正伝寺

正伝寺(しょうでんじ)の見どころ、口コミ、アクセス情報

更新日:2022/03/14

市バス「神光院前」より徒歩約15分にある正伝寺。正式には吉祥山正伝護国寺といい、鎌倉時代に創建。本堂は承応2年に伏見城から移築された重要文化財。美しい枯山水庭園「獅子の児渡し庭園」や、過去の戦いの名残が残る「血天井」が有名。

正伝寺とは?見どころは?

戦いの跡が残される寺院

正伝寺の創立者は東巌慧安禅師。東巌慧安が師の兀庵普寧を開山として烏丸今出川に創建したのがこの寺の始まり。寺は比叡山延暦寺の衆徒によって破却され、東巖は鎌倉の聖海寺に移り、同地で建治3年(1277年)に没した。寺が再興されたのは弘安5年(1282年)のこと。同年、寺は西賀茂の現在地に移り寺運は興隆。豊臣秀吉や徳川家康の援助を受け復興した。

方丈の広縁の天井は、関ヶ原の戦いの直前伏見城に立籠った徳川方の重鎮鳥居彦エ門元忠以下、 380余名がその落城の際に割腹し果てた廊下の板を天井とした「血天井」である。現在も手形や足跡が残る。また、堂内には重要文化財の狩野山楽作の襖絵も。

境内には、方丈の前庭で、白砂とサツキなどの刈込だけが並ぶ枯山水に、はるかに比叡の霊峰を取り入れた借景式の「獅子の児渡し庭園」がある。刈込は右方から左方へ7.5.3と配列されている。

美しい庭園や、過去の戦いの名残が残る「血天井」を見に訪れてみては。

正伝寺の読者口コミ

みんなの評価
8人の評価分布
非常に満足 ★★★★★ 1人
満足    ★★★★★ 1人
普通    ★★★★★★★★★★ 2人
やや不満  ★★★★★★★★★★ 2人
不満    ★★★★★★★★★★ 2人
さくらもみじさんの口コミ
女性/50代/恋人・配偶者
比叡山の遠望が借景となった枯山水庭園が、雄大な雰囲気かつ素晴らしく、メジャーではない寺院かもしれませんが、ぜひお勧めしたいです。

行った時期:2019年10月 平日・昼
混雑状況:やや空いていた
滞在時間:1~2時間
kikiさんの口コミ
女性/30代/恋人・配偶者
獅子の児渡しという名前のお庭があり、なんとも美しいです。
冬に雪が降るとそれはまた綺麗らしく・・・私が行ったのは5月でしたので見たことはありませんが、冬にぜひ行ってみたいお寺の一つです。

行った時期:2015年5月 土日祝日・昼
混雑状況:普通
滞在時間:1時間未満
季節の見どころ
桜の名所、紅葉の名所、観月の名所

正伝寺の基本情報

スポット名
正伝寺(しょうでんじ)
住所
〒603-8847 京都市北区西賀茂北鎮守庵町72
営業時間
9:00~17:00
定休日
なし
料金
大人400円 高校生400円 中学生300円 小学生200円
駐車場
あり(無料)
最寄り駅
市バス「神光院前」バス停
交通アクセス
市バス1・9・37系統「神光院前」下車 徒歩約15分
ホームページ
http://shodenji-kyoto.jp/
※記事は2022年3月14日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります