
京都バス鳥居本から徒歩で5分にあるあだし野念仏寺。嵯峨野にある浄土宗の寺院で、弘法大師空海が風葬されていた遺骸を埋葬し、五智山如来寺を建立したのが始まり。後に法然上人が念仏道場を開き念仏寺となった。
あだし野念仏寺とは?見どころは?

永遠の別れを悲しんだ場所
あだし野念仏寺の「あだしの」は「化野」と記す。「あだし」とは儚い、むなしいとの意で、また「化」の字は「生」が化して「死」となり、この世に再び生まれ化ることや、極楽浄土に往来する願いなどを意図している。
この地は古来より葬送の地で、初めは風葬であったが、後世土葬となり人々が石仏を奉り、永遠の別離を悲しんだ所。境内に奉る多くの石仏・石塔は往古あだしの一帯に葬られた人々のお墓で、明治時代に入ってからは付近の無縁仏が集められ、今では約8000体の石仏が境内を埋め尽くしている。
毎年8月に行われる数千体の無縁仏にろうそくを灯して供養する千灯供養は、幻想的な行事で京の風物詩となっている。
西院の河原では、春は桜、秋は紅葉と四季によって様々な光景を見せてくれる。
多くの石仏・石塔が奉られているこの場所で、季節を感じながら「生死」について考えてみてはいかがだろうか。
あだし野念仏寺の読者口コミ
- みんなの評価
- 15人の評価分布
非常に満足 ★★★★★★★★★★ 7人
満足 ★★★★★★★ 5人
普通 ★★★ 3人
やや不満 0人
不満 0人
- maoさんの口コミ
- 女性/30代/ひとり旅
念仏寺の竹林がフォトジェニック。寂聴さんのお堂がその先にあったが、車はすれ違えないので注意。
行った時期:2019年11月 土日祝日・昼
混雑状況:普通
滞在時間:1~2時間
- おさるさんの口コミ
- 女性/50代/友達
念仏寺近くにも竹林があり、静寂を楽しめます。
行った時期:2010年より以前9月 平日・昼
混雑状況:やや空いていた
滞在時間:1~2時間
- 眠り姫さんの口コミ
- 女性/50代/友達
夕方薄暗くなるとちょっと怖い感じになるが、それがオススメ。
行った時期:2018年8月 土日祝日・夕方
混雑状況:普通
滞在時間:1~2時間
- 季節の見どころ
- 桜の名所、紅葉の名所
あだし野念仏寺の基本情報
- スポット名
- あだし野念仏寺(あだしのねんぶつじ)
- 住所
- 〒616-8436 京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
- 営業時間
- 9:00〜16:30(受付終了)
※閉門は受付終了から最大30分後
※1・2・12月は15:30に受付終了
- 定休日
- なし
- 料金
- 大人 500円
中学、高校生 400円
小学生以下(保護者同伴に限る) 無料
- 駐車場
- なし
- 最寄り駅
- 嵐山駅・嵯峨嵐山駅
- 交通アクセス
- 嵐電「嵐山駅」徒歩25分
JR線「嵯峨嵐山駅」徒歩25分
京都バス62・72・92・94系統「鳥居本(とりいもと)」徒歩5分
- ホームページ
- http://www.nenbutsuji.jp/