今年もいちごがおいしい季節がやってきた! そのまま食べてもおいしいいちごを、さらにおいしく、華やかな見た目も楽しませてくれるデザートといえば「いちごパフェ」。今回ご紹介するのは、三越前「千疋屋総本店 フルーツパーラー」の「クイーンストロベリーパフェ」。色、ツヤ、形、おいしさとすべて揃ったクイーンストロベリーは、春の訪れを知らせるとっておきメニュー。希少ないちごのおいしさを、ぜひ味わって。
江戸時代、初めて果物専門店を開いた老舗の名店
1834(天保5)年、江戸時代後期に日本で初めて果物専門店として産声を上げた「日本橋 千疋屋総本店」。明治時代には“気軽に西洋風の食事やデザートを楽しめる店”をと、フルーツパーラーの前身の「果物食堂」をオープン。フルーツパンチやフルーツサンドイッチなど、ハイカラなメニューの数々は大人気だったそう。その後、昭和初期にフルーツパーラーが開設され、アメリカのデザートからヒントを得た千疋屋オリジナルのショートケーキやマンゴーカレーなどがメニューに加わったという。現在も日本橋本店の2階にあるフルーツパーラーでは、当時から受け継がれるメニューをいただくことができる。
千疋屋総本店を代表するマスクメロンをはじめ、一つひとつのフルーツへのこだわりはフルーツ専門店だからこそ。いろいろなメニューを食べ比べてみると、主役であるフルーツの形や味わい、香り、食感などの特徴が最大限に生きるよう、切り方や盛り付けにもさまざまな趣向が凝らされているのがわかるはず。
その言葉通り、アイスクリームやホイップクリームと一緒にパフェグラスに盛りつけられたフルーツはどれも大きめで、噛めば口いっぱいにそれぞれのフルーツの果汁や甘み、香りが広がる。
また、パフェに使用するクリームは、動物性脂肪クリームと植物性脂肪クリームをオリジナルでブレンドしたホイップクリームを使う。甘さを抑え、口どけがなめらかなクリームは、フルーツのみずみずしいおいしさが前に出るよう、絶妙なバランスに仕上げられている。
春のお楽しみのいちごパフェにも使われるクイーンストロベリーは、香川県のわずかな生産者グループが栽培している希少ないちご。市場には流通せず、千疋屋総本店でしか食べられないので、いちご好きはお見逃しなく!
ここだけでしか食べられない、特別ないちごを使ったパフェ
香川県の生産者より直送されるクイーンストロベリーは、甘みと酸味のバランスがよく色、ツヤ、形、すべて揃った、まさにクイーンのような存在感のあるいちご。
ティアラのように華やかに盛り付けられたグラスには、断面まで赤く染まったクイーンストロベリーがたっぷりと。クイーンストロベリーのシャーベットやバニラアイスクリームを絡めながら、フレッシュなクイーンストロベリーのおいしさを堪能しよう。
クイーンストロベリーパフェ
価格:3630円(税込)
発売期間:12月下旬~4月下旬頃
※クイーンストロベリーの入荷状況によって変動あり
パフェの構成
1.クイーンストロベリー
2.ホイップクリーム
3.クイーンストロベリー
4.ホイップクリーム
5.バニラアイスクリーム
6.クイーンストロベリー
7.クイーンストロベリーシャーベット
8.いちごソース
ほかにもある、「千疋屋 フルーツパーラー」の人気スイーツをチェック
幅広い年齢層から愛される、フルーツパーラーを代表するパフェ
千疋屋 フルーツパーラーの人気メニューといえば世界中から選りすぐった、とっておきのフルーツが散りばめられた「千疋屋スペシャルパフェ」もはずせない。
大きめにカットされたマスクメロンやバナナ、キウイなど定番フルーツに加えて、季節に合わせていちごやスイカなども。バナナのアイスクリームやマンゴーのピューレ、いちごソースが重なり、カラフルな断面も楽しい。
千疋屋スペシャルパフェ
価格:3410円(税込)
発売期間:通年
※トッピングのフルーツは季節によって変わることも
千疋屋 フルーツパーラー
千疋屋 フルーツパーラーがあるのは日本橋三井タワー2階。昔ながらのフルーツポンチやバナナチョコレートパフェをはじめ、伝統のメニューに加えて、シーズンごとに登場する限定メニューも魅力。1階ショップではパフェに使ったフルーツやアイスクリームなども一部購入可能。
- スポット名
- 千疋屋 フルーツパーラー
- 電話番号
- 0332411630 0332411630
- 住所
- 中央区日本橋室町2-1-2 日本橋三井タワー2階 Map
- 営業時間
- 11:00~21:00(LO 20:30)
- 定休日
- 不定休
- 交通アクセス
- 東京メトロ銀座線「三越前駅」よりすぐ
- 入店・待ち時間について
- ・混雑時は記名制。
・空いている時間帯:平日17:00以降
・待ち時間の:土日祝は30分~1時間
- ホームページ
- 千疋屋総本店の公式HPを見る
PHOTO/AYUMI OHSAKI WRITING/MINORI KASAI