ハイアット リージェンシー 東京「実りの秋のアフタヌーンティー」実食レポート。秋を食べ尽くすミニチュアスイーツがずらり

うさぎと一緒に秋の収穫祭へ。フルーツ＆芋栗かぼちゃスイーツのアフタヌーンティー

「実りの秋のアフタヌーンティー」は、収穫祭に訪れたうさぎが色とりどりの秋の味覚を収穫する様子を表現したアフタヌーンティー。お皿全体に描かれたさつまいものツルをたどって、季節の食材をふんだんに使用した12種類のスイーツを、収穫するように味わうことができる。

ペストリー・ベーカー料理長 佐藤浩一氏が監修するスイーツは、旬のフルーツと芋栗かぼちゃ、それぞれの素材が持つ多様な香りや味わいを巧みに表現しているのが特徴だ。
セイボリーは、日本の収穫祭の象徴ともいえる「お月見」をテーマに、和と洋を掛け合わせたラインナップとなっている。
セットドリンクにはアフタヌーンティー限定の3種ドリンクを含むフリーフローをお楽しみに。

今回の秋の味覚が並ぶアフタヌーンティーは“うさぎと一緒にお芋の収穫”という構図のかわいさからも、期待度満点で伺いました。

かわいらしいミニチュアのスイーツとセイボリーは、いろどりも食材もさまざま！
少しずついろいろなメニューを食べたい、という願いをかなえてくれる内容に胸が高鳴ります。

秋の注目スイーツであるモンブランは全3種。

まずおすすめしたいのが、シェフもイチオシとおっしゃっていた紫芋のモンブラン。
紫芋クリームの内側には、香ばしいほうじ茶のムースがぎっしり。土台には塩味の効いたゴマサブレが敷かれていて、あまじょっぱい幸せが口の中いっぱいに広がるのです。
クリームだけの味わい、クリーム＋ゴマサブレのコンビネーション、両方をぜひ楽しんでください。

他、タルト生地にかぼちゃクリームやかぼちゃムースを詰め込んだ「かぼちゃのモンブラン」、チョコ味のロールケーキに栗クリームを絞った「栗のモンブラン」があり、食べ比べできるようになっています。

このティーセットでは、パッと目を引くうさぎが気になっている方も多いのでは？
シャインマスカットと白あんを求肥で包んだとっても柔らかなお尻・・・いえ、「うさぎのフルーツ大福」です。
まったりとした白あんがジューシーなシャインマスカットで爽やかさを帯び、軽やかにいただけます。
フサフサ尻尾にはココナッツがぱらり。食感と香りのアクセントであることはもちろん、ビジュアル的に、もふもふ好きにはたまりません。

そんなうさぎと一緒に収穫するのは“さつまいも”。
このさつまいも、中はホクっとしたスイートポテトになっています。
包み込むクッキー生地はとっても柔らかく、スイートポテトを邪魔せず見た目を楽しくしてくれる存在。
食感と自然な甘みが後を引き、もっと食べたいという気持ちになる1品でした。

食感の驚きでいえば、「2種のムース（青りんご・赤りんご）」。
ギリギリで形を保っている柔らかムースの「赤りんご」は、角切りリンゴの食感が楽しい！
爽やかな青りんごムースをカリっとしたチョコレートでコーティングした「青りんご」は、なめらかな質感にうっとり。
どちらも柔らかなのに形を保つ工夫がされているのは、好きな順番でスイーツを楽しみたいアフタヌーンティーにぴったりですね。

栗の形をした「ショコラマロン」は、チョコレートビスキュイに包まれたマロンクリームのスイーツ。ケシの実のプチプチ感が、濃厚なスイーツに軽快さをプラスしています。

その他、一口サイズながら本格的な味わいの「りんごのマカロン」「洋梨のマカロン」、マール酒漬けしたレーズンが印象的な「かぼちゃのレーズンサンド」、さっぱりいただける「ぶどうのジュレとヨーグルトパンナコッタ」など盛りだくさん。

こちらのホテルでは地産地消の観点から、東京都立川市の髙橋果樹園さんのフルーツを積極的に使用しているのだとか。
ホテルスタッフさんたちも一緒に収穫したという完熟ブルーベリーで作ったジャムを、スコーンと共に。
ふんわりしたスコーンに甘味がぎゅっと詰まったジャムをたっぷりのせていただくと幸せな気持ちに・・・。

ちなみに、「うさぎのフルーツ大福」や「ぶどうのジュレとヨーグルトパンナコッタ」で使われているシャインマスカットもこちらの農園で収穫されたもの。
※9月下旬よりシャインマスカットの産地は変更の予定です

セイボリーは全4種。
ランチの代わりにアフタヌーンティーをする方々にも楽しんでもらえるように、とボリューム満点のラインナップです。

バーガーはお月見の季節にちなんで「ミニお月見バーガー」。バンズの下に小さな満月がチラリと見えて期間限定感を演出。
さっぱりとしたおしょうゆベースの照り焼きソースなので、重さを感じずにいただけます。

カリっと飴にコーティングされた大学芋がポイントの「合鴨と大学芋のブロシェット」にも驚かされました。
甘じょっぱい味付けと相性のいい鴨肉ですが、このコンビネーションは初めての体験でクセになること間違いなし。

「ぶどうとトマトのカプレーゼ」も秋色で。
トマトに加えてぶどうが入っています。ぶどうとバジルが合うというのも大発見でした。

中でも絶対に皆様に味わっていただきたいのが「KURIごはん」。
秋になるとよく見かけるアレとはまったく別物です！
食欲をそそる塩味の効いたジャスミンライスと栗の相性がこんなにいいなんて、素敵な発見でした。

スイーツとの相性やメニューごとの大きさなどは、すべてホテルスタッフさんたちの試食により緻密に計算されているのだそう。
「いろいろなものを少しずつ、そして満足いくように」と考えられたティーセットは、ここでしか味わえない魅力が満載です。