頭皮洗浄の効果と方法まとめ!おすすめアイテムや注意点も紹介
頭皮環境を整え、髪と頭皮を健やかに保つ頭皮洗浄。頭皮のかゆみや臭い、フケや髪のベタつきのほか、抜け毛対策にもつながるため、興味を持っている人も多いはず。今回は、頭皮洗浄に期待できる効果や正しい方法、主なクレンジング剤の特徴など、頭皮洗浄にまつわる疑問を「頭皮と肌の専門店 希翠(KISSUI)」のヘッドセラピスト、佐藤さんが回答。溜まった頭皮の汚れを一掃したい人はぜひチェックして。
更新日:2023/09/05
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今回お話を聞いたのは・・・ ヘッドスパ専門店 希翠ヘッドセラピスト/佐藤由紀
美容専門学校を卒業後、原宿の美容室に勤務。結婚を機に退職し、アパレル店に勤務後、3度の出産を経て、子育てと仕事が両立できるカラー専門店に1年ほど勤務。そのうち、お客様に喜んでもらえるヘッドスパを極めたいという想いが芽生え、希翠にヘッドセラピストとして入社。現在はIHRAリメディアル腸美養セラピストの資格も取り、ヘッドスパと腸セラピーを同時に行う「脳腸相関コース」のコースも提供している。
所持資格:美容師免許 / IHRAリメディアル腸美養セラピスト / JLAリンパケア検定2級 / JLAパーソナルリンパケアリスト
1.頭皮洗浄とは?期待できる効果と必要性
頭皮洗浄とは、頭皮の余分な皮脂や毛穴の汚れを落とすケアのこと。頭皮は皮脂腺や汗腺が多く、顔や身体以上に汚れが溜まりやすい。溜まった汚れは頭皮環境を悪化させ、フケやかゆみ、べたつき、抜け毛、ニキビなどさまざまなトラブルの原因になる。
毎日しっかり洗髪しているつもりでも、シャンプーのすすぎ残しや皮脂汚れは取り切れていないことがほとんど。頭皮洗浄を行うことでトラブルの原因である汚れを一掃でき、頭皮環境の改善が期待できる。頭皮環境がよくなればしっかりした髪が育ちやすくなり、髪質の改善や抜け毛の抑制にもつながってくれる。
頭皮洗浄の頻度は3週間に1回程度が目安。クレンジング剤のなかには1週間に1回使用してもいいと書かれているものもあるが、頭皮の状態によっては大きな負担がかかり、トラブルが増えてしまう可能性も。頭皮への影響を考え、頭皮洗浄は基本的に3週間から1カ月を目安に行うのがおすすめ。
2.自宅でできる頭皮洗浄のシャンプータイプは4種類
頭皮洗浄用のクレンジング方法には4つの種類がある。それぞれ使用感や仕上がりが違うので、自分の好みに合うタイプを選ぼう。
2-1.液体タイプ
スカルプケアシャンプーなど、頭皮洗浄効果のあるシャンプーのこと。いつも使っているシャンプーと差し替えるだけでよく、クレンジング後のシャンプー仕上げがいらないのが特徴。すすぎやすいというメリットもあり、なるべく手間をかけず頭皮洗浄したい人や効率よくケアしたいという人におすすめ。
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2-2.オイルタイプ
ホホバオイルやツバキオイル、馬油、オリーブオイルなど、頭皮洗浄効果が期待できるオイルのこと。油分と皮脂を混ぜることで毛穴の汚れを浮かすことができ、4タイプのうちもっとも効果を感じやすい。シンプルな成分で保湿効果も高いため、頭皮や髪の乾燥が気になる人や頭皮の炎症がある人におすすめ。
2-3.ジェルタイプ
洗浄成分を含んだジェルで、メントールなどのリフレッシュ成分や保湿成分が入っているものも多い。伸びがよく頭皮にしっかり密着して汚れを絡めとってくれるうえ、刺激が少なく頭皮への負担もかからない。適度な潤いとさっぱりした仕上がりを求める人向け。
2-4.炭酸タイプ
炭酸の泡で汚れを浮かせて取るタイプで、濃度が高いほど洗浄力も上がる。シュワシュワの炭酸は全体に広がりやすく頭皮に心地よい刺激を与えてくれるため、血行促進効果も高い。清涼感もあり、クレンジング中の爽快感やさっぱり感を実感したい人はぜひチェックしたい。
3.毛穴すっきり!自宅でできる頭皮洗浄の方法
頭皮洗浄は方法さえ覚えてしまえば誰でも簡単に行える。所要時間も合計10分程度とたいしてかからないので、忙しい人もぜひチェックして。ここでは、頭皮洗浄の効果を最大限発揮するための正しい方法を紹介。
1. 髪の毛をブラッシングする
まずは乾いた状態の髪の毛をブラシで丁寧にとかしていこう。濡らす前に絡まりをほどいて髪表面の汚れを浮かしておけば、頭皮の洗浄効果はより高められる。生え際から頭頂部にかけて軽く刺激するイメージでブラシを動かし、血行促進をアップさせよう。
2. 地肌までしっかり濡らす【液体タイプ、炭酸タイプ】
液体タイプまたは炭酸タイプの場合は、使用前に髪と地肌を濡らしておくこと。このふたつのタイプは乾いた頭皮に使うとうまくなじまず、頭皮への刺激も強い。必要な皮脂まで落としてしまわないようお湯の温度は40℃以下に設定し、髪と地肌までしっかり濡らして。
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3. 頭皮にクレンジング剤を塗る
クレンジング剤を手に取って伸ばし、頭皮全体にまんべんなくなじませて。1回の量は商品によって変わるため、必ずパッケージに記載されている量を確認しよう。
多すぎるクレンジング剤は頭皮に負担をかけるが、少なすぎれば十分な洗浄効果が得られない。どんな商品も目分量で使うのではなく、きちんとした量で使用することが大切。
4. 指の腹で優しくマッサージする
両手の指の腹で円を描くようにマッサージし、クレンジング剤を毛穴に浸透させよう。マッサージは頭皮を柔らかくして汚れを落ちやすくできるほか、血行促進による抜け毛予防にもつながる。汚れを絞り出そうと強く押しすぎたり、ゴシゴシこすったりすると頭皮に負担がかかるため、「痛気持ちいい」と感じる程度に指圧して。
5. クレンジング剤をシャワーで洗い流す
続いてシャワーを髪の根元に当てしっかりと地肌に指を通して、毛先に向けてクレンジング剤を洗い流す。痛いほど強い水圧はNGだが、弱すぎると浮き上がった汚れが再度毛穴につまりやすいため、適度な水圧でしっかり落とすのがポイント。ジェット水流に切り替えられるシャワーヘッドなら頭皮に直接届く感覚があり、洗いあがりもさっぱりするはず。
なお、オイルタイプは流す前に少量のお湯で乳化させるとさらに汚れが落ちやすくなる。お湯を手のひらに取って少しずつ頭皮になじませ、白く濁ったら乳化完了のサイン。クレンジング剤を馴染ませた時間と同じくらいの時間をかけて行うといい。シャワーのみではしっかりと落とせないので、地肌に指をとおして落とすようにしよう。
6. シャンプーで仕上げる【ジェルタイプ、オイルタイプ】
ジェルタイプとオイルタイプは、洗い流した後にシャンプーで仕上げる必要あり。特にオイルは髪の根元に油分が残りやすいため、シャンプーの泡立ちが悪かったりべたつきを感じたりする場合は、繰り返しシャンプーすることが大切。トリートメントをするなら、頭皮につまらないよう毛先を中心になじませて。
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4.頭皮洗浄をするときに注意したい3つのポイント
頭皮洗浄をするときは、どのような点に注意したらいいのか。頭皮洗浄が原因でかえって頭皮トラブルを増やしてしまわないよう、ポイントはしっかり押さえておこう。
4-1.爪は短く切っておく
頭皮洗浄を行うときは、頭皮を傷付けないよう爪を短くしておこう。爪が長いとマッサージの際に頭皮が傷つきやすく、爪の間に付着した汚れや細菌でトラブルが起きてしまうことも。頭皮環境を悪化させないためにも、爪や指先は日頃から清潔にしておいて。
4-2.長時間のマッサージは避ける
頭皮マッサージはあまり長くやるとかゆみやフケ、抜け毛の悪化につながる。場合によってはキューティクルが壊れて髪がパサついてしまったり、太く丈夫な毛が生えにくくなったりするケースもあるため、注意したい。
なお、適度な頭皮マッサージは血行を促進し頭皮と髪を健康にしてくれる。頭皮を正しくケアし健康な髪が生える土台を整えるには、地肌をしっかり動かすことが大切。
指で行う分にはそれほど時間を気にせず行ってよいが、頭皮用のブラシを使ってマッサージするときはやりすぎないよう注意しよう。
4-3.肌が敏感な人は刺激が弱いものを選ぼう
赤みやヒリつきを感じやすい人は、「敏感肌用」や「頭皮に優しいアミノ酸系」などデリケートな肌にも使用できるクレンジング剤を選ぼう。
また、すでに頭皮トラブルが出ている場合、エタノールのようにスーッとするような成分が配合されているものだと沁みて痛みを感じる可能性がある。クレンジング剤は頭皮の状態や体質を考慮して選ぶことが大切。
5.効率的に洗える!頭皮洗浄におすすめのアイテム3選
せっかく頭皮洗浄をするなら、洗浄ブラシや頭皮マッサージ器など専用のアイテムを活用するのもおすすめ。ここでは、頭皮洗浄を効率的に行えるおすすめアイテムを紹介。
5-1.頭皮洗浄ブラシ
シャンプーブラシとも呼ばれている、シリコン製のブラシ。頭皮マッサージや髪の汚れを落とす目的で使用するのが一般的。頭皮にほどよい刺激が与えられるため、血行促進による頭皮環境の改善も期待できる。ただし、頭皮洗浄ブラシだけでは頭皮の汚れを完全に落とすことは難しいため、指の腹を使って地肌を動かすようにシャンプーするのがおすすめ。
ちなみに、薄毛の人や髪がやせている人は頭皮に刺激を感じやすいため、柔らかい素材で刺激が弱いものがおすすめ。剛毛の人や多毛の人はすこし硬めのものの方が刺激を感じられるかも。頭皮を傷付けないよう、いずれも先端が丸いものを選ぼう。
5-2.頭皮マッサージ器
ヘッドマッサージャーとも呼ばれており、自宅で気軽にヘッドスパ気分を味わえる。「もみほぐしタイプ」や「洗浄タイプ」などがあるが、頭皮洗浄を目的とするなら振動やブラシで汚れをかき出してくれる洗浄タイプがおすすめ。もみほぐしと洗浄、両方の機能を備えている商品もあるため、目的や予算に合わせてセレクト。
5-3.ファインバブルシャワーヘッド
超微細な泡が毛穴の奥まで入り込み、頭皮の汚れを落としてくれるシャワーヘッド。ナノバブルシャワーヘッドやマイクロバブルシャワーヘッドなどの種類があり、泡が小さいほど洗浄力が高い。保湿効果や血行促進も期待でき、全身に使えるのが嬉しい。
6.頭皮洗浄についてよくある疑問
頭皮を洗浄する際の素朴な疑問を監修者が回答。方法やアイテム選びの参考にしてみて。
頭皮洗浄とヘッドスパの違いって?
頭皮洗浄はその名の通り「頭皮をキレイにするもの」で、頭皮の毛穴から汚れを取り除くために行います。
一方ヘッドスパは主に頭皮をマッサージしてコリをほぐすもので、リラクゼーションが目的です。頭皮環境の改善なら頭皮洗浄、リフレッシュや頭皮を柔らかくしたい場合はヘッドスパと使い分けましょう。
ただし、ヘッドスパにはリラクゼーションサロンでの施術と美容院での施術の2種類があります。リラクゼーションサロンの場合はリラックス特化で髪は乾いたまま行うのが一般的ですが、美容院では頭皮洗浄やヘアケアも含まれていることが多いでしょう。同じ名称でも店によって内容が違う可能性があるため、事前に確認しておくと安心です。
頭皮洗浄はサロンでやったほうがいい?
専門知識のある人にケアしてもらいたい場合は、サロンを利用しましょう。サロンなら、目的や頭皮の状態にもっとも合ったクレンジング剤を選んでもらえます。一方で、サロンの頭皮洗浄は1回数千円かかるため、定期的に通うのは負担という人も。基本はセルフケアをして、たまにサロンでお願いするなど、自分にとって無理のない方法を選んでください。
頭皮洗浄ブラシを使うとはげるって本当?
頭皮洗浄ブラシは、使い方や保管方法を誤ると抜け毛の原因になることもあります。髪を引っ張るようにとかしたり、気持ちいいからと同じ場所を何往復もしたりするのはNG。頭皮が傷つき健康な毛が生えにくくなってしまうため、くれぐれも注意しましょう。
また、使用後のブラシをお風呂場など湿気が多い場所に放置すると、菌やカビが発生し不衛生な状態に。使ったブラシは必ず水気を切って、風通しのいい場所に保管しましょう。
6-4.炭酸水で頭皮の洗浄はできる?
炭酸水でも頭皮の洗浄は可能です。炭酸水から出る気泡には頭皮の汚れを吸着し、取り除く作用があります。使うときは頭皮全体にまんべんなくかけ、指の腹でやさしく揉みこむのがポイント。頭皮全体に浸透したら洗い流し、シャンプーで仕上げましょう。
使用する炭酸水は、コンビニやスーパーで売っているもので構いません。もっとも洗浄効果が高いのは冷たい状態ですが、苦手な人は湯せんで軽く温めてもOK。温めすぎると炭酸が抜けて洗浄効果もなくなってしまうため、20~30℃程度を目安にしてください。
6-5.頭皮洗浄後は保湿したほうがいい?
洗浄後は頭皮が乾燥しやすいため、できれば保湿してあげたいですね。保湿剤は頭皮用のものがあるので、それを使うのがおすすめです。身体用のものでもOKですが、ベタつきが気になる場合はさっぱりとしたタイプのをものを使用しましょう。指先に保湿剤を少量のせて、髪をかき分けるように頭皮へなじませるのがおすすめ。