誕生日、記念日に訪れたいフランス料理店4選。 世界一のメートル・ドテル宮崎さんが推す、料理・サービス共に抜群の名店とは？

伝統的なフランス料理と、日本の風土や下町らしさを融合

隅田川のほとりに佇み、大きな窓から東京スカイツリー（R）を望む一軒家レストラン。
シェフは、恵比寿「シャトー・レストランジョエル・ロブション」で長年にわたり、エグゼクティブシェフを務めた渡辺雄一郎氏。
店名は、シェフのニックネーム「なべシェフ」と、主義や流儀を表す「イズム」を組み合わせた造語。

店内はダイニングテーブルのほか、隅田川に面したカウンター席も用意。
家族やパートナーとのお祝いはもちろん、ひとりでも利用できるから自分へのご褒美にもぴったり。

こちらでいただけるのは、伝統的なフランス料理を継承しながらも、日本人ならではの感性を活かした料理の数々。

日本の四季を彩るさまざまな食材に加え、「大心堂の雷おこし」や「穐亀の最中」「両国江戸蕎麦ほそ川のそば粉」など、浅草・駒形ならではの食材を取り入れた個性豊かなメニューを楽しみに、繰り返し足を運ぶファンも多い。

「隅田川をセーヌ川に、スカイツリーをエッフェル塔に見立てた空間で、東京ならではの食材を使った独創的な料理が味わえます。でも、味わいはしっかりフランス料理。トータルでバランスに優れたレストランです」（宮崎さん）

ドレスコードなし。フレンチレストラン入門店にもおすすめ！

本格的なフレンチレストランの味わいが手軽に楽しめる「俺のフレンチ」のトップブランド。
コンセプトは、「一流の料理×ホスピタリティあふれるサービス×エンターテイメント」の融合による最高のイーターテイメント（Eat×Entertainment）。

ドレスコードがなくカジュアルな雰囲気だから、初めてフレンチレストランへ足を運ぶという人にもおすすめ。
天井高7mの開放的な空間にはステージが設けられ、生演奏に耳を傾けながら食事を楽しむことができる。

「牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ～黒トリュフソース～」や「ウニとキャビア オマール海老のコンソメゼリー寄せ」など俺のフレンチを代表するメニューをはじめ、グランメゾン限定の、リッチな食材をふんだんに盛り込んだプレミアムなコースを展開。
もちろん、料理に合わせたワインも充実している。

「本格的なグランメゾンの雰囲気とお料理がリーズナブルに楽しめるレストランです。エンターテイメント性に長けていて、フランス料理店に慣れていないという若い方でも楽しめると思います」（宮崎さん）

ライブ感あふれる空間で、遊び心いっぱいのお料理に舌鼓

北参道の閑静な住宅街に佇む「Sincere」は、いま世界から最も注目を集めるレストランのひとつ。
オーナーシェフの石井真介氏は「ゲストが一体となってわいわいと楽しめるような雰囲気こそがレストランの醍醐味」としてほぼすべての客席をキッチンに向けて配置している。

いま最も注目されるシェフの店で、特別な日を過ごすのはいかが？

前身である人気フランス料理店「レストラン バカール」の料理を継承しながら、新しいアイディアを取り入れたメニューをおまかせコースで提供。
見た目にも愛らしいスペシャリテ「たい焼き」をはじめ、遊び心に富んだメニューも。

また、石井氏は2017年より水産資源を守る「Chefs for the Blue」の中心メンバーとしても活躍していて、メニューにも環境に配慮したサステナブルシーフードを積極的に取り入れている。

「いつ訪れても賑わっていて、楽しい雰囲気。“伝統的なフランス料理を、楽しく気軽に食べてほしい”という想いのもと、常に新しいことに挑戦し続けるシェフの料理や、サステナブルな活動は、世界からも注目を集めています」（宮崎さん）

日本の“テロワール”を存分に活かした、ここでしか味わえないフランス料理

皇居外苑やお濠を望む「パレスホテル東京」6階に構えるフレンチファンダイニング。

「現代における日本の文化創造」をテーマに、ブラウンを基調に命が生まれて還って行く土、終わることのない命のバトンを色彩で表現。自然由来の素材を取り入れた空間はシンプルでありながら、落ち着いた雰囲気が漂う。

昼は水と緑に囲まれた穏やかな光景が、夜は東京タワーや丸の内ビル群の夜景など、時間帯や客席によって異なる窓からの景色も楽しみたい。

フランス料理界の巨匠、アラン・デュカス氏が設立した「デュカス・パリ」をパートナーに迎え、日本のテロワール（土壌や気候など、その土地が持つ個性) を存分に活かし、旬の素材を最大限に引き出した日本ならではのメニューを展開する。

ランチ、ディナーともに、日本各地から取り寄せた旬の恵みを中心に、穀物や野菜、フルーツを多く取り入れ、ヘルシーで地球環境にも配慮した料理で構成されている。

「アラン・デュカス氏のスピリッツを継承したシェフが腕を振るう、日本におけるアラン・デュカス系列レストランの最高峰。ホテルならではのしっかりとしたサービスや、美しいロケーションは“ハレ”の日にぴったりです」（宮崎さん）