明治期、被差別部落の住民有志により設立された私立銀行。京都に現存する銀行建物中、木造のものでは最古のもの(竣工1907年)。
銀行倒産後は商店などに転用され、1994年京都市登録有形文化財に登録され、柳原銀行記念資料館として開館している。
柳原銀行とは?見どころは?
差別撤廃に尽力した私立銀行
柳原銀行は当時、差別のために資金を得られなかった町内の皮革業者等に融資を行い、産業の育成・振興に大きく貢献。ほかにも、その利子を地元の小学校の運営資金や道路建設資金に充てるなど、自力で差別を撤廃していく模範とされた。
初代頭取の明石民蔵は、部落の解放をなしとげようとの情熱から銀行を創設し手腕を振るった人物で、柳原町町長を2度歴任し、経済・行政・教育すべてに彼は命の最後まで力をふり絞った。
現在は、建物内に展示室を設け、同和地区関係の歴史、文化、生活資料等を中心とした展示を通して、広く市民に対し同和問題への正しい理解と人権意識の高揚を図る啓発拠点施設として活用されている。また、創建時の様子を伝える格天井は、お客様に人気があると言う。
柳原銀行の読者口コミ
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柳原銀行の基本情報
- スポット名
- 柳原銀行(やなぎはらぎんこう)
- 住所
- 〒600-8206 京都市下京区下之町6番地の3
- 営業時間
- 10:00~16:30
- 定休日
- 月曜日、火曜日、祝日・振替休日・国民の休日。12月29日~1月3日。 展示替えの日。
- 料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- 最寄り駅
- 京都駅
- 交通アクセス
- 京都駅から徒歩約8分