虎ノ門タニーチャ ランチ 編集部レポート

虎ノ門タニーチャの華麗なイタリアンランチを編集部がレポート。小さな隠れ家でトリュフのスパゲットーニや飛騨牛の炭火焼きを

更新日:2025/06/11

虎ノ門ヒルズより徒歩すぐのイタリア料理店「虎ノ門タニーチャ」。こちらは、北イタリアで研鑽を重ねたシェフによる絶品の料理、マダムによる丁寧なおもてなしで、なんと90%以上が常連客だそうです。

そんな名店で味わうのは、素材本来のおいしさを引き出し、和と洋を融合させた美麗料理。箸でいただく6種の前菜盛り合わせ、2種の牛肉などが登場します。小さな隠れ家レストランの魅力を編集部の舩坂がレポート。

朗らかなマダムがお出迎え。虎ノ門の小さなリストランテ

夫婦で営む小さな隠れ家レストラン「虎ノ門タニーチャ」は、知る人ぞ知る名店。

ドアを開けると、ソムリエであるマダムが温かく出迎えてくれます。そして、店内は落ち着いた雰囲気でとても居心地がよく、東京の中心地にいることを忘れてしまいそう。高級店というと、つい緊張してしまいますが、こちらでは肩肘を張らずに、初めての訪問でも安心して過ごすことができました。全12席という小さなレストランだからこそ、心のこもった料理をいただけ、きめ細かやかなサービスが受けられるのかもしれませんね。

ちなみに、タニーチャという店名は、シェフの苗字「茶谷(チャタニ)」からつけられているそうですよ。

有田焼の器に盛り付け。和と洋が融合した美しき前菜

まずは、懐石料理の八寸を思わせるような「前菜(季節の料理6品の盛り合わせ)」です。こちらは、タニーチャのために特別に焼かれた有田焼の器に美しく盛りつけられたひと皿。和の趣を感じられ、お箸でいただくスタイルや優雅な見た目に心が弾みます。

北海ホタテとイタリア野菜・プレコーチェの組み合わせや、シェリービネガーでいただく長崎小長井の真牡蠣など、日本とイタリア食材の融合が楽しい。日本酒との相性もよくて、リクエストすればワインだけではなく日本酒も大好きなマダムがおすすめのお酒を提案してくれます。

塩水雲丹を浮かべた、イタリア産白アスパラのスープを

続いての前菜は「イタリア産ホワイトアスパラガスのスープ」。鮮やかなアマランサスを飾り華やかな雰囲気に。シェフのセンスが光ります。

ホワイトアスパラガスのスープと、軽くソテーしたホタルイカ、さらに塩水ウニを組み合わせ、まさに贅沢の極みのよう。こんなにも素晴らしいスープは、記憶に残る逸品になりそうです。

まるでレアのよう。初夏を感じさせるトキシラズのソテー

最後の前菜で登場したのは、「低温調理した北海道白老産トキシラズを新タマネギとイタリア産グリーンピースのソースで」。シックな色合いの有田焼に、色鮮やかな魚とフレンチキャビアと呼ばれる鱒の卵とのコントラストが美しく、気分華やぐ見た目です。

使っている魚はタマゴを持たないサケ・トキシラズ。低温調理によって、レアに近い絶妙な火入れがされています。脂がのっていて、ふっくらとした旨みが広がっていく・・・。みずみずしく甘みたっぷりの新玉ネギに、爽やかなグリーンピースのソースがよく合い、初夏を感じさせるお料理でした。

香ばしく焼き上げた、ふたつの牛ローストを食べ比べ

本日の牛肉料理は、「飛騨牛サーロイン 大分産米仕上牛のイチボ」です。異なる2種のブランド牛を食べ比べできるは、とても魅力的。飛騨牛は定番で、もう一種は本日のおすすめがいただけるそうですよ。

まずは、飛騨牛サーロインから。美しくサシの入った霜降り肉で、脂の甘みが口の中でとろけていきます。もうひとつは、大分産米仕上牛のイチボです。かなり柔らかく、噛むほどに肉の旨みが。どちらも炭火で焼き上げているので、旨みを閉じ込め、スモーキーな香ばしさとジューシーな肉汁を堪能することができます。しっかりと前菜をいただいたあとに、2種の肉料理をいただくのは「ヘビーかな?」と思っていたのですが、余分な脂が落ちるよう調理されているので、まったく重くありません。

ソースは、鮎魚醤、ニンニク、子牛のダシを使ったもの。まろやかでコクがあり、肉料理でも和と洋の融合を楽しめました。お好みで、カンボジアの生胡椒の塩漬け、トリュフ塩、レモンでいただくことも。

芳醇な香りにときめき。トリュフの極上スパゲットーニ

肉料理を堪能してほしいという思いから、パスタは最後に。

本日登場したのは、「イタリア産フレッシュ サマートリュフのスパゲットーニ」で、トリュフを存分に堪能することができる一皿です。タニーチャではトリュフを使ったメニューが人気ということで、味わうのがとても楽しみ。

パスタには、イタリア産のフレッシュなサマートリュフをたっぷりとトッピング。席に運ばれた瞬間、芳醇な香りが広がって、思わずうっとりしてしまいました。シェフはトリュフの名産地・イタリアピエモンテ州で修業しており、トリュフには強いこだわりがあるのだそう。

太いロングパスタ、チーズ、バター、そしてトリュフが絡みあり、深みのある贅沢なおいしさが広がっていきます。

ダークラムの風味を効かせた、大人な味わいのパンナコッタ

いよいよラスト。本日のデザート「パンナコッタ コン ノッチョーレ トスターテときなこのジェラート」です。

ダークラムの風味を効かせた、大人な味わいのパンナコッタ。トーストしたヘーゼルナッツを散りばめ、カリッとした食感がアクセントに。食べ進めると中にもヘーゼルナッツが入っていました。奥深い味わいのパンナコッタとカラメルソースの相性が素晴らしいですね。きなこのジェラートは、さっぱりとしていてどこか懐かしい和のテイストで、コースの最後にぴったりのデザートでした。

リクエストするとメッセージ入りのプレートにしてくれるから、誕生日など特別なシーンでの集まりにもおすすめです。

どの料理もシェフのセンスを感じられて、味も見た目も大満足。常連が多いというのも納得です。
また、ランチタイムは一日一組限定なので、周囲を気にすることなく、心ゆくまでゆったりと過ごせるのも魅力です。近いうちにまた訪れたいと思いました。

和食とイタリアンの融合が楽しめる料理を提供する茶谷シェフ

北イタリアの星付きレストランで修業を積んだ、オーナーシェフの茶谷公一氏。2004年に西麻布にて「タニーチャ」を開業したのち、虎ノ門に移転。

「おいしいものをいちばんいい状態でお客様に提供したい」というシェフの思いが込められた料理は、本場の豪快で繊細な味をベースに、素材を活かしたシンプルな味付け。また、ヨーロッパや日本の厳選食材、タニーチャ用に作られた有田焼の器など、和と洋の融合もこだわりのひとつ。

シェフが作る最高の料理、ワインソムリエ・酒ディプロマの資格をもつマダムのサービス、木のぬくもりあふれる空間などの魅力にあふれ、常連客が絶えないという人気店。「常連の方が、新たな常連となるお客様をお連れしてくださります」と茶谷シェフ。気兼ねなく利用できるイタリアンの名店は、仲間との記念日のお祝いやビジネスでのご接待や会食など、大切なシチュエーションにぴったり。

レストランDATA

スポット名
虎ノ門タニーチャ
電話番号
0364357942 0364357942
住所
東京都港区西新橋3-5-1 橋場ビル1F
営業時間
ランチ:12:00~15:00(12:00LO)
ディナー:18:00~24:00(22:00LO)
交通アクセス
東京メトロ 日比谷線 「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩5分
都営三田線 「御成門駅」A5出口 および「内幸町駅」A3出口より徒歩7分
東京メトロ 銀座線「虎ノ門駅」より徒歩9分
JR各線「新橋駅」烏森改札口より徒歩10分
都営大江戸線「汐留駅」西口より徒歩10分
取材ランチコース内容
※その日の最高の食材をつかったシェフのお任せのお料理のため、お料理内容は日々変わります
■アミューズ

■前菜(季節の料理6品の盛り合わせ)
・北海シマエビとソラマメのカラスミあえ
・北海ホタテとプレコーチェをイタリアトマトのビネガーで
・長崎小長井の真牡蠣をシェリービネガーで
・毛ガニの身をその蟹味噌とイタリアの白バルサミコで
・スズキとローストした芽キャベツ、イタリアのキャビア
・青森産カモのローストとアスペルジュ・ソバージュをバルサミコで

■前菜
イタリア産ホワイトアスパラガスのスープ

■前菜
低温調理した北海道白老産トキシラズを新タマネギとイタリア産グリーンピースのソースで

■本日の牛肉料理
飛騨牛サーロイン 大分産米仕上牛のイチボ

■パスタ
イタリア産フレッシュ サマートリュフのスパゲットーニ

■本日のデザート
パンナコッタ コン ノッチョーレ トスターテときなこのジェラート

■お食後のお飲み物&小菓子
取材ランチコース料金
13200円(税・サ込)
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※記事は2025年6月11日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります