コンラッド東京「抹茶のエレガントガーデン」アフタヌーンティーを編集部が体験。新緑の美しさを表現したティーセットとは？

新緑を思わせるアフタヌーンティーが登場

ペストリーシェフの岡崎正輝氏は、この季節、バー＆ラウンジ「トゥエンティエイト」から望む浜離宮恩賜庭園は生き生きとした緑の色彩が印象的と語る。抹茶のスイーツは人気があるが、過去にコンラッド東京のアフタヌーンティーのメインテーマとして抹茶を取り入れたことがなかったと気づき、今回が季節としてもベストなタイミングだと感じ抹茶を使うことに決めたという。

抹茶の旨味、甘味、時折感じるほろ苦さ、若々しい香りを意識しながら合わせる食材を選び、洋のスイーツとして仕上げられた。プレゼンテーションとしては、浜離宮恩賜庭園を眺めながらあらためて感じた日本の美を取り入れ、現代的なエレガントさが重視されている。スイーツ5種とセイボリー3種の、和のモダンデザインがコンセプトにあるコンラッド東京らしい抹茶アフタヌーンティーが堪能できる。

抹茶がふんだんに使用されたスイーツ

キャラメルチョコレートと抹茶ムースのタルトは、タルトの中になめらかなキャラメルとミルクチョコレートガナッシュを入れ、枯山水を思わせる抹茶のムースを重ね、トップにチョコレートクリームのクネルがあしらわれている。チョコレートと抹茶の風味が深い味わいを引き出す。

抹茶ラテは、ドリンクとして人気のラテをスイーツにアレンジ。コクと甘味のある北海道産の牛乳のゼリーに抹茶の旨味を凝縮した濃厚な抹茶ソースを重ね、金箔がトッピングされている。

ムースとアプリコットジャムが抜群

抹茶とアプリコットのムースは、舌触りの良い甘くほろ苦い抹茶のムースにアプリコットのジャムを忍ばせた、ほど良い苦味と酸味の組み合わせが絶妙な1品。

組み合わせが斬新な最中

マンゴーとパッションのムース　抹茶のガナッシュは、最中、抹茶、マンゴーとパッションという新鮮な組み合わせにそそられる。抹茶のサブレの上に、甘酸っぱいマンゴーとパッションのムースをのせ、なめらかな抹茶のガナッシュを絞ったピンクの最中を飾った。

抹茶を深く味わえるカップケーキ

しっかりと抹茶を感じるしっとりとした抹茶のカップケーキは、カップケーキの上に抹茶とピンクのラズベリークリームをミックスして彩り良く絞った。抹茶の深い味わいにラズベリーの甘酸っぱい香りがアクセントになったクリームがよく合う。

色のコントラストも美しいセイボリー

抹茶の豆乳ババロアに、醤油と酢の和風ゼリーを流し、上に炙った香ばしいスモークサーモン、フレンチキャビア、クレージーピーを飾ったユニークな組み合わせの1品。

鮮やかな緑の見た目と中身のギャップを楽しんで

蟹とスクランブルエッグ　抹茶ティラミス仕立ては、酒枡にスクランブルエッグと蟹を詰め、上に薄くマスカルポーネクリームで蓋をして抹茶パウダーをふった。キャビアと金箔を飾って贅沢に用意された。

抹茶香るミニハンバーガー

抹茶を練り込んだ緑色のミニバンズに、チキンポテトクリームクロケットと、さっぱりとした赤キャベツマリネを挟んだ鶏肉とポテトの抹茶クリームスライダー。レムラードソースに抹茶パウダー、そして相性の良い小豆を加え、風味と食感がプラスされている。

人気のスコーンはプレーンと抹茶の2種類を、クロテッドクリームといちごのジャムを添えて堪能できる。

おうち時間にも楽しめるテイクアウトボックス

アフタヌーンティーセットより、スイーツ4種（キャラメルチョコレートと抹茶ムースのタルト、抹茶とアプリコットのムース、マンゴーとパッションのムース 抹茶のガナッシュ、抹茶のカップケーキ）と、セイボリー2種（蟹とスクランブルエッグ　抹茶ティラミス仕立て、鶏肉とポテトの抹茶クリームスライダー）、スコーン2種（プレーン、抹茶）が入ったテイクアウトボックスも用意される。ロンネフェルト社のティーバッグ付きもうれしい。

新緑の美しい季節に着想を得た抹茶スイーツとセイボリーを、浜離宮恩賜庭園を眺めながら楽しんでみては。

おでかけ発信コミュニティ・東京女子部（@tokyo_joshibu）のレポーターと編集スタッフひろせが、新緑のようなグリーンが鮮やかなアフタヌーンティーの試食会に参加してきたので、その時の様子をお届けします。

まずは東京女子部レポーターのwakako0408さん（@wakako0408）の感想から。

「ガラスプレートに新緑をイメージした緑色のスイーツたちが美しく、これからの季節にぴったりなアフタヌーンティーだと思います。抹茶好きな方も、今まであまり食べてこなかった方も満足できるラインナップだと感じました」