施術していちばんよかったと思う部位はVIO。蒸れやニオイも気にならないし、生理中も快適です。最近は、衛生的にいいからと、30〜40代で施術を受ける方も多いそうです。以前に比べて、痛みも軽減され、料金も手頃になってきた医療脱毛、やってよかったと思っています。
日比谷ヒフ科クリニック(有楽町)
有楽町駅・日比谷駅からすぐの好アクセス。美容だけでなく一般診療も行っている、シンプルで機能的なクリニック。最新マシンでの施術から定番の光フェイシャルやピーリングまで幅広く揃うので、あらゆる悩みに対応してくれそう。
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※効果および痛みは個人の感想です
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