東京マリオットホテル「Lounge & Dining G」で2024年2月29日(木)まで開催される「Strawberry & Bean-to-bar Chocolate Afternoon Tea」は、厳選した紅ほっぺと自家製ビーントゥバーチョコレートのマリアージュを楽しめるアフタヌーンティー。東京マリオットホテルでしか絶対に実現できないこだわりのスイーツの数々を楽しめます。ペストリーシェフ・石和悟さんの深すぎるこだわりをお聞きしながら、編集部が実食してきました。
編集部が東京マリオットホテルの「Strawberry & Bean-to-bar Chocolate Afternoon Tea」を体験
東京マリオットホテルのアフタヌーンティーといえば“素材”へのこだわり。
これまでも、夏の桃は「白鳳」と「あかつき」、秋のブドウは「ナガノパープル」と「シャインマスカット」など、厳選した旬のフルーツをベストな状態で味わえるアフタヌーンティーを提供してきました。
今回の主役であるいちごは、静岡の伊豆ホーリーズが生産した「紅ほっぺ」を採用。こちらもシェフ自ら産地に足を運んで選び抜いた逸品で、甘みと酸味のバランスが絶妙です。
フレッシュな紅ほっぺの魅力を堪能できるのが「紅ほっぺ&チョコレートパフェ」。
口に入れた瞬間に甘酸っぱい果汁がじゅわっと広がり、いちごそのもののおいしさに感動! 北海道産100%のミルクでできた濃厚な生クリームと重なり、絶妙なハーモニーを奏でます。食べ進めるごとにいちごのジュレ、ビターなチョコレートソースなどと交わり、最後のひと口まで味の変化を楽しめるので、食べ終えてしまうのがもったいないほど。
トッピングのカカオニブ(砕いたカカオ豆)は、ザクザクとした食感のアクセントだけでなく、ビターな味わいでパフェの味わいを引き締めてくれます。
もうひとつの主役はもちろん、ビーントゥバーの自家製チョコレート!
ビーントゥバー(Bean to Bar)とは、カカオ豆からチョコレートになるまで一貫して製造を行うことで、東京マリオットホテルでは2022年に製造環境を整備。カカオ豆の選定や配合・コンチング(撹拌)など、ホテル内でいちからチョコレートを作れるようになりました。
これにより、スイーツごとにチョコレートのカカオ分を変えたり、複数の産地のカカオを組み合わせたりと、異次元のこだわりを実現しています。
例えば「紅ほっぺのチョコレートショートケーキ」は、自家製チョコレートをスポンジとクリームに使用していますが、クリームに使う際はあえてミルクチョコレートにアレンジ。「ミルク感とカカオのコク、両方を感じられるのがポイントです」と石和シェフは語ります。
チョコレートが好きな筆者のおすすめは、「紅ほっぺとビーントゥバーチョコレートのムース」。
艶やかなムースには、カカオ58%のビーントゥバーチョコレートを使用。中には紅ほっぺの自家製コンポートが入っています。
「チョコレートはムースにすると重たい印象になるので、あえてカカオ分を低めにしています。そのかわり、カカオ豆は香り高いコロンビア・シエラネバダ産を選びました」と石和シェフ。
実際に食べてみると、カカオ分を抑えたとは思えないほど、チョコレートの香りが口いっぱいに広がります。爽やかな紅ほっぺのコンポートに出会うと、カカオの深みがグッと引き立ち、絶品です。
スコーンは、卵不使用ながらしっとりとした食感を生み出せるよう、粉の配合からこだわった品。カカオ豆はコロンビア産と、フルーティーなマダガスカル産を半々で使用しており、華やかな酸味を堪能できます。
「うちのスコーンはしっとりと仕上げてあるので、クロテッドクリームなしでもおいしくいただけると評判なんです。ぜひ自家製のいちご&ラズベリーコンフィチュールと合わせて召し上がってください」(石和シェフ)
石和シェフが“ビーントゥバーチョコレートの魅力を体感できるスイーツ”と太鼓判を押すのが「ビーントゥバーサブレサンド」。
サブレ生地とミルクチョコレートクリームの両方に、カカオ分62%のビーントゥバーチョコレートを使用しています。配合はスコーンと同じ、コロンビア産とマダガスカル産の1:1。
ビターな仕上がりながら、カカオ本来の果物のような香り、ザクザクとした食感が楽しめて、シェフ自慢の品というのもうなずけます。
セイボリーには、いちごの色合いにぴったりなアイテムが登場。
「ボルシチ風ビーフ煮込みパイ包み」は、香ばしく焼きあげたパイを割ると、牛肉のうまみがたっぷり詰まった真っ赤なスープがお目見え。牛肉がゴロゴロ入っていて、満足感たっぷりです。
ウェルカムドリンクは、甘酸っぱいベリーミックスのシロップと、上品なTWGのスイートフランスティーを組み合わせたモクテル。おかわり自由のドリンクは、コーヒーセレクション5種のほか、TWGの紅茶8種類が楽しめます。シェフのおすすめは定番のダージリンやアールグレイティー。
「シンプルな紅茶と合わせると、いちご本来のおいしさやチョコレートのカカオ感など、こだわりが伝わりやすいと思います」(石和シェフ)。
シェフがいちごとチョコレートの両方に向き合い続けて完成した珠玉のティーセット。
クオリティの高い素材を使っていることはもちろんですが、いちごとチョコレートのマリアージュがどれも素晴らしく、互いを引き立てあっているのが印象的でした。
いちごとチョコレートは、ともにスイーツのなかでもファンが多いジャンルですが、両方のファンに全力でおすすめしたい! そんな使命感すら芽生えるような、必見のアフタヌーンティーでした。
イベントDATA
- イベント名
- Strawberry & Bean-to-bar Chocolate Afternoon Tea
- 開催場所
- 東京マリオットホテル「Lounge & Dining G」
- 開催日程
- 2024/1/5(金)~2/29(木)
※ご予約は2名様より2日前までの事前予約制となります
- 開催時間
- 【2部制】13:00~/15:30~
- フード内容
- 【スイーツ】
<上段>
・紅ほっぺ&チョコレートパフェ
・紅ほっぺのチョコレートショートケーキ
・紅ほっぺとビーントゥバーチョコレートのムース
・いちごのポッピンチョコレート
<下段>
・ビーントゥバーサブレサンド
・マカロンフレーズ&ショコラ
・紅ほっぺの生チョコタルト
・スコーンショコラ いちごとラズベリーのコンフィチュール添え
【軽食(セイボリー)】
・ボルシチ風ビーフ煮込みパイ包み
・スモークサーモンのスティックサンド
・3種根菜のケークサレ スパイスの風味を添えて
・カブのムースとビーツのコンソメ
※記載の提供内容は変更になる場合がございます
- ドリンク内容
- ・「TWG Tea」ティーセレクション8種
・コーヒーバリエーション5種
※銘柄変更・おかわり自由
- 料金
- 1名 7500円
※税・サービス料込
- ホームページ
- 公式サイト
スポットDATA
- スポット名
- 東京マリオットホテル「Lounge & Dining G」
- 電話番号
- 0354883929 0354883929
- 住所
- 東京都品川区北品川4-7-36 東京マリオットホテル 1F
- 営業時間
- 朝食 6:30~11:00(L.O.10:30)
ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)
ティー 11:00~17:00(L.O.16:30)
ディナー 17:00~22:30(L.O.22:00)
- 交通アクセス
- 新幹線・JR各線・京急線「品川駅」(高輪口)より無料送迎バス約5分または徒歩10分
JR山手線・東京急行電鉄線・都営浅草線「五反田駅」より徒歩20分
- ホームページ
- 公式サイト
高級ホテルや人気カフェも。OZのアフタヌーンティー特集
非日常の時間・空間の中で優雅にティータイムを過ごせることから、人気の高いアフタヌーンティー。東京都内や横浜、名古屋、大阪の憧れホテルのアフタヌーンティーはもちろん、人気カフェやレストランまで、その舞台はさまざま。相手やシーンに合わせて選べるのも魅力。季節に合わせて変わるティーフードとともに、素敵な時間をどうぞ。
WRITING/KANA FUJIYA(OZmall)