アイドルやアニメ、スポーツ・・・いまやジャンルを超えて広がっている“推し活”。大好きなモノやコトがあるから毎日頑張れるし、みんなにもすすめたい! そんな推し活を楽しんでいる人も多いのでは? 今回は歌舞伎俳優の中村莟玉(かんぎょく)さんが“推し”について熱~く語ってくれました。素敵なプレゼントもあるので要チェック!
ⒸSHOCHIKU
自他共に認めるパンダファン。パンダの動画に癒される日々
「僕の“推し“はパンダ。パンダは僕にとって癒しであり、栄養です」とキラキラした瞳で語る中村莟玉さん。2022年に放送されたTBS『日立 世界ふしぎ発見!』のパンダ特集でミステリーハンターに抜擢されるなど、莟玉さんのパンダ好きはファンの間でも知られていて、「歌舞伎座の近辺を歩いているよりも、上野動物園にいるときのほうが見つかっちゃう」のだとか。
某通販サイトのキャラクターをきっかけにパンダに興味を持ちはじめた高校生の頃、上野動物園でシャンシャンが誕生し、そのかわいさにパンダ愛が加速! 2021年にシャオシャオ(♂)とレイレイ(♀)の双子が誕生したときには“シャオシャオ“を当てたというからすごい。
「ただ、本当は女の子の名前として応募したんです。お母さんがシンシンで、お姉さんがシャンシャンだから、“シ“が付く名前が来そうだなと思って。ちなみに男の子の名前は、お父さんの名前がリーリーなのと、目印として背中に緑のマーカーが引かれていることにちなんで、緑を中国語の読み方で重ねた“ルールー”で応募しました。レイレイは当てられなかったのですが、漢字で書くと“蕾蕾”で、僕の名前(莟-つぼみ-)と通じる部分もあるので、ご縁を感じています」とにっこり。
小悪魔的なかわいらしさのシャンシャンに夢中!
数いるパンダのなかでも、莟玉さんのNO.1はやっぱりシャンシャン。複数のパンダの写真を並べてもどれがシャンシャンか一目でわかるそう。
「パンダって実は表情が豊かで、見た目も性格もみんな違うんですよ。シャンシャンはおっとりしていて、マイペースで、ちょっと小悪魔的なところもある“お嬢さま”というイメージ。にんじんが苦手で、飼育員さんがどんなに細かくカットしても、クンクンにおいを嗅いでプイッと行ってしまうんです。そんな姿もかわいくて・・・というか、何をしていてもかわいいんです。繊細な一面もあって、東園にあるパンダ舎の空調設備の改善工事のために一時的に東園から西園に引っ越したときには、ごはんを食べなくなって痩せてしまったこともありました。今年の2月には中国に返還される予定ですが、上野にいてもいなくても“推し”続けますし、中国にも追いかけるつもりでいます」とメロメロの様子。
InstagramなどSNSでも日常的にパンダ関連の情報をチェックしていて、シャンシャンを愛する“同士”との交流も楽しんでいる一方で、多くの人から愛されているパンダに対してこんなコメントも。
「パンダファンの皆さんの熱量は本当にすごいんです。公式・非公式含めてコンテンツがすごく充実していて、歌舞伎も負けていられないなと思います」
3年ぶりに開催された、新春浅草歌舞伎に出演中
そんな莟玉さんは、1月24日(火)まで浅草公会堂で行われている新春浅草歌舞伎の第2部「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」、「連獅子(れんじし)」に出演中。
新春浅草歌舞伎は、歌舞伎界の次代を担う若手花形俳優が揃う華やかな舞台。浅草公会堂での上演は3年ぶり、さらに2019年に梅丸から初代・莟玉へ改名してから初めての出演とあって、思い入れが強いよう。
「コロナ禍で上演できなかった時期は、歌舞伎座に出演させていただいて、それも本当に嬉しかったのですが、浅草は、16歳の梅丸時代に初めて出演させていただいて以来、本当にたくさんの経験を積ませていただき、育てていただいた場所です。こうして続けられること、そして、莟玉として戻ってくることができて、本当に嬉しいです」
「傾城反魂香」では、4度目となる土佐修理之助を演じるという莟玉さん。
また、華やかな紅白の衣裳と、豪快に頭を振る“毛振り”でおなじみの「連獅子」では尾上松也さんと親子獅子を演じる。
「実際の親子がお勤めになることが増えている中、僕の親(中村梅玉さん)は『(年齢と体力的に)とてもじゃないけれど踊れません』と言っていたので、自分にはチャレンジする機会はないのかなと思っていました。今回、公私共に本当にお世話になっている先輩でもある松也兄さんと2人で演じる機会をいただいて嬉しく思っています」
3月は花形歌舞伎に初出演。若手花形俳優が古典に挑戦
さらに、3月4日(土)~26日(日)までは、京都・南座で上演される「三月花形歌舞伎」に出演。
歌舞伎の三大名作ともいわれる古典「仮名手本忠臣蔵」に挑戦するという。
「若手のメンバーだけで古典に挑戦させていただく、貴重な機会。勉強させていただくと同時に、しっかり公演としても成立させたい」と表情を引き締める莟玉さん。
今回は、同じ演目を、演じる役柄を変えてAプロ、Bプロの2つのパターンで上演されるのが特徴的で「AとBの違いは“型”が違うこと。わかりやすく言うと、関西版と江戸版というイメージです。主演を演じる役者によって、その役柄の性根(性格や心情)をどう表現するかが変わります。型(歌舞伎の表現様式)が変われば、自然と他の役どころの仕事も変わってくるので、また違う舞台になる。これが歌舞伎の醍醐味でもありますね」という莟玉さんの解説を聞くと、どちらも観てその違いを比べてみたくなる!
物心つく前から歌舞伎の魅力の虜になり、7歳のときに中村梅玉さんに入門した莟玉さんに、改めて歌舞伎の楽しみ方を聞いてみると「“推し“をつくる」とのこと。
「昔から歌舞伎は、ご贔屓の役者を観にくる場所。言葉が難しい、理解できないと思うかもしれませんが、“理解しなきゃだめ”と僕は思っていなくて。まだ日本語が理解できなかった2歳の僕でも楽しかったということは、セリフ以外にも楽しめる要素があると思うんです。まずは好きな役者さんをお目当てに楽しんでもらえたら」
また、新春浅草歌舞伎、三月花型歌舞伎ともに通常の歌舞伎よりもチケット代が安く、入門編としておすすめと莟玉さん。歌舞伎ファンはもちろん、まだ観たことがないという人も、ぜひ一度、足を運んでみて。
サイン入りチェキを3名様にプレゼント!
今回の取材を記念して、中村莟玉さんから素敵なプレゼント。サイン入りチェキが3名様に当たる! OZmall公式Twitter限定企画なのでお見逃しなく。
OZmall公式Twitter
Twitterキャンペーン詳細
【応募期間】
2023年1月12日(木)~ 1月18日(水)23時59分まで
【応募条件】
オズモールのTwitterアカウント(@OZmall)を「フォロー」の上、2023年1月12日(木)投稿の「#OZmallプレゼントキャンペーン」「#オズモールで推し活」のハッシュタグが付いた投稿への「RT」が参加条件となります
※本キャンペーンの応募者は、本応募要項の全てに同意いただいたものとさせていただきますので、ご了承ください
■プレゼントの当選発表・賞品発送
・締め切り後、厳正な抽選を行い、当選者を決定いたします
・当選者の方には、2023年1月下旬頃に、OZmall編集部の公式アカウントよりダイレクトメッセージで当選のご連絡をいたします。その際、賞品を発送するご住所をお伺いしますので、予めご了承ください
・落選された方へのご連絡はございませんのでご了承ください
・賞品は1月下旬~2月上旬に発送の予定ですが、諸事情により多少前後する場合もございます
■注意事項
・当選者の選定時にオズモールのTwitterアカウント(@OZmall)のフォローを解除している場合、対象外となりますのでご注意ください
・当選連絡のダイレクトメッセージを送信した翌日から3日以内にご返信がない場合、お客様の住所変更・転居先不明・ご不在等により商品の受け取りができない場合は、当選を無効とさせていただきますのでご了承ください
・当選賞品の転売は禁止いたします
・本キャンペーンに関するお問い合わせは、Twitterキャンペーンに参加の場合は【Twitter推し活プレゼントキャンペーン】とご記入の上「お問合せフォーム」よりご連絡ください
・本キャンペーンの内容・期間は予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください
・賞品の発送のためご提供いただいた個人情報は、「OZmallで登録して頂いた個人情報の取り扱いについて」に基づき取り扱います
PROFILE
- 中村莟玉(なかむら・かんぎょく)
1996年生まれ、東京都出身。2004年3月中村梅玉に入門。2005年1月国立劇場で森正琢磨の名前で初舞台。2006年4月に歌舞伎座『沓手鳥孤城落月』の小姓神矢新吾、『関八州繫馬』の里の子竹吉で中村梅丸を名乗り、中村梅玉の部屋子披露。2019年11月中村梅玉の養子となり、11月歌舞伎座『鬼一法眼三略巻』菊畑の奴虎蔵実は源牛若丸で中村莟玉と改名。
三月花形歌舞伎
歌舞伎を代表する演目のひとつである「仮名手本忠臣蔵」を次代を担う若手の歌舞伎俳優たちが熱演。公演を通して、忠臣蔵の物語を堪能できる構成になっている。五、六段目で中村莟玉さんはAプロにて千崎弥五郎、Bプロにて女房おかるを演じる。
ほか「忠臣いろは絵姿」を上演。
- 会場:南座
【開催日時】
2023年3月4日(土)~26日(日)
出演:中村壱太郎、尾上右近、中村鷹之資、片岡千之助、中村莟玉
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- 三月花形歌舞伎
推し活応援!推し活におすすめのレストラン&カフェ特集
近ごろよく耳にするようになった「推し活」とは、特定の“推し”を持つ人が、その対象に向けて何らかの行動を起こすこと。推し活は、ひとりでするのはもちろん、同じものを好きな友人と一緒に“推し”への愛を共有するともっと楽しい! そこでOZmall編集部では、“推し”のテーマカラーに合わせて色が選べるアフタヌーンティーや、記念撮影付きプランのあるカフェなど、推し活におすすめのレストラン&カフェを厳選。公演の前後に、とことん推し活を楽しもう。
WRITING/MINORI KASAI