気になる頭皮のにおい!原因や解消・予防法を徹底解説【美容皮膚科医監修】

気になる頭皮のにおい!原因や解消・予防法を徹底解説【美容皮膚科医監修】

夏場だけでなく、汗をかかない季節でも気になる頭皮のにおい。ちゃんとシャンプーしているのになぜ・・・と頭を抱えている人も多いはず。そこで、美容皮膚科「天下茶屋あみ皮フ科クリニック」の山田貴博先生に聞いた、頭皮のにおいの原因や解消・予防法をご紹介。

更新日:2021/04/01

頭皮のにおいとは?

※イメージ図

頭皮がにおう仕組み

頭皮は身体中で最も皮脂腺が多いところ。皮脂腺から分泌される皮脂は、髪や頭皮を保護し、健やかな頭皮をキープしている。ところが皮脂の分泌量はさまざまな影響を受けやすく、過剰になると皮膚表面が湿った環境となり、常在菌が繁殖しやすくなる。繁殖した常在菌は頭皮の皮脂や汗を分解・酸化し、頭皮からにおいが発生してしまう。

頭皮のにおいの原因

■間違ったシャンプーの仕方
シャンプーできちんと頭皮の皮脂や汚れを落とせていなかったり、シャンプー剤がしっかり洗い流せていなかったりすると、皮脂や汚れを栄養として皮膚の常在菌が必要以上に増殖してしまう。洗い残した皮脂も酸化し、においのもとに。

■シャンプー後、ドライヤーで乾かさない
頭皮は湿った時間が長く続くことでも常在菌が繁殖しやすくなる。ドライヤーでしっかり乾かさず、湿った髪のまま寝てしまうと、枕で覆われた頭皮で皮脂や汗の分泌が進み、ますます湿った環境に。雑菌が増えてにおいの原因になる。

■食生活の乱れ
肉や揚げ物などコッテリ系が好きな人は要注意。それらに含まれる脂質や動物性タンパク質がにおいのもととなってしまう。過剰な脂質や糖質の摂取も皮脂分泌を促すので、菓子類も控えめにしよう。

■睡眠不足
一見関係ないように見えて、寝不足も頭皮のにおいの原因となる。睡眠不足が続くと、自律神経のうち交感神経が優位に働く時間が長くなるため、皮脂分泌が増加してしまう。

■ストレス
仕事や対人関係などで溜め込んだストレスもにおいのもとに。肉体的、精神的なストレスを受けると、自立神経が乱れ、血行不良やホルモンバランスの崩れなどによってさまざまな変調が引き起こる。その結果、発汗や皮脂の分泌が乱れたり、免疫力が低下することで皮膚表面の雑菌が繁殖しやすくなって頭皮のにおいに繋がってしまう。また、ストレスは体内の活性酸素を増やし、皮脂の酸化を促す原因にもなるため気をつけて。

頭皮のにおいの解消・予防法

生活習慣を見直す

■食生活を見直す
まず心掛けたいのが規則正しい食事。抗酸化作用のある緑黄色野菜やミネラルバランスの整ったアルカリ性食品の海藻類、腸内環境を整える発酵食品は頭皮のにおい予防に効果的。逆に、脂質や糖質の摂り過ぎに注意し、アルコールは控えめにして。

■良質な睡眠をとる
睡眠不足もにおい問題に大きく関係するため、決まった時間に十分な睡眠時間を確保するのも大事。規則正しい睡眠をとることで体のリズムが整い、皮脂の分泌も安定する。

■ストレスケアする
ストレスもにおいに関係してくるため、日々適度な休息と運動を心掛けたい。運動はストレス発散になるだけでなく、汗腺機能が鍛えられることでサラッとした汗がかけるようになり、においのもとを減らすことにも繋がる。

自分に合ったシャンプーを使う

シャンプーは洗浄力よりも刺激が少ないことを優先して。毎日過剰に皮脂を落としすぎると、さらに頭皮の環境が悪化することに。普段のシャンプーで落としきれない汚れや皮脂は、洗浄力の強いシャンプーやスクラブを一定の間隔で使用してケアするのがおすすめ。

正しい方法でシャンプーをする

シャンプーをするときは髪の毛ではなく頭皮を洗うことが大切。日中に頭皮についた汚れやスタイリング剤はその日のうちに洗い流すようにしよう。1日2回シャンプーをすると皮脂を余分に落としてしまうことになるので、頭皮が乾燥したり、逆に皮脂がより多く分泌されるようになったりすることも。シャンプーは1日1回にとどめ、朝どうしてもベタつきが気になるときはお湯で軽く流す程度にして。

【正しいシャンプーの仕方】
1、ブラッシングで汚れを落とす
2、お湯だけで予洗い。頭皮の汚れを指の腹で優しくなでるようにして落とす
3、泡立てたシャンプーをつけて、頭皮全体を指の腹で優しくマッサージ
4、シャンプーをしっかり洗い流す
5、ドライヤーでよく乾かす。自然乾燥はNG

自宅でセルフヘッドスパをする

シャンプーで髪や頭皮の汚れを落としても、オイリー肌だったり落ちにくいワックスを使っていると頭皮に汚れや余分な皮脂が残ってかゆみの原因になりやすい。そこで効果的なのが頭皮クレンジング。最近は、自宅で手軽にできるアイテムがいろいろとある。しっとりを求めるならオイルタイプ、すっきりを求めるなら炭酸タイプなど自分の頭皮に合ったアイテムを選び、皮脂汚れをしっかり落として健やかな頭皮を保ちたい。

【セルフヘッドスパの仕方】
1、ブラッシングで汚れを落とす
2、炭酸水入りのペットボトルにシャンプーを2~3プッシュ入れて、ペットボトルを振って混ぜた炭酸シャンプーを作る。もしくは頭皮用オイルを用意
3、お湯だけで予洗い。頭皮の汚れを指の腹で優しくなでるようにして落とす
4、炭酸シャンプーもしくは頭皮用オイルをつける。頭皮全体を指の腹で優しくマッサージ
5、洗い流す

ヘアサロンでヘッドスパをする

ヘッドスパで最も期待できる効果は、マッサージによる頭皮の血流促進。血流が良くなることで頭皮の代謝が良くなり、皮膚のバリア機能も整えられる。また、頭皮の毛穴につまった汚れが落ちやすくなることで皮脂の分泌のバランスも整えることができる。さらに、リラクゼーション効果もあるため自律神経を整えることも。

ヘッドスパがおすすめのヘアサロン

頭皮のにおいのQ&A

毎日シャンプーしているのに、頭皮がにおうのはなぜですか?

頭皮表面の皮脂や雑菌を毎日シャンプーで落としたとしても、少しずつ頭皮には酸化した皮脂や頑固な毛穴汚れ、古い角質が蓄積してしまいます。毎日のシャンプーで落としきれない部分は、洗浄力の強いシャンプーやスクラブなどを使用して定期的にケアしましょう。

頭皮のにおいの解消のために、朝シャンプーはしたほうがいいですか?

朝に皮脂を落としすぎると、日中に皮脂の分泌が過剰になってしまう可能性があり、おすすめしません。朝起きて頭皮のにおいが気になるときは、ぬるめのお湯で軽く流す程度にしましょう。

頭皮のにおいはヘッドスパで改善されますか?

毎日のシャンプーだけでにおいが落としきれない場合は、ヘッドスパをするとよいでしょう。頑固な毛穴汚れや古い角質が取り除かれるだけでなく、マッサージによる血流促進で頭皮の環境が整い、頭皮のにおいが改善されます。リラクゼーション効果もあるため、自律神経が整うことも期待できます。
■セルフヘッドスパの仕方

頭皮のにおいが消えるシャンプーはありますか?

においの原因にもよりますが、抗真菌作用や抗炎症作用がある成分含有のシャンプーがあります。消臭効果がある成分含有のシャンプーもありますが、こちらは根本的な解決とはならないため、それだけに頼るのではなく、あくまでもにおいを予防する目的で使ったほうがよいでしょう。
■おすすめのシャンプーを見る

教えてくれたのは「天下茶屋あみ皮フ科クリニック」山田貴博先生

天下茶屋あみ皮フ科クリニック・院長。阪南中央病院皮膚科にて外用薬に頼らないスキンケアのいろはなどについて学んだのち、2017年に天下茶屋あみ皮フ科クリニックを開業。皮膚疾患だけでなく、シミやニキビ跡などに対する美容治療も幅広く行っている。親身な対応に定評があり、さまざまな肌トラブルについて相談をしにくる患者が後をたたない。

WRITING/KANO NUMATA

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※記事は2021年4月1日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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