@Kitchen AOYAMA

【体験レポ】フードロスに挑むシェアキッチン型レストラン「@Kitchen AOYAMA」が表参道にオープン!

更新日:2020/11/04

“フードロス”をテーマにしたシェアキッチン型のレストラン「@ Kitchen AOYAMA」が11月4日(水)表参道にNEWオープン! フレンチ・イタリアンの星付きレストラン出身のシェフや元パレスホテル東京のパティシエなど、腕のあるシェフが5人揃った新スタイルのレストランで、フードロス食材を使ったオリジナルメニューを提供していると聞き、オズモール編集部のSがリサーチしてきました。

5つの一流レストランの味が一度に食べられる!?シェアキッチン型レストランに注目

5つの一流レストランの味が一度に食べられる!?シェアキッチン型レストランに注目

表参道駅から徒歩4分、ラ・ポルト青山の地下1階の奥に位置する「@ Kitchen AOYAMA」。簡単に言うと“大人のフードコート”と聞いていたのですが、足を踏み入れた瞬間、良い意味で予想を裏切られました。店内は広々としたオープンキッチンを囲むカウンター席、8名がけの大きなテーブル席、奥にはゆったりとしたコの字型のソファ席があり、落ち着いた照明がまるでダイニングバーのような雰囲気。

ここでは5店舗のシェフがひとつのキッチンをシェアし、それぞれ得意ジャンルの料理を提供。複数の一流レストランの味を一度に味わえる、贅沢なコンセプトのレストラン。渡されたデジタルメニューの二次元バーコードを読み込むと、前菜10種・メイン7種・パスタ10種・デザート9種とおいしそうなメニューがずらり。デジタルメニューにすることで、プラスチックを極力使わないことを意識しているそう。

“フードロス食材”がシェフの魔法でオシャレな一皿に変身!

“フードロス食材”がシェフの魔法でオシャレな一皿に変身!

実はこのレストラン、提供される料理の一部に“フードロス食材”が使われているんです。農家で傷がついてしまったり、規格外サイズだったり、作りすぎてしまったことで出荷できずに廃棄されてしまう野菜。そんな野菜を少しでも多く救うため、全国5つの農家や事業者と提携し、毎週ランダムに届く様々な食材を提供する料理の付け合わせやソースにアレンジ。これが実現できるのは、どんな食材でも余すことなく使い切れる腕のあるシェフが揃っているからこそ。

私たちがおいしい料理を食べるだけで、農家のフードロス削減に貢献できていると思えると、ちょっと良いことした気分に。
今回は3人のシェフのおすすめ5品を試食してきたので、使われているフードロス食材にも注目しながら、実食レポートをお届けします!

【フレンチ】生マグロのニース風サラダとオレンジ風味の鴨ロースト
フードロス食材:バジル、トマト、パプリカ、ラディッシュ/オレンジ、アンディーブ

【フレンチ】生マグロのニース風サラダとオレンジ風味の鴨ロースト

フレンチ専門店「HAYATO」三角シェフおすすめ1品目は「ニース風サラダ 880円」。普通はツナを使うところ、生のマグロを大きめにカットして使っており、食べ応えのある一品。パプリカ、バジル、アイオリソースと3種の味をからめて堪能できる。味の決め手はコラトゥーラという魚醤で、仕上げに黒オリーブのパウダーがかかっている。見た目も味もおしゃれで、前菜から満足感が高まる逸品。

2品目は「鴨ロースト オレンジ風味のソース 2189円」。鴨と相性の良いオレンジを合わせたメイン料理は、オレンジのさわやかな甘酸っぱさの後に、しっとりとした鴨肉の旨みがやってくる。2種のオレンジリキュールを使ったビガラードソースが甘いので、やや苦味のあるシャキシャキとしたアンディーブと交互に食べるとちょうど良い。

【イタリアン】クリーミィで濃厚なブラータチーズとほろほろのスティンコ
フードロス食材:ルッコラ/トウモロコシ

【イタリアン】クリーミィで濃厚なブラータチーズとほろほろのスティンコ

イタリアン専門店「il drago」桐山シェフおすすめ1品目は「ブラータチーズと生ハム 1650円」。真っ白でもちもちとした弾力のブラータチーズにナイフを入れると、とろっとろのモッツァレラと生クリームが一気に溢れだしてびっくり。ふんだんにのせてある生ハムと一緒に口に運ぶと、クリーミィなチーズとミルクの香りがふわっと口の中に広がり、程よく効いた生ハムの塩気で思わずワインが欲しくなる。ブラックペッパーとオリーブオイルというシンプルな味付けが、素材のフレッシュさを物語っていて、これは絶対に食べて欲しい!

2品目は「スティンコ ラムスネ肉の白ワイン煮込み 2475円」。ラムスネ肉を香味野菜と白ワインとビネガーで2~3時間蒸し煮してあり、柔らかくホロホロしたお肉が、口の中でほどける食感。野菜と肉をじっくり煮詰めた際に出たソースが上品でやさしい味付け。付け合わせのポレンタは、とうもろこしの粉を炊いたもので、マッシュポテトよりもつぶつぶとした舌ざわり。飾りにのせたローズマリーは自家製で、レストラン内のプランターで育てているそう。

【スイーツ】シナモン香る上品で大人なチョコレートムース
フードロス食材:ラフランス

【スイーツ】シナモン香る上品で大人なチョコレートムース

スイーツ専門店「sono libelte」水野シェフおすすめの1品は「洋梨のコンポートとチョコレートのムース~シナモンのアイスクリーム~1320円」。提供される料理がしっかりとしたものが多いことから、デザートはさらっと食べられる軽さを意識しているとのこと。

しっかりめに泡立てた生クリームを使ったミルクチョコレートのムースは、口の中に入れた瞬間ふわっと溶けてなくなる軽さ。甘すぎないチョコレートに洋梨のコンポートとシナモンのアイスクリームがマッチした大人の味。口あたりがなめらかなムースに、美しく飾られたパリパリのチョコレート、サクサクしたクッキーと、食感の違いも楽しめる。

このほか、季節のフルーツを使ったショートケーキやタルトタタン、モンブランなどパティスリーで食べられるようなケーキがたくさん。デザートが本格的だと最後までワクワクできるのが嬉しい。

星付きレストラン出身や元ホテルパティシエなど有名シェフが揃ったシェアレストランで贅沢なアラカルトを

星付きレストラン出身や元ホテルパティシエなど有名シェフが揃ったシェアレストランで贅沢なアラカルトを

イタリアンは「ラ・パスタイオーネ」オーナーの篠原氏と元「Ostu(オストゥ)」のシェフ桐山氏、フレンチは元「KEISUKE MATSUSHIMA」副料理長の三角氏、和食は「会員制 寿司割烹鷹勝 銀座本店」板長の橋本氏、スイーツは元「パレスホテル東京」のパティシエ水野氏と、星付きレストランや会員制寿司割烹で修業を重ねてきた有名シェフばかり。

コースではなくアラカルトで好きなものを頼めるので、各店舗のメニューを頼んで少しずつシェアするもよし、お気に入り店舗のおすすめコースを満喫するのもよし。また、一部のスイーツを除くすべての料理がテイクアウト&デリバリーOKなので、本格レストランの味を自宅でもゆっくり楽しめる。

新スタイルのシェアキッチン型レストランで、おいしく気軽にフードロスに貢献する体験をしてみては?

※撮影のため、一時的にマスクを外しております
※寿司専門店は2020年内は日曜日のみの料理提供となります
※記載している金額は消費税・サービス料込みの金額となります

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@ Kitchen AOYAMA
スポット名
@ Kitchen AOYAMA
住所
東京都渋谷区神宮前 5-51-8 ラ・ポルト青山 B1F Map
営業時間
11:00~23:00
定休日
無休
交通アクセス
東京メトロ各線「表参道駅」B2出口より徒歩4分、JR「渋谷駅」東口から徒歩 10 分
ホームページ
公式HP

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WRITING/KANA SAWADA(OZmall)

※記事は2020年11月4日(水)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります