オズモールの「からだメンテナンス」担当のイシイです。40代になり、エイジングケアに興味津々。年末の仕事ラッシュと忘年会続きで肌も体も疲れ気味に。そこで今回は、芸能人やエグゼクティブにも人気の「美容点滴」を体験してきました
美容点滴の代名詞
高濃度ビタミンC点滴とは
「高濃度ビタミンC点滴は、30年以上前からアメリカでがん治療に用いられている療法です。その(いい意味での)副作用として美白・美肌などの効果があることがわかり、美容目的でも使用されるようになりました。」と説明してくれたのは、「Vediclinic」の美山院長。「がん治療では75gを点滴しますが、美容点滴の場合は25gまたは12.5gが多いです。高濃度ビタミンC、超高濃度ビタミンCなどと表現されることもありますが、それは濃さの違いではなく量の違いなんですよ。」
まさに美容の救世主!?
高濃度ビタミンCの効果とは
「高濃度ビタミンCの効果としては、コラーゲン生成促進、抗酸化作用、疲労回復、メラニン生成の抑制、免疫力向上などが挙げられます。一方、今のところリスクは報告されていません。」「初めての人は事前にG6PDテスト※を受けることをお勧めしますが、基本的に高濃度ビタミンC点滴はどなたでも受けられる施術です。」「ビタミンCは黄色だと思われていますが、鮮度のいいものは透明です。それが酸化すると黄色になります。ビタミンCのサプリメントを飲むと尿が黄色くなるのは、体内を通過する際に酸化するためです。点滴では新鮮なビタミンCを直接体内に入れるので、経口摂取よりも高い効果が期待できます。」
※G6PDテスト:遺伝的に赤血球にある酵素であるG6PDが欠損していると、高濃度ビタミンC点滴を受けた際に溶血発作を起こすことがある
稀に起こる血管痛を体験
点滴は30分で終了
美容点滴について説明を受けた後、いよいよ点滴へ。右腕に針を刺したところ、高濃度ビタミンCが入るにつれて痛みが。事前に「血管が細い方など、稀に血管痛が出ることがあります」とは聞いていたのですが、まさにそれでした。そこで左腕に替えて再挑戦。すると痛みもなく、すーっと成分が入っていきました。ちなみに針の太さは病院によって異なるのだそう。こちらのクリニックではかなり細い針を使用しているそうで、針の抜き差しの痛みはほぼ感じませんでした。施術は30分程度で終了。当日は運動もお酒も控えなくていいということでしたが、高濃度のため脱水が起きることがあるので普段より水分を多めに取ってくださいとのことでした。
美容点滴体験後のリアルな感想
点滴後、すぐに変化を感じることはありませんでした。ただ、施術した日の夜は忘年会で結構お酒を飲んだのですが、翌日は二日酔いになることもなくすっきりしていました。数日前からできていた口角炎がよくなったり、同僚に「肌が明るくなったんじゃない?」と言われたりしたのも、高濃度ビタミンCのおかげかもしれません。今回受けたのは1回10800円(初回は8800円)のメニューですが、月1~2回、継続的に受けたほうがいいそうで、結構コストはかかるなぁという印象。それでも、3カ月くらい続けるとシミにも効果が期待できるそうですし、美容だけでなく健康にもいいそうなので、ボーナスが入ったときなどに自分へのご褒美として美容点滴をしてみるのもいいかなと思いました。
Vediclinic(銀座)
銀座の街並みを見下ろす、明るく清潔感のあるクリニック。施術室はすべて個室で、点滴ルームには専用TVも完備。院長が試して納得した薬剤だけを使用しているので、肌が不安定になりがちな忙しい時期や季節の変わり目にも安心して通えそう。
施設詳細を見る
※効果および痛みは個人の感想です
WRITING/MIOKO ISHII(OZmall)