俳優・矢崎広さんに聞く!“僕の推し活”【推しに推しを聞いてみた】

俳優・矢崎広さんに聞く!“僕の推し活”【推しに推しを聞いてみた】

更新日:2023/07/13

アイドルやアニメ、スポーツ・・・いまやジャンルを超えて広がっている“推し活”。大好きなモノやコトがあるから毎日頑張れるし、みんなにもすすめたい! そんな推し活を楽しんでいる人も多いのでは? 今回は、俳優・矢崎広さんがハマっているというあのゲームについて語ってくれました。最新舞台の情報や素敵なプレゼントもあるので要チェック!

歩きながら楽しめる、あのゲームアプリに夢中!

矢崎広さんが「リリースされたばかりの頃からずっとやっています。なくなってしまったらどうしよう、と思うくらいにハマっていて」と教えてくれたのは、位置情報ゲームアプリ「ドラゴンクエストウォーク」(通称:ドラクエウォーク)。“推し”でもある伊集院光さんのラジオ番組をきっかけに興味を持ち、やり始めたところすぐに夢中に。

「もともとドラクエも好きだったのですが、伊集院さんがドラクエウォークのために各地を旅していると知って、位置情報ゲームになったらどうなるのかなと思って。実際にプレイしてみたら、自分が歩いている街の中にモンスターが湧いて出てくるから、まるで自分が勇者になって敵を倒しているような感覚が味わえるんです」

通常のドラクエと同様、ドラクエウォークもモンスターを倒しながら主人公のレベルを上げていくのが基本的なルール。
「レベル上げの作業は同じことの繰り返しで、強くなればなるほど苦行ではあるんですが、それすらも好きなんですよね」という矢崎さん。ちなみに、基本職7種、上級職8種に加え、特級職5種の内の3種は既にレベル上げが完了しているそう。

日常的にウォーキングをしながら楽しむのはもちろん、仕事で地方へ行く際は、地域限定モンスターの討伐や、ご当地のお土産を集めるのを楽しみにしていて、新幹線で移動しながらお土産をゲットすることもあるのだとか。
「目的地に近づいたら狙いを定めて、パン!とタッチするんです。もう3年もやっていればお手のものですよ」と満面の笑顔を見せる。

誰かの“推し”でいられることは、自分にとっても大きな力に

たくさんのファンから“推される”側でもあると同時に、アニメや漫画などの人気キャラクターを演じる機会も多い矢崎さん。最近では、舞台『鬼滅の刃』で演じた煉獄杏寿郎役が話題に。物語のカギを握る重要なキャラクターでもあり、プレッシャーを感じたのでは?と尋ねると「舞台では、そのプレッシャーが力に変わります」とのこと。

「煉獄杏寿郎はたくさんの人が大切にしているキャラクターだからこそ、敬意を持って演じることを意識していました。一つひとつの言動においても、『このキャラクターだったらするか、しないか』を考えながら役作りをしていきました。結果としてたくさんの方に観ていただいて、この舞台をきっかけに僕を見つけていただいたり、『“推し”のおかげで“推し”ができた』と言ってくださる方もいたり、本当にありがたいですね。だからこそ、僕もどんどん新しい自分を見せて、楽しんでいただけるようにがんばりたいと思っています」

1920年代のアメリカは、まさに現代の日本と同じ状況

そんな矢崎さんが出演する舞台『アメリカの時計』が、2023年9月15日(金)から横浜のKAAT神奈川芸術劇場で上演される。アメリカを代表する劇作家、アーサー・ミラーによる1929年に起きた世界恐慌をテーマにしたアメリカ史劇で、矢崎さんは激動の時代を生きる主人公一家・ボーム家の息子リー・ボームを演じる。

憧れの存在でもある演出家・長塚圭史さんや、「ずっとファンなんです」という河内大和さんをはじめ、「ぜひ一緒にお仕事をしてみたいと思っていた方ばかりなので、本当に楽しみです」と意気込みを見せる一方で、「劇場に通っている間は、(ドラクエウォークで)神奈川限定のモンスターを倒さなければ!」とおちゃめな表情を見せる場面も。

「世界恐慌が起こった1929年は、今から約100年前。意外と最近ですよね。当時のアメリカは、第一次世界大戦を背景にとても潤っていて、まさにお祭り状態。経済が急激に成長したことで、一部の富裕層だけがやっていた株にいろんな人が手を出しはじめ、やがて一気に弾けてしまう――。僕が演じるリーが生きている世界は、音を立てて崩れていくんです。

この状況って、日本もすごく似ているなというのが初めて台本を読んだときの感想でした。日本も1990年代にバブル崩壊があり、立ち上がろうとしている中でまた厳しい状況が訪れました。最近ではコロナ禍や戦争も重なり、失業者が増え、人との繋がりもどんどん遮断されてしまった。まるで繰り返す歴史を予知しているような作品だと思いました」

いまを、明日をどう生きるか。ヒントが詰まった『アメリカの時計』

今回は、原作では50数名の登場人物をたった13人の俳優で上演するのも見どころのひとつ。
「例えば、大統領が変わる、経済の方針が変わる、誰かが亡くなる・・・さまざまなシーンでたくさんの登場人物が何を思い、どんな選択をするのか、自分のことに置き換えられる瞬間がたくさんあると思います」と矢崎さん。

また、時代に翻弄されながら必死で生きるリーと、河内さんが演じる、時代を先読みする人物・アーサーとのかけ合いを通して、さまざまな視点から時代背景を観る楽しみもあり「主観的にも、客観的にも見られるので、“二度おいしい”と思いますよ」とのこと。

最後に、オズモール読者に向けて「今を生きる、あなたに観てほしい」とメッセージも。

「“経済”が、膨らんでは弾け、膨らんでは弾けることを繰り返すものだとしたら、『アメリカの時計』で描かれているのは普遍的なテーマであり、シェイクスピア作品のように、いつの時代に上演しても気づきを与えてくれる作品なんじゃないかなと感じています。
家族や人との繋がりについてもたくさん描かれていて、現代を生きるヒントがたくさん隠されている作品です。僕たちも、芝居を通して色々なものを感じ取ってもらえるようにがんばりますので、ぜひ劇場へ足を運んでいただけたら嬉しいです!」

サイン入りチェキを2名様にプレゼント!

今回の取材を記念して、矢崎広さんから素敵なプレゼント。サイン入りチェキが2名様に当たる! OZmall公式Twitter限定企画なのでお見逃しなく。

OZmall公式Twitter

Twitterキャンペーン詳細

【応募期間】
2023年7月13日(木)~ 7月19日(水)23時59分まで

【応募条件】
オズモールのTwitterアカウント(@OZmall)を「フォロー」の上、2023年7月13日(木)投稿の「#OZmallプレゼントキャンペーン」「#オズモールで推し活」のハッシュタグが付いた投稿への「RT」が参加条件となります
※本キャンペーンの応募者は、本応募要項の全てに同意いただいたものとさせていただきますので、ご了承ください

■プレゼントの当選発表・賞品発送
・締め切り後、厳正な抽選を行い、当選者を決定いたします
・当選者の方には、7月下旬頃に、OZmall編集部の公式アカウントよりダイレクトメッセージで当選のご連絡をいたします。その際、賞品を発送するご住所をお伺いしますので、予めご了承ください
・落選された方へのご連絡はございませんのでご了承ください
・賞品は7月下旬~8月上旬に発送の予定ですが、諸事情により多少前後する場合もございます

■注意事項
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・本キャンペーンの内容・期間は予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください
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PROFILE

矢崎広(やざき・ひろし)
山形県出身。2004年ミュージカル『空色勾玉』でデビュー。以降、ミュージカルからストレートプレイまで多数の舞台の経験を積みながら、ドラマ、映画、声優、CMナレーション、ラジオパーソナリティー等多岐にわたり活動。近年の作品として舞台では『ジャージー・ボーイズ』(16・18年)、『R&J』(18年)、『野田版 真夏の夜の夢』(20年)、『鬼滅の刃』(21・22年)、『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』『ダーウィン・ヤング 悪の起源』(23年)、 ドラマではTBS「半沢直樹」(20年)、NHKBS時代劇「雲霧仁左衛門」シリーズ(22・23年)、映画「あなたの番です 劇場版」(21年)、「仁義なき幕末 龍馬死闘篇」(23年)など。
『アメリカの時計』

『アメリカの時計』

1920年代のアメリカは史上空前の繁栄をとげ、アメリカ人の誰もが、株さえ持っていれば金持ちになれると信じて疑わなかった。しかしこの状況に疑いを持った、アーサー・ロバートソンは、いち早く株から手を引き、親しい者に警告して回るのだが誰も聞く耳を持たない・・・。
そして1929年、株式市場を襲った大暴落は、裕福なボーム家にも大打撃を与えた。父親モウ・ボームは剛直な実業家であったが、株に打ち込みすぎて、市場の崩壊とともに財産を失う。母親のローズは、家族が生きるために、宝石類を現金に換える日々。息子のリーは、人々が職にあぶれて飢えていく様を目の当たりにしながら、自身の人生を歩んでいく。

会場:KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ
【開催日時】2023年9月15日(金)~2023年10月1日(日)

作:アーサー・ミラー
演出:長塚圭史 
翻訳:髙田曜子
出演
矢崎広、シルビア・グラブ、中村まこと、河内大和、瑞木健太郎、武谷公雄、大久保祥太郎、関谷春子、田中佑弥、佐々木春香、斎藤瑠希、天宮良、大谷亮介
ホームページ
『アメリカの時計』

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STYLING/TOMOKO TANAKA(HIKORA) HAIRMAKE/YUKIYA(SUNVALLEY) WRITING/MINORI KASAI PHOTO/MANABU SANO

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※記事は2023年7月13日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります