夏になると恋しくなるかき氷。今回は、都内の名物かき氷の魅力をご紹介。東京駅に直結した大丸東京店の中にある「茶寮都路里」は、京都にあるお茶の老舗「祇園辻利」が手がける和カフェ。シロップにもトッピングにも、自慢のお茶をふんだんに使った“お茶づくし”のかき氷が楽しめる。匠の技が光る贅沢な1品を編集部がレポート。
匠の技が光る、抹茶づくしのかき氷
「茶寮都路里」は、萬延元年(1860年)創業のお茶の老舗「祇園辻利」が手がけるカフェ。大丸東京店は現在のところ、都内で唯一の店舗。幅広い世代にお茶を広めたいという想いからつくられたお店で、宇治茶を使ったさまざまなスイーツを提案している。東京駅に直結という便利さもあって、買い物や旅の疲れを癒やすために足を運ぶ人も。また、店頭でもお茶やお菓子などを購入することができる。
抹茶好きなら一度は食べておきたいのが、今年リニューアルしてお茶屋感がアップした「都路里氷」(1694円)。抹茶みつをかけたふわふわの氷と、小豆、白玉という定番の組み合わせに、抹茶ゼリー、ほうじ茶ゼリー、抹茶アイス、玄米茶アイスがプラスされた、まさに“お茶づくし”のかき氷。
一般的には、70℃前後でいただくのが最適とされる抹茶。抹茶ならではの豊かな香りや旨み、色を、冷たいデザートでも楽しませるのは匠の技。京都でも人気の抹茶のアイスクリームやゼリーは何度も何度も試作を繰り返し、現在のレシピに辿り着いたのだとか。
かき氷の抹茶蜜に使用する抹茶も、配合や分量など、さまざまな工夫が凝らされているという。
ほかにもある!お店の人気メニューや雰囲気をチェック
食べるごとに味わいの変化を楽しめるかき氷!
黒糖きな粉みつをたっぷりと使った「鞍馬」(1694円)は、都路里でも根強い人気を誇るメニュー。濃厚なほうじ茶アイス、まろやかなバニラアイスのほか、白玉、抹茶ゼリー、ほうじ茶ゼリー、小豆が絶妙にマッチした和を感じる一杯。コクがありながらさっぱりといただける夏にぴったりの味わい。
定番のパフェもおすすめ
都路里といえば外せないのがパフェ。人気の「特選都路里パフェ」(1892円)は抹茶アイス、抹茶カステラ、抹茶ホイップと、抹茶素材をふんだんに使用。もちもちした食感の白玉と小豆の相性が良く、格別なおいしさ。
銀座の街を見下ろしながらほっと一息
お店があるのは大丸東京店の10階。売り場の一角にありながら、BGMには琴が流れ、静かで落ち着いた雰囲気が魅力。八重洲の街を一望できる窓側のカウンターは特等席。ひとりでも気軽に入りやすく、男性のおひとり様も多いそう。
「茶寮都路里」周辺の食事スポットはこちら
かき氷DATA
- 開催日程
- 6月~9月下旬
- メニュー
- 都路里氷、鞍馬
- 氷の特徴
- 純氷
- シロップの特徴
- かき氷専用にブレンドした抹茶みつ、ミルクみつ
- トッピング
- 白玉、ゼリー(各110円)
- 入店・待ち時間について
- 平日のお昼時が比較的入りやすく、狙い目
DATA
- スポット名
- 茶寮都路里 大丸東京店
- 電話番号
- 0332143322 0332143322
- 住所
- 東京都千代田区丸の内1-9-1 大丸東京店10F Map
- 営業時間
- 10:00~20:00
※ラストオーダーは閉店の30分前
※状況により変更となる場合があります
- 定休日
- 不定休 ※大丸東京店に準ずる
- 交通アクセス
- JR「東京駅」八重洲北口より直結
- 予約
- 不可
- その他のメニュー
- パフェ1518円~やお茶とお菓子のセットなども
- ホームページ
- 「茶寮都路里 大丸東京店」公式HP
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PHOTO/AYA MORIMOTO TEXT/MINORI KASAI