ヌン茶、ヌン活とは?リピートしたくなる素敵なアフタヌーンティータイムが今、大人気
アフタヌーンティー特集

ヌン茶、ヌン活とは?リピートしたくなる素敵なアフタヌーンティータイムが今、大人気

更新日:2021/12/28

近頃SNSを騒がせている「ヌン茶・ヌン活」というワードをご存じですか? スイーツや軽食をつまみながらお茶を楽しむ、英国発祥のお茶文化“アフタヌーンティー”の略語のこと。このヌン茶・ヌン活が今空前の大ブーム。街中にはブランドコラボや進化系など目新しいものがいっぱい。なぜ今、こんなに人気に? スイーツジャーナリストの平岩理緒さんにその実態をインタビュー。ヌン茶・ヌン活の楽しみ方もあわせて伺いました。

ヌン茶・ヌン活とは?

ヌン茶・ヌン活とは?
OZmallでのアフタヌーンティー予約数推移(2019年~2021年OZmallレストラン予約調べ)

SNSでも話題集中!アフタヌーンティーが一大トレンドに

最近、ホテルやレストランを中心に大流行している「ヌン茶・ヌン活」。英国発祥の喫茶習慣“アフタヌーンティー”の略語のことですが、その人気ぶりが今すごいんです。
ホテルやレストランでは、ユニークなプランが次々登場。インスタグラムでの投稿数も「#アフタヌーンティー」が125万件、「#ヌン活」が2.3万件と、SNSでも話題を集めています。インスタグラマーやYouTuberの間では、アフタヌーンティー専門で活動している人がどんどん増えているのだとか。

OZmallのレストラン予約でも、ここ3年ほどでアフタヌーンティーの人気はうなぎ登り。2019年の同時期から比較すると、提供する店舗数は約2倍となり、予約数はコロナ禍でも伸び続け、なんと4倍近くに! 最近は、ホテルから発表される新プランのお知らせや紹介の中でも「ヌン茶・ヌン活」というワードを目にするほど。とにかく、アフタヌーンティーがいま一大トレンドになっています。

なぜ今アフタヌーンティーがこんなに人気に?

写真/スイーツジャーナリスト・平岩理緒さん
写真/スイーツジャーナリスト・平岩理緒さん

ホテルを中心に人気急上昇!
「安全に楽しめて、ちょっとした贅沢感が味わえる」

OZmallでもSNSでも人気急上昇中のアフタヌーンティー。「火が付いたきっかけは新型コロナでした」と教えてくれたのはスイーツジャーナリストの平岩理緒さん。

「飲食店が営業休止する中、夜以外は営業を継続していた場所のひとつがホテルのラウンジでした。その中でも、出かけやすい昼間に『ランチよりも高いけどディナーよりも手軽』と、ちょっとした贅沢として楽しめるアフタヌーンティーは予約する側としてはちょうどよかったんです」

旅行にいけない、飲みにもいけない。我慢が続く日々の中で、気分を上げてくれそうなホテルのアフタヌーンティーに予約が殺到したそう。

「さらにGo Toキャンペーンで需要が高まり、ホテルによっては、通常ラウンジで提供することが多いアフタヌーンティーをレストランで提供し始めるところも出てきました」

夜の外出が自粛となり、昼や夕方の需要が増えたので、ディナーの代わりになるアフタヌーンティープランを作ることで、ゲストもお店もwin-winに。おひとりさまが増えたり、テイクアウトプランが登場したのも気兼ねなくリフレッシュしたいという気持ちの表れなのだとか!

写真/中国茶とともに中華スイーツを楽しむ香港アフタヌーンティー(横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ)

レストランやカフェでも続々。
個性際立つ進化系アフタヌーンティーも

ホテルでのアフタヌーンティーの人気急上昇により、街中のレストランやカフェでもアフタヌーンティーを提供する店が続々と登場。

それぞれに創意工夫が凝らされていて、器が重箱だったり、飲茶や和食を中心としたものだったり。さらにユニークなのがコラボ系。ファッションブランド、アニメやマンガなどのカルチャー系、地方の名店など、思わずファンが飛びつきそうな独自性あふれるコラボレーションが実現。フォトジェニックなアフタヌーンティーは話題性があるほどSNSでもバズりやすく、注目の的に。

実際はお作法があって難しいイメージのあるアフタヌーンティーだけれど、平岩さんいわく「自由に楽しめるのがいいところ」。

「最初にメニューのほとんどが提供されたら、飲み物のお替わり以外には途中途中にサービスが入らないことがほとんど。甘いものの後にしょっぱいものを食べてもいいし。コース料理ほど堅苦しくなく、よりパーソナルな感じも、今の時代にあっている気がします」

午前中からアフタヌーンティーを提供しているお店でランチミーティングをしたり、夕方から夜にかけてのイブニングティーを夕食代わりにしたり、利用方法も人それぞれ。
自分スタイルで「ヌン茶、ヌン活」を楽しんでみては?

『厳選スイーツ手帖 くらべるともっとおいしい!名店パティシエの味のこだわり』(世界文化社)

今回おしえてくださったのは・・・
スイーツジャーナリスト・平岩理緒さん

マーケターとして食品メーカーなどのプロモーションやリサーチを担当し、商品開発・販促に関わった経験を持つ平岩理緒さん。

独立後に、製菓学校でお菓子の基礎知識を学び直し、スイーツジャーナリストとして様々な情報を発信。スイーツに関する著書も多数。

中でも、『厳選スイーツ手帖 くらべるともっとおいしい!名店パティシエの味のこだわり』(世界文化社)は国内外のレジェンド パティシエ42人による、パティスリーの基本のき、シンプルスイーツ12種へのこだわりを収録したスイーツ好き必見の一冊です。

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『厳選スイーツ手帖 くらべるともっとおいしい!名店パティシエの味のこだわり』(世界文化社)
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高級ホテルや人気カフェも。OZのアフタヌーンティー特集

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非日常の時間・空間の中で優雅にティータイムを過ごせることから、人気の高いアフタヌーンティー。東京都内や横浜、名古屋、大阪の憧れホテルのアフタヌーンティーはもちろん、人気カフェやレストランまで、その舞台はさまざま。相手やシーンに合わせて選べるのも魅力。季節に合わせて変わるティーフードとともに、素敵な時間をどうぞ。

WRITING/KANO NUMATA

※記事は2021年12月28日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります