
銀座駅から徒歩3分とアクセスのいい、フレンチレストラン「ラール・エ・ラ・マニエール」。地下へ降りて行くと、そこはエレガントな空間に。
世界一の名シェフの下で修業を積んだ久保田シェフが作るのは、印象的なビジュアルに、伝統と新しさが融合する極上のソースが決め手の料理。黒い塊にドキッとする前菜や、ロゼ色に火入れされた仔牛のロティなど、物語のようなランチコースに感動します。編集部の杉本がレポート。
銀座のフレンチレストランならではのエレガントな空間
銀座駅からほど近い「ラール・エ・ラ・マニエール」。ビルの地下に足を運ぶと、エレガントな佇まいの空間が広がっています。
店名をあしらったデコラティブな壁の装飾、モールディングを施した壁、赤いバラを飾ったテーブルなど、正統派のフレンチレストランらしい気品ある雰囲気。
高級フレンチということで、少しドキドキしていましたが、オレンジ色の柔らかな灯りが緊張を和らげてくれました。
カニ、レバームース、2種の洗練されたアミューズを堪能
アミューズは、「毛蟹」「レバームース」の2品が登場。
一品目の「毛蟹」は、アオサとお米のチップスの上に、北海道産の毛蟹、セミドライトマトと蕗のとうのペーストを重ねています。パリッとした食感がいいですね。
もう一方は、黒ゴマのサブレでサンドした「レバームース」。ほろっとほどける食感に、ふわりと広がるゴマの香ばしさ。レバーは臭みがなく、とろけるようなクリーミーさで、お酒にもぴったりな味わいです。
ソースが目を引く!芸術的な佇まいに圧倒される鰹の前菜
続いて登場したのは「鰹」。その名前からは想像できない、アーティスティックな盛り付けに大興奮。藁焼きにした鰹は、アメリカのスパイス「オールドベイ」でマリネされ、ほんのりスモーキーな香りが漂います。
ひときわ目を引く鮮やかなソースは、ビーツやハイビスカス、ザクロを使用。まるでルビーのように輝くジュレも、ザクロとハイビスカスで仕立てられていて、初夏にぴったりのフルーティーで爽やかな味わいです。
旨味たっぷりの鰹に、甘酸っぱい茗荷のピクルスや、トレビスのチップを合わせると、食感や味わいが変化。最後まで楽しくいただくことができました。
驚きの黒いビジュアル!エスプーマで味わう蛸のベニエ
人気メニュー「蛸」も、衝撃的なビジュアルなんです。
真っ黒な塊の正体は、やわらかく炊き上げた蛸の足を、スミを練り込んだ黒いベニエ生地でサクッと揚げたもの。下に敷かれているのは、蛸の出汁にバジルを加えたオランデーズソースのエスプーマ。ふんわりした泡のソースは、ベニエの香ばしさとよく合います。
ほろ苦く焦がしたケール、酸味のきいたピクルスと一緒に味わうことで、軽やかさと磯の香りを感じることができました。
水分量が多くもっちり食感。自家製の焼きたてパン
前菜の後半に登場する「パン」はお店で焼き上げていて、国産小麦を使ったリュスティックをいただきました。
表面はパリッとしていて、水分量が多いから中はもっちもち。小麦の味わいが力強くて、シェフこだわりのソースに絡めたり、自家製のホイップバターとの相性も最高です。
贅沢すぎるブイヤベースソースで味わう、石鯛のソテー
お次は、魚料理の「石鯛」です。ソースはその場でかけて仕上げてくれるので、臨場感を楽しめるのも嬉しい。
石鯛の塊を炭火で焼き上げ、おいしいところだけを提供。皮目はパリッとしていて、身はふっくら。
ソースはお酒を効かせたブイヤベースを煮詰めたものなのですが、このためだけに海鮮を仕入れてリッチに仕立てているんですよ。存在感のある贅沢なソースは、最後の一滴まで飲み干したくなってしまいますね。パンにつけていただくのもおすすめ。
ロゼ色の美しい焼き上がり。フランス産仔牛のロティ
肉料理の「仔牛」は、フランス・ブルターニュ産のロース肉を使用。塊のままじっくり火入れされて、美しいロゼ色に。アルビュフェラソースが濃厚な旨みを添え、ミルキーな肉の味わいをぐっと引き立てます。
素材のおいしさを丁寧に引き出しつつ、伝統的なフレンチソースで深みを加える・・・これぞ、シェフの真骨頂。いつまでも食べていたくなるほど絶品でした。
円を描くように添えられたズッキーニのピューレ、ソテーしたレタスにパンチェッタをのせた付け合わせも手の込んだ一品です。
花のあしらいもかわいい!いちごの可憐なデセール
デセールは、シンガポールの星付きレストランでシェフパティシエだった方が手がけています。今回いただいたのは、愛らしい見た目の「苺、ココナッツ、パンダンリーフ」。
上の部分は、スライスしたいちご、パンダンリーフのアイス、ホワイトチョコ、ライムのマシュマロ、その下には、ココナッツのムースが隠れています。ライムやいちごのさっぱりした味わいと、ココナッツの甘みのバランスがよく、口の中でスッととろけていきます。
サブレは、薄めの生地と厚めの生地があり、ふたつの食感を楽しめるのがポイントです。

友達などの誕生日祝いに!キュートなホールケーキが登場
こちらのプランでは、こんなにかわいいメッセージ入りのホールケーキを用意してくれるんですよ。友達の誕生日など、お祝いのシーンにぴったりです。
飲み物は、コーヒー、紅茶のほか、和紅茶やハーブティーも。食後のドリンクのラインナップが豊富なのって魅力的ですよね。今回は、日本ではなかなか見かけない、フランスの高級オーガニックハーブティー「ティザンヌ」のエグザルタントを選びました。爽やかなレモングラスとペパーミントの香りにホッと癒されます。
まるで、1冊の物語を読んでいるようなコースに、終始うっとり。グルメな友達とぜひ体験してほしいです。最後まで美しくおいしいランチコースに大満足でした。
伝統と革新を融合させたフレンチを作る、久保田公司シェフ

鹿児島出身の久保田公司シェフ。日本を代表するフレンチの名店で研鑽を積み、虎ノ門の「ラルジャン」や永田町の「MAZ」では、要職を務めた。その後、2023年10月に「ラール・エ・ラ・マニエール」シェフに就任。
クラシカルな調理法を大事にしながら、革新的なエッセンスを加えているのが、久保田シェフ流。務めていた「MAZ」は、2023年の「The World’s 50 Best Restaurants」で1位を獲得した南米ペルーのレストラン「Central」が手掛けており、イノベーティブな料理が話題。そこで、先進的な料理を学んだのだそう。
「見た目の美しさ、旬の食材を大切にしながら、食べておいしい料理」をモットーに、日本の食材をフランスの手法で、フランスの食材を日本らしくアレンジしています。
「前菜はすごく遊んで、メインは大好きなクラシックとコースの抑揚を考えています。長いコースになるので、最後まで楽しんでほしいという思いから、ソースはとびきり贅沢に仕立てています。フォンドボーも自家製ですよ」と久保田シェフ。
おひとりさま限定!高級フレンチで「ランチ会」開催
自分へのご褒美に美味しい料理、洗練空間、一流サービスが揃った、エレガントでラグジュアリーなランチ(=エレガンス・ランチ)を楽しみたい! 今回はこの記事で紹介した「ラール・エ・ラ・マニエール」で、おひとりさま同士4名のランチ会を開催。参加はおひとりさま限定で、同じ回に参加する人が4名集まれば、1名分が無料に。初めましての方と同じテーブルで、編集部も感動した贅沢ランチを楽しんでみては?
7月1日限定 エレガンス・ランチ会
■金額:10890円(税・サ込)
4名様ご予約で1名様あたり8167円に!
■日程:2025/7/1(火)限定
■時間:12:00入店~
レストランDATA
- スポット名
- ラール・エ・ラ・マニエール
- 電話番号
- 0335627955 0335627955
- 住所
- 東京都中央区銀座3-4-17 オプティカB1F
- 営業時間
- ランチ:11:30~15:00(13:00LO)
ディナー:18:00~23:00(21:00LO)
- 交通アクセス
- 東京メトロ銀座線、丸ノ内線、日比谷線「銀座駅」C8出口より徒歩3分
有楽町線「銀座一丁目駅」5番出口より徒歩3分
JR「有楽町駅」中央口より徒歩5分
都営浅草線ほか「東銀座駅」A8出口より徒歩6分
- 取材ランチコース内容
- ・アミューズ2品
・冷前菜
・温前菜
・魚料理
・肉料理<以下より選択>
その日のおすすめ または 希少な雌の和牛フィレ肉(追加料金1名につき4840円)
・パティシエによる季節のデザート
・小菓子
・ホールケーキ
- 取材ランチコース料金
- 21175円(税・サ込)
- ホームページ
- ホームページ
4名以上のご予約で1名分無料に!高級レストランで「エレガンス・ランチ」
美食とともに語らう、至福のひとときを
大切な友人やビジネスパートナーとの特別な時間に、美味しい料理、洗練空間、一流サービスが揃った、エレガントでラグジュアリーなランチはいかが? 有名シェフの店や憧れホテルダイニングなど、OZ厳選レストランをご紹介! さらに、4名以上のご予約で1名分のランチが無料になるキャンペーンも実施中。