いつもと違う雰囲気になりそうな今年のクリスマスは、ほっと心やすらぐ大人な時間を過ごしてみてはいかが? 今回は、庭園を眺めながらいただく本格懐石や、有名建築家が手掛けた唯一無二の空間でいただくモダン懐石、大正浪漫の情緒漂う店内で楽しむ和食など、上質なおもてなしでほっこり満たされるお店をご紹介。もちろん衛生対策も行っているお店ばかりなので安心。大切な人と、心温まる穏やかなクリスマス時間を過ごして。
写真左:神楽坂 創彩割烹 清水、写真右:日本料理 縁/庭のホテル 東京
隈研吾氏がデザインした唯一無二の特別な空間で、モダン懐石に舌鼓【日本料理 僖成(外苑前)】
青山・外苑前に佇む「日本料理 僖成」は、和の伝統とモダンな雰囲気が融合した上質な大人の隠れ家レストラン。青竹に囲まれた小径と坪庭を抜けると出迎えてくれるお店は、世界的に有名な建築家・隈研吾氏が設計を手掛けている。
こちらでいただけるのは伝統的な技法を基本としながら創造される和懐石。食材を仕入れる産地にもこだわり、宮城、高知、島根などから仕入れ、確かな目利きでその日その時いちばんおいしい旬の厳選食材を使用する。料理を引き立たせる日本酒は季節酒、レア酒などの取りそろえはもちろん、アニバーサリーやクリスマスなどのお祝いの席を彩るワインやシャンパンも充実。
桐材の壁が使用された個室は、テーブル席のほか足を伸ばしてくつろげる掘りごたつの部屋も。気兼ねすることなく親しい人との大切なひとときを過ごせそう。カウンター席からは職人の手さばきにより厳選食材が逸品に変化する姿を目の前で見ることができ、五感も刺激される。清廉な和の情緒漂う空間で、心安らぐ上質なひとときを過ごして。
和庭園が広がる隠れ家ホテルの懐石料理店で、四季折々の和食を【日本料理 縁/庭のホテル 東京(水道橋)】
JR水道橋駅から徒歩3分という場所にありながら、路地裏にひっそりと佇む「庭のホテル 東京」は、『美しいモダンな和』をコンセプトに日本の美を追求した上質な空間が、国内外のゲストから人気の隠れ家ホテル。
そんなホテルの1階離れにある「日本料理 縁(ゆくり)」。大きな窓に広がる中庭の景色を楽しみながらいただけるのは、産地直送の魚介など厳選素材で作られた四季折々の会席料理。コースごとにテーマとストーリーが織り込まれ、器に盛りつけられた料理を一皿ひと皿五感で楽しむことができる。
また2020年12月より、懐石コース中心のレストランから、1品料理から気軽に楽しめるレストランへと生まれ変わるので、コースで楽しむのももちろん、好みの料理をアラカルトで楽しんでもOK。
料理を通して、人と人との“縁”が生まれるようにと名付けられた店名の通り、あたたかなおもてなしが魅力の「日本料理 縁」で、季節感あふれる繊細で美しい品々に舌鼓して。
大正浪漫の風情漂うレトロな一軒家で、粋なモダン和食を楽しむ【神楽坂 創彩割烹 清水(神楽坂)】
大正時代に花街として賑わいを見せ、今なお風情が残る神楽坂は、石畳の細い路地や神社、料亭が立ち並ぶ。そんなエリアに佇む一軒家レストラン「神楽坂 創彩割烹 清水」。芸者の住まいとして利用されていた一軒家を改装して作られた店内は、大正時代のアンティーク品が随所に散りばめられており、大正浪漫を感じるレトロな雰囲気。
そんな古き良き時代の風情を感じながらいただくのは、日本料理の伝統を守りつつ、斬新なアイディアを取り入れた粋な和食の数々。星付きレストランで修業を重ねたシェフ自ら毎朝市場に出向き、納得した食材だけを使っているという。市場の人たちとの信頼関係を築き、ほんの一瞬の“最上の旬味”を逃すことなく仕入れている。国産の食材のみを使ったコースは、美しい四季の移ろいを表現した「八寸」から始まり、細やかな仕事ぶりが光る優しい味わいの「玉地蒸し」など、自然の息吹がほとばしる繊細なお料理の数々が楽しめる。
料理以外にも、ここでしか味わえない酒蔵の日本酒や、栃木にある農園が作るジャパニーズワインなどマニアックなお酒の取り揃えも魅力のひとつ。大正浪漫の情緒あふれる雰囲気の中、時代に思いを馳せながら粋な料理とお酒に酔いしれて。
ふらの和牛を使った料理に舌鼓!旬の厳選食材が織りなす割烹料理【料理屋 とき彩(六本木)】
六本木通りと外苑西道理が交差し高級飲食店も多く立ち並ぶ大人の街、西麻布エリアにある「料理屋 とき彩」。ここでは食材を見極めるスペシャリストが選び抜いたその日いちばんおいしい旬食材を料理人の手仕事により素材の持ち味を存分に生かした、四季折々の割烹料理が楽しめる。そんな彩鮮やかな旬の味覚と見事に調和する、こだわりの器にも注目。店主が食材だけでなく器作家との交流を持ち、料理との組み合わせを考え選ばれている。
こちらでぜひとも味わいたいのは北海道・富良野で育つブランド和牛で、口どけがよく甘い脂と凝縮された旨みが特徴の「ふらの和牛」を使った料理。旨味と香りが噛んだ瞬間広がる炭火焼や、やさしくとろける加賀料理の治部煮など、料理人の手による繊細な逸品を堪能したい。
食材生産者や器の持つストーリーを大事に料理に織り込み、彩り豊かな時間を過ごしてほしいという料理長の思いが感じられる、大人の隠れ家で、大切な人と憩いのひとときを。
都会の喧騒を感じさせない上質な空間で、贅を尽くした日本料理と極上のおもてなしを【玄菜壱上(新宿)】
新宿西口駅よりすぐ、賑やかに立ち並ぶビルの2階に構える日本料理店「玄菜壱上」。都心にありながら、都会の喧騒を忘れさせてくれる上質な空間と、まごころを尽くし和の精神にならった質の高いおもてなしが、心ほぐれるひとときを提供してくれる。現地に足を運び、確かな目利きで仕入れる旬の厳選食材を、修行を重ねた職人が丹精込めて調理する極上の日本料理を堪能して。
おすすめは産地より直接仕入れている活魚を使った品々。北海道産のきんきの煮つけや鱧のフリットなど、厳選した活魚はぜひ味わってみて。また生きた酵母をそのまま残したビールで、選ばれたお店でしか取り扱わない「白穂乃果」も、料理と一緒に味わいたい。
職人の技を目の前で楽しめるカウンター席や、まわりを気にせずゆるりと過ごせる個室などもあるので、シーンに応じて希望してみるのもいいかも。
こちらもチェック!クリスマス特集2020
いつもとはひと味違う雰囲気になりそうな2020年のホリデーシーズン。激動の1年だったからこそ、今年のクリスマスは心と身体をしっかり労わって、大切な人たちに想いを馳せる“やさしい時間”にしませんか? 自分に癒しのご褒美をあげたり、大切な人とおこもりステイを楽しんだり。離れた所にいる家族や友人とは一緒にパーティを楽しんだり、ギフトで想いを伝えたり。今年らしい“ニューノーマル”なホリデーの楽しみ方をご提案!
WRITING/MOMOKO SANO