女性におすすめのスカルプケアは?スパニストに聞いたケアの方法もご紹介!
髪のトラブルを防ぎや土台作りに欠かせないスカルプケア。とはいえ、スカルプケアの方法がわからない人も多いのでは?そこで今回は、hair & spa egerie primeのスタイリスト千葉未来さんに伺った、スカルプケアの方法についてご紹介!スカルプケアのよくある質問についても詳しくお伝えするので、気になる人は要チェック!
更新日:2023/10/25
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今回お話を聞いたのは・・・hair & spa egerie primeスタイリスト 千葉 未来さん
恵比寿の大人世代向け上質サロンhair &spaegerie prime所属スタイリスト。ブランド公認スパビューティスト。大人の女性・男性ならではの髪や頭皮のトラブルや変わりゆく髪質にカットやサロンケアで応えるのはもちろん、お客様のライフスタイルパートナーとして合わせたホームケアの提案など、きめ細やかなサポートで大人世代から定評がある。
1.スカルプケアとは?
「スカルプケア」とは、頭皮(スカルプ)をお手入れ(ケア)すること。
通常の洗髪ではケアしきれない、頭皮の毛穴に詰まった不要な皮脂や汚れを丁寧に取り除くこともスカルプケアの目的のひとつ。血行が促進され、抜け毛やフケ、かゆみ、頭のニオイなどのトラブルを防ぐはたらきも期待できる。
髪の土台づくりとしても欠かせないケアとして、「地肌ケア」という言葉も広く聞かれるようになってきた。頭皮は髪が育つ土壌となる場所なので、スカルプケアを行うことが結果として髪質の改善にもつながる。
【スカルプケアをしないと起こる可能性があるトラブルの例】
・薄毛や抜け毛、髪のハリツヤ低下:髪の成長に関わる「毛母細胞」へ栄養を送る「毛乳頭」への血流が悪くなると、成長サイクルに支障が出る。また汚れが詰まったままの頭皮では、せっかく生えてきた髪も健康に育ちにくい。
・におい、べたつき、フケ:頭皮の毛穴に皮脂や汗、ほこりなどの汚れが詰まったままだとべたつく。皮脂が酸化するとにおいが気になったり、フケになったりすることも。
・髪のうねりや広がり:汚れが詰まることで毛穴の広がり・変形が起きる。髪は汚れを避けて生えることになるので、うねりが生じることがある。
・顔のたるみ:頭皮と顔は一枚皮でつながっている。頭皮の血行が悪くなると、顔の巡りも悪くなりたるみなどの原因に。頭皮も顔の肌と同じように年を取るので、年齢に応じたケアを意識することが大切。
2.スカルプケアの方法
基本は頭皮の汚れを落とすことが大事。具体的な方法やアイテムを確認しよう。
スカルプケアに特化したシャンプーに切り替える
手っ取り早くスカルプケアを始めるなら、毎日使うシャンプーを変えるとよい。
シャンプーは主に、頭皮ケアか髪のケアかで分かれている。市販品はオールインワン(髪も頭皮も同等にケアできるもの)が主流だが、中でも頭皮のケアに特化しているのがいわゆる「スカルプケアシャンプー」。頭皮の汚れをしっかり落としながら、きちんと潤いを補えるように設計されている。スカルプケアに特化しているとはいえ、髪のケアも行えるため心配は無用。
なお選ぶ際は、乾燥しているなら保湿に力を入れているもの、皮脂が多いなら洗浄力に優れたものなど、頭皮の状態を考慮するのがおすすめ。しかし、炎症やインナードライの状態は自分では気づきにくい。自分の頭皮の状態がわからない人はもちろん、定期的に美容院でチェックしてもらおう。
ブラッシングしてから予洗い
まずはシャンプーの前にしっかりブラッシング。頭皮にやや圧をかけるようにブラッシングすることで血行が促され、スカルプケアの観点からもメリットが期待できる。また抜けるべき毛が先に落ちることでシャンプー時の髪の絡まりを防いだり、キューティクルを整えたりという利点も。
バスルームではぬるま湯でしっかり予洗いすることも忘れずに。汚れを浮かして、頭皮と髪の負担を減らすことにつながる。
正しい方法で丁寧にシャンプーする
シャンプーは一度手で泡立ててから頭に乗せ、髪ではなく頭皮を洗うイメージで行う。爪を立てずに、頭皮をじっくりマッサージ。生え際なども忘れずに洗い、泡が残らないようにしっかりすすぐ。コンディショナーやトリートメントは毛先を中心になじませ、頭皮につけないように気を付けて。
頭皮用のエッセンスや育毛剤を使う
プラスαのケアとして、シャンプーで清潔にした頭皮へ保湿や育毛剤を使うのもおすすめ。汚れがしっかり落ちた状態だと、美容成分などが頭皮の角質層まで浸透しやすい。顔に化粧水をつけるのと同じように、スキンケア感覚で頭皮にも水分と油分を補おう。
乾燥を防ぐ目的であれば、美容液やエッセンス(化粧品)でも十分。抜け毛や薄毛の予防に力を入れたいのなら、育毛剤(医薬部外品)をチェックしてみて。
頭皮マッサージを行う
シャンプーのとき以外にも頭皮マッサージを行うのが理想的。体が温まっている入浴中、入浴後の習慣にしてみて。美容液や育毛剤を使う場合は、塗布後のなじませと同時に行うのがおすすめ。
シャンプー時と同様、爪を立てないように行おう。心地よいと感じる程度に圧をかけたり、指先で頭皮をトントンと軽くたたいたりすると、ほどよい刺激でめぐりをよくすることができる。
最近では頭皮用の美容機器やマッサージグッズなどもあるので、活用するのもあり。ただし頭皮の負担にならないよう、必要以上に力を入れたりするのは避けよう。
紫外線対策をする
紫外線は頭皮の乾燥やこわばり、エイジングを加速させる原因になる。頭皮にも使える日焼け止めスプレーを活用する手もあるが、もっとも確実なのは帽子などの小物を着用すること。肌や髪と同時に、頭皮のUVケアを心がけよう。
ときにはプロにヘッドスパをお願いするのもおすすめ
スペシャルケアとして、美容院などでのヘッドスパも受けてみて。自分では手が行き届かない部分も、プロの手わざとサロン品質のアイテムでしっかり整えてもらえる。
サロンでのケアで栄養をしっかり補い、ホームケアで維持させるイメージで活用するのがおすすめ。
本来は2~3週間に一度が理想的だが、月に1回や、カラー・カットのタイミングで同時になど、無理なく続けられるペースでOK。セルフケアのポイントなども聞いて、ホームケアに役立てて。
今月のピックアップアイテム(PR)
ヤーマン
ミーゼ ニードルヘッドスパリフト
19800円
頭も顔もリフトケア(※1)。自宅にいながらサロンのようなヘッドスパ体験を
ヘッドスパのハンドテクニックを再現すべく、先端をとがらせた「“極(きわみ)”ニードル」を採用。固まりがちな頭皮にしっかり刺さって揉みだし、エステのような心地よさを味わえる。
さらに長さ9mmの細いブラシで、シャンプーだけでは落ちにくい汚れにアプローチ。毛穴の根元から髪をかき分け、皮脂や汚れを洗い上げる。
アタッチメントを付け替えれば、顔や首、肩などにも使用可能。よりパワフルな刺激がほしい人や頭皮のかたさを感じる人には、「ニードルヘッドスパリフト アクティブ」がおすすめ。サロンのような、新しいヘッドスパ体験を自宅で楽しんで。
※1 引き上げるように動かすこと
3.編集部おすすめアイテム
ETVOS
リフレッシュシャンプー
230ml 3080円
アミノ酸系洗浄成分でうるおいを守りながら頭皮の悩みにアプローチ
頭皮に負担が少ないアミノ酸系の洗浄成分でさっぱりとした洗い上げを実現。フケやかゆみ、ベタつきを抑えつつ、ふんわりとした仕上がりになる。
頭皮をケアする「ダイズ種子エキス」や頭皮の荒れを防ぐ「コンフリー葉エキス」など、配合された12種類の植物油が頭皮と髪にうるおいを与えてくれる。
シリコンや石油系界面活性剤、アルコールなど髪や頭皮の刺激になりやすい7つの成分を使用せずに作られている。また、オレンジやユーカリ、ミントなどをブレンドしたさわやかな香りも清涼感を感じさせてくれる。
セラピエ
オクトserapie
230ml 973円
オクトピロックス(ピロクトンオラミン)が原因菌(カビ)の増殖を抑え、フケやかゆみを防ぐ
フケやかゆみ、頭皮の乾燥を防ぐための重要なポイントのひとつは、フケやかゆみの原因菌を殺菌すること。こちらのシャンプーには皮膚の抗酸化作用とカビなどの菌の増殖を殺菌して抑える効果がある「オクトピロックス」が配合されている。
頭皮の乾燥もフケやかゆみの原因になることに着目し、乾燥した地肌にうるおいを与える天然由来の2種類のうるおい成分で地肌と髪を乾燥から守ってくれる。
髪と地肌の汚れをしっかり落としつつ、パラベン(防腐剤)無添加で低刺激な商品。そのためフケやかゆみに悩んでいない人にもおすすめで、家族みんなで使えるヘアケアアイテム。※すべての人に肌トラブルが起こらないわけではありません。
資生堂プロフェッショナル
アデノバイタルシャンプー
250ml 2,750円
資生堂の育毛ケアライン「アデノバイタル」から展開されているシャンプー
資生堂独自の「トリプル活性テクノロジー」と成分で、髪にハリとコシを与え、キューティクルを補修してダメージを受けにくくするなど、髪のコンディションを整えてくれる。
保湿成分「APコンプレックス」は、髪だけでなく頭皮にもうるおいを与えて頭皮環境を健やかに導く。
ハリやコシだけでなく、加齢にともなう悩みとしても多い毛髪のうねりを補修。毛先までコーティングすることで美しいつやを出してくれるため、髪のボリュームダウンや加齢による髪質の変化に悩んでいる人にもおすすめの商品。
ロート製薬
メディクイックH
320ml 1705円
フケやかゆみを防ぎながら、きしみにくい髪の毛に
配合されている「ミコナゾール硝酸塩」は、フケやかゆみの原因となる菌の増殖を抑えてくれる抗真菌成分。さらに、抗炎症成分の「グリチルリチン酸ジカリウム」で頭皮の炎症を抑えることもでき、フケやかゆみの予防にもなる。
弱酸性でノンシリコン処方、無着色など髪や頭皮の負担を考えて作られているにもかかわらず、配合されているコンディショニング成分のおかげで髪がきしみにくいのも嬉しい。
さわやかなリフレッシュシトラスの香りで清潔感のある印象に。さっぱりとした洗い心地が毎日使いたくなる商品。
kose
スティーブンノル スカルプケアシステム クレンザー
500ml 1760円
濃密な泡で毛穴汚れをすっきり落とし、軽やかな髪に洗い上げる
「スカルプケア成分」が頭皮環境をすこやかにととのえ、皮脂やよごれとなじみやすい「オイルクレンジング成分」で毛穴の皮脂詰まりまでしっかり洗い音設ため、髪や頭皮のベタつきが改善される。
繊細な毛髪は摩擦に弱く、シャンプーの最中にさえ傷んでしまうことも。「抗新党毛髪補修成分」が配合されているため、毛髪の深部まで成分が浸透し、ダメージを補修してくれる。
「アミノ酸系洗浄成分」のもっちりとした濃密泡は洗い心地もよく、グリーンフローラルムスクの女性らしい香りがラグジュアリーな印象にしてくれる。
uruotte
ハーバルエッセンス 優
90ml 4180円
和洋漢ハーブの力でハリコシのある黒髪へ
お風呂あがりやスタイリング前、頭皮のかゆみが気になるときなどマッサージするように頭皮に塗りこむことで髪のボリュームアップが期待できる薬用育毛料。
スキンケアにもよく使用される「ハトムギ」と「モモ葉エキス」は頭皮にうるおいを与えてくれて、やわらかな髪の土台となる頭皮をすこやかに整える。また、「大麦発酵エキス」はつやのある黒髪をキープするのに役立つため、頭皮にも毛髪にもアプローチできるヘアケア商品。
30年超の研究歴を持つビューティサイエンティストによる独自浸透レシピとして「グリチルリチン酸ジカリウム」「D-パンと手にるアルコール」「メントール」という3つの有効成分を濃縮配合。1日1回の使用でもフケやかゆみの防止、病後・産後の脱毛、育毛、脱毛の予防が期待できる。
花王
ines タラソ スパ クリーム
230g 3267円
頭皮にサロン級の気持ちよさ。乾燥による頭皮のこわばりをゆっくり解きほぐし、やわらかに
「クレイ美容成分(※)」が角層まで素早く浸透することで頭皮になじみやすく、うるおいに満たされる。
頭皮の乾燥によるこわばりには、シャンプー後に頭皮をほぐすようにマッサージすることでゆっくり解きほぐされ、心地よい爽快感に包まれる。
「サンダルウッド & ジャスミン」の天然由来のアロマを配合した心地よい香り。気分までリフレッシュできて、まるでヘッドスパに行った後のようなすっきりさ。
※:ガッスールクレイ・海藻エキス・グリセリン(保湿剤)
アンファー
スカルプD ボーテ メディカルエストロジー スカルプセラム
80ml 7547円
育毛剤の有効成分として認められている成分を配合し、太く抜けにくい髪をはぐくむ
配合されている女性ホルモン成分「エチニルエストラジオール」を頭皮に補給することで育毛と発毛を促進し、太く抜けにくい髪を育んでくれる。出産や加齢にともなう抜け毛の増加や髪そのものが細くなったことに悩む女性におすすめ。
湿潤材である「ソイセラム」を最高濃度配合。頭皮の環境を整えて、髪にハリやコシを与えるだけでなく、太くしなやかな髪へと導いてくれるため、若々しい印象作りに役立つ。
スプレーで直接頭皮に吹きかけるため扱いやすく、さらっとした液体は髪についてもべたつきにくいので爽快な使用感が嬉しい。
花王
ines ジェントル スクラブ クレンズ
400g 3181円
海塩スクラブが頭皮に馴染み、頭皮をクリーンな環境に
海塩スクラブという粒状の成分が配合されたマッサージシャンプー。頭皮にもみこむことでとろけるスクラブは、古い角質や皮脂、毛穴まわりの老廃物をすっきりと取り去ってくれる。
頭皮トラブルを考慮したノンシリコーン処方でありながら、クリーミーな泡は髪の絡まりを防ぎ使い心地が良い。
使用されているライムとベルガモットの香りはリラックスやリフレッシュに良いとされている。頭皮のベタつきを解消し、気分もすっきりとさせたい人にぴったり。
4.スカルプケアにまつわるQ&A
スカルプケアシャンプーを使ったら髪がぱさつく・・・
「スカルプケアシャンプー」として販売されているものは、頭皮の汚れをきちんと落とすために洗浄力が高いものもある。以下の対策を参考に、自分に合う方法を見つけてみて。
・スカルプケアと保湿を兼ねたものを選ぶ
・トリートメントやコンディショナーで、落とした分の潤いを髪にしっかり与える。ただし先述の通り、頭皮につけないように要注意
・スカルプケアシャンプーと通常のシャンプーを併用する。スカルプケアシャンプーは週に数回にとどめる
スカルプケアは何歳から始めるべき?
スカルプケアは育毛のためだけではなく、髪や眼精疲労のケアにもつながる。始めるのが早ければ早いほど、将来の頭皮や髪のためによいことは間違いない。できることから始めてみて。
頭皮用のクレンジングってどうなの?
「プレシャンプー」などと呼ばれる、シャンプー前に使うクレンジングアイテムも発売されている。マストではないが、特に頭皮の汚れが気になるとき(週に数回など)などにプラスするのもあり。使用する際は、スカルプシャンプーの使用頻度も調整するとよい。
また、頭皮クレンジングはプロに一任してしまうのもおすすめ。頭皮クレンジングに特化したヘッドスパメニューを提供しているサロンもあるので、ぜひ確認してみて。