普段使いしたいビストロ6選。メートル・ドテル宮崎さんがおすすめする、居心地がよくておしゃれなお店とは？

銀座6丁目の路地裏に佇む人気ビストロ

銀座と渋谷にあるワインバー「シノワ」の姉妹店。
店名は京都出身で、フランスを拠点に活動するシャンソン歌手・和サブロー氏の楽曲“Le Nougat”に由来するそう。

店舗は2階建てで、壁にカラフルなポスターが飾られた1階は、パリの路地裏にあるビストロのような賑やかな空間。
一方、2名がけテーブルを中心に配した2階は、大人がゆったりくつろげる雰囲気。

名物の熱々「カスレ」や「ブイヤベース」、「シュークルート」をはじめ、アミューズからメインディッシュまで、60種類を超えるフランス各地の郷土料理でおもてなし。

「シノワ」のワインリストから厳選したワインも常時ボトルで300種類、グラスも20種類前後を揃え、気軽にワインを飲み比べできるのが嬉しい。

「ワインも飲みたいし、ビストロ料理も食べたいな・・・というときによく来るお店。銀座にしては価格も手頃なので、若い方にも利用しやすいのではないでしょうか」（宮崎さん）

世代を超えて愛される、住宅街の憩いの空間

中目黒と池尻大橋の中間に構え、20年以上に渡って愛され続けている「Bar à Vinムッシュヨースケ」。

四季折々の食材をふんだんに使った料理やワインのおいしさに加え、居心地のいい空間やアットホームで温かいおもてなしも人気を集めている理由のひとつ。

現在はディナータイムのみの営業で、冷凍真空パックの料理や焼き菓子、ワインの販売、配送にも力を入れている。

「ムッシュヨースケ」を代表するメニューといえば、フレンチ仕込みのカレー。
他では味わえないとして、ワインや料理を楽しんだ後の〆に楽しみにしているファンも多いそう。

もちろん、このほかにも「ホロホロ鳥のコック・オ・ヴァン」や、シェフ自ら釣った新鮮な魚で作る「ブイヤベース」などビストロメニューが充実。

マダムがおすすめするワインと一緒に楽しみたい。

「ビストロなのにカレー？と不思議に思う方もいるかもしれませんが、このカレーが本当においしいんです。ワインともよく合いますよ」（宮崎さん）

ランチにカフェ、ディナーと1日を通して楽しめる

東京をはじめ、大阪や名古屋など各地に展開する「AUX BACCHANALES」のコンセプトは“フランス大衆食文化を伝える”。

料理はもちろん、インテリアやギャルソンのサービス、カトラリーにいたるまで、フレンチスタイルを追求。外国からのゲストも多く、フランス語が飛び交う店内は、まるでパリの街角にあるカフェそのもの。

「鴨のコンフィ」や「仔羊のロースト」などフランスではおなじみのメニューから、旬の食材を主役に提案する黒板メニュー、「タルトシトロン」や「クレームブリュレ」といったデザートも充実。
月間食材メニューは、各店舗のシェフが独自に考案しているので、食べ比べを楽しんでも。

「お茶を楽しむカフェとして、ランチやディナーはもちろん、ワイン1杯から楽しめるビストロ、ブラッスリー（大衆的な居酒屋）として・・・と、オールマイティに使えるのが魅力。旅先で見つけるとよく立ち寄ります」（宮崎さん）

1997年オープン。昼も夜も賑わう人気のレストラン＆ワインバー

目まぐるしく変化する銀座の街で、気軽にフランス料理やおいしいワインが楽しめるとして親しまれている「銀座オザミデヴァン本店」。

カップルやグループはもちろん、おひとり様も歓迎。
アットホームでカジュアルな雰囲気は老若男女を問わず人気を集め、ランチ、ディナー共に多くの人で賑わう。

本格的なフランス料理がコースで楽しめるほか、21時以降はワインバーとしても楽しめるのが魅力。このほか、毎月29日（肉の日）だけのスペシャルメニューも！

ワインはフランスを中心に常時500種類のボトルや、グラスも30種類以上を揃えているので、色々なワインを飲み比べたりマリアージュを楽しんだりしながら、お好みの味を見つけて。

「オザミも銀座にありながら、カジュアルな雰囲気でリーズナブルなのが嬉しい。ふらっと立ち寄って、肩肘張らずにフランス料理が楽しめます」（宮崎さん）

東京・青山で感じるパリのエスプリ

1912年の開業から今なお愛されているパリの老舗ビストロ「ブノワ」。
2005年からフランス料理の巨匠、アラン・デュカス氏が受け継ぎ、日本にもパリのエスプリを伝えている。

青山通りに構えるお店の螺旋階段を上ると、広々としたダイニングルームではブノワのシンボル、エッフェル塔の模型がお出迎え。
フランスから持ち込まれたというインテリアに囲まれた空間は温かな雰囲気に包まれ、束の間パリにいる気分が味わえるはず。

料理はランチ、ディナーともにプリフィクスコース。
前菜のたっぷりの野菜にマッシュルーム、ベーコン、砂肝を合わせた「サラダ・ブノワ」はファンが多い1品。
このほか、ビストロならではの食べ応えのあるメインディッシュや、食後には「ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房」のショコラや、旬のフルーツを使ったデザートなど、心行くまで堪能できる。

「とにかく内装も、料理もおしゃれです。アラン・デュカスの系列なので料理のおいしさはお墨付き。デートなどの大切な人をエスコートするときにもおすすめ」（宮崎さん）