嵐電「嵐山駅」より徒歩約3分にある宝厳院。臨済宗天龍寺派の寺院で天龍寺の塔頭。
夢窓国師の法孫、策彦禅師の作と言われる「獅子吼(ししく)の庭」は、嵐山を借景とした回遊式庭園である。庭園内には、獅子の顔をしているところから命名された「獅子岩」などがある。
宝厳院とは?見どころは?
五感が研ぎ澄まされる寺院
寛正2年(1461年)に創設した宝厳院だったが、6年後に起こった応仁の乱により京の都は灰燼と化し、宝厳院も焼失してしまう。その後、豊臣秀吉の援助で再建。2002年には現在地(旧塔頭寺院跡)に移転した。
ご本尊は、三十三体の観音菩薩を脇にした、十一面観音菩薩。足利尊氏が信仰したと伝えられる地蔵菩薩像も祀られている。また本堂には全58面の障壁画『風河燦燦三三自在』があり、さまざまな姿をした33の人間が描かれている。
なかでも策彦禅師の作といわれる「獅子吼の庭(ししくのにわ)」は、圧巻。嵐山を借景として巧みに取り入れ、「獅子岩」などの巨岩を配した借景回遊式庭園として、江戸時代の京都の名所名園を収録した「都林泉名勝図会」にも掲載された。
新緑の青もみじ、秋のもみじが美しく、この季節に合わせて特別公開され、夜のライトアップは一見の価値がある。
宝厳院の読者口コミ
- みんなの評価
- 3人の評価分布
非常に満足 ★★★★★★★★★★ 1人
満足 ★★★★★★★★★★ 1人
普通 0人
やや不満 0人
不満 ★★★★★★★★★★ 1人
- なのさんの口コミ
- 女性/40代/いとこと
獅子岩の苔や玉砂利、たまたまいた鷺、近くの沢山の羅漢が可愛かった。
行った時期:2018年6月 平日・昼
混雑状況:普通
滞在時間:1~2時間
- KARL55さんの口コミ
- 男性/50代/恋人・配偶者
紅葉がとてもきれいでした。京都で一番だと思います。
行った時期:2021年11月 平日・昼
混雑状況:普通
滞在時間:1時間未満
- 季節の見どころ
- 桜の名所、あじさいの名所、紅葉の名所
宝厳院の基本情報
- スポット名
- 宝厳院(ほうごんいん)
- 住所
- 〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
- 営業時間
- 2022年『春の特別拝観』
3/19(土)~6/30(木) 9:00~17:00
- 料金
- 500円
- 駐車場
- なし
- 最寄り駅
- 嵐電「嵐山駅」
- 交通アクセス
- 嵐電「嵐山駅」下車 徒歩3分
JR「嵯峨嵐山駅」下車 徒歩10分
阪急「嵐山駅」下車 徒歩10分
市バス28番「嵐山天龍寺前駅」で下車 徒歩約5分
京都バス72・73番「京福嵐山駅前」で下車 徒歩約5分
- ホームページ
- http://www.hogonin.jp/