ドライシャンプーの正しい使い方って?ヘッドスパのスペシャリストが活用アイデアを伝授!
自宅はもちろん、外出先でも水なしで使えるドライシャンプー。最近ではさまざまなタイプの商品が登場しているので、気になっている人も多いはず。そこで今回は、ヘッドスパ専門サロンを経営する中畑さんに、さまざまなタイプのドライシャンプーの効果的な使い方について取材を実施。意外な活用法も教えてもらったので、最後までじっくり読んで役立てて。
更新日:2023/04/03
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今回お話を聞いたのは・・・ヘッドスパサロン VELETA 自由が丘 美容・漢方スパニスト 中畑敦志さん
美容経験19年以上、その間延べ4万人以上の方を施術。多くの人々に携わる中で頭皮環境や髪質、また心に悩みを抱えている声を受け、ヘッドスパ、漢方、薬膳、腸セラピーなどの資格を取得。その後、自社ブランドとして、漢方オイルや漢方クリームバスを使用し心身ともに整える事を目的としたヘッドスパ専門サロン「VELETA」をオープン。ホリスティックケアをコンセプトに漢方製薬会社と協力しての商品開発や育成、セミナー活動も手掛ける。
1.ドライシャンプーとは
そもそもドライシャンプーはどんなときに使うものなのか。どんな種類があり、どのような特徴があるのかなど、初めて使う人にもわかりやすいように基本的なところから見ていこう。
1-1.ドライシャンプーとは?どんなときに使う?
ドライシャンプーとは水を使わずに髪や頭皮を清潔にするシャンプーのこと。いつでもサッと使えるので、外出先で頭皮のベタつきや臭いが気になるときにも使えて便利。運動の後や暑さで汗をかいたとき、ちょっと気分転換したいときなどに使えば、さっぱりできてリフレッシュするのにも役立つ。
また入院、介護などで入浴できないときをはじめ、アウトドアや海外旅行での長期フライト、災害時などで水が使えないシーンでも重宝する。もちろん日常使いにも使えるので、毎日のヘアケアに取り入れたい人にもおすすめ。
1-2.ドライシャンプーは全部で5種類
ドライシャンプーは大きく次の5つの種類がある。種類別の具体的な使い方はについては後ほど紹介していくので、ここでは簡単にそれぞれの特徴を押さえておこう。
<ドライシャンプーの種類>
●スプレー:
髪全体や頭皮に直接噴射して使うタイプ。さっぱりしたいときにおすすめ
●シート:
髪や頭皮のベタつきを拭き取るタイプ。余分な皮脂を抑えるのに便利
●パウダー:
髪や頭皮にふりかけるタイプ。サラッとした仕上がりになる
●ジェル:
髪や頭皮になじませるタイプ。においをすっきり取り除きたいときにおすすめ
●ムース:
髪や頭皮を包み込んで汚れを浮かせるタイプ。しっかりベタつきを取り除きたいとき向き
2.ドライシャンプーの基本的な使い方
ドライシャンプーにはいろいろな種類があるが、どれも基本的な使い方は同じ。ドライシャンプーに必要な道具と手順をチェックしよう。
2-1.用意するものは?何が必要?
ドライシャンプーはたくさん道具がいらないので、手軽に使える。スプレーとシートなら、ブラシがなくても手ぐしで対応でき、どこでも使いやすい。ジェルとムースタイプは、ドライシャンプーの他にタオルとブラシが必要。自宅で使いたいときにい向いている。
2-2.基本の手順をご紹介
まずドライシャンプーをする前にブラッシングし、髪の絡まりをほどいておこう。しっかりブラッシングしておくことで頭皮の汚れが浮き上がりやすくなり、髪表面のチリやホコリなども落とすことができる。
シャンプーは頭皮全体にまんべんなくつけるのがポイント。とくにベタつきやすい顔周りの髪の生え際や耳周り、頭頂部、襟足の生え際あたりには念入りにつけよう。
さっぱりさせるためには、指の腹を使って頭皮をマッサージするようにやさしく揉み込んでいくのがコツ。頭皮の毛穴汚れを浮き上がらせるようなイメージで行おう。髪や頭皮全体に揉み込んだら手ぐしでふわっと整えればOK。ジェルやムースタイプは、タオルでしっかり拭き取ろう。
3.ドライシャンプーの各タイプ別の使い方
3-1.スプレータイプの使い方とコツ
スプレータイプは髪全体に手早くさっと吹きかけよう。髪をブロッキングし、手で持ち上げながら頭皮と髪の根元に向かってしっかりスプレーするのがコツ。頭皮をマッサージしながら揉み込んだ後、コーミングすると髪全体に行き届きやすい。髪がぺたっとしている場合は、空気を含ませるように手ぐしでふんわり整えよう。
3-2.シートタイプの使い方とコツ
汗取りシートと同じように、シートを取り出して頭皮のベタつきが気になるところに押し当てて拭き取るだけ。指先を小刻みに動かすようにすると拭き取りやすい。ロングヘアの人は、シートを持ったまま手ぐしを通すように拭き取るのがおすすめ。少しずつ毛束を手に取り、シートを滑らせるようになじませていこう。タオルで拭き取る必要がないので、使い終わったらシートを捨てれば完了。
3-3.パウダータイプの使い方とコツ
少量を手に取って指先になじませた後、頭皮にしっかり揉み込んでいこう。頭皮をマッサージするようにして全体になじませたら、指先と手のひらを使って髪全体になじませて。ロングヘアの人はコーミングでなじませるのもOK。髪や頭皮にしっかりなじませないと白浮きしたり、フケのように見えたりしてしまうので注意して。パウダータイプも拭き取る必要がないので、髪と頭皮に行き渡らせてサラサラに仕上げよう。
3-4.ジェルタイプの使い方とコツ
手に取って伸ばし、髪と頭皮全体に塗り広げる。ノズル式のものは口元を頭皮に近づけて直接塗布し、マッサージするように揉み込んでいくのもよい。頭皮全体に行き届いたら乾いたタオルでしっかり拭き取って。
3-5.ムースタイプの使い方とコツ
よく振ってから適量を手に取って髪と頭皮全体にのばし、全体に行き渡ったら頭皮をマッサージするように揉み込んでいこう。手だけでのばしにくければ、ブラシに直接泡をつけて頭皮と髪全体に行き渡らせるのもおすすめ。全体にしっかり揉み込んだ後は、タオルで髪と頭皮についた汚れをしっかり拭き取って。乾いたタオルでもよいが、蒸しタオルを使うとより効果的。
4.こんな使い方も!ドライシャンプーの活用法
4-1.ベタっとした髪をサラサラにする
ドライシャンプーを使えば、外出先などで湿気や汗のベタつきが気になったとき、髪をすぐにサラサラにできる。
また髪がぺちゃんこになってしまったときにスプレータイプであれば、手軽にボリュームアップができるものも。
ベタつきやボリュームアップなど、外出先でサッと手直ししたいときにぜひ取り入れてみて。
4-2.お気に入りの香りを選んでリフレッシュに活用
お気に入りの香りがついたドライシャンプーを使って、気分転換してリフレッシュするのもおすすめ。メンソールが入っていれば、すっきり爽快な気分になるはず。
5.編集部おすすめのドライシャンプー
ダイアン
パーフェクトビューティー
40g 776円(Amazon)
独自の微粒子パウダーで頭皮すっきり。汗や皮脂によるベタつきを抑える
ダイアンのドライシャンプーは、独自の微粒子パウダーを配合しているのが特徴。頭皮の汚れや皮脂をしっかり吸着して、ふんわりとしたスタイリングを維持できる。スプレーした箇所が白くならず、ナチュラルに仕上がるところも魅力。
シュッと3秒スプレーするだけで、洗いたてのような心地よいすっきり感を得られる。朝のスタイリングの仕上げや、汗で髪がベタついたときにぴったり。爽やかな香りが付いているため、気になるニオイも抑えられる。
フレッシュシトラスペア、グレープフルーツ&ペパーミント、フレッシュマンゴー&ムスクの3つの香りをラインナップ。持ち歩きやすい携帯用サイズなので、外出先で使いたい人はチェックしてみて。
資生堂フレッシィ
ドライシャンプー ディスペンサータイプ
150mL 550円
水なしでどこでもシャンプーが可能。気になるフケやかゆみ対策にも
量の調節がしやすいディスペンサータイプのドライシャンプー。1プッシュごとに定量が出るので、1人でも扱いやすく出しすぎを防げる。
頭皮と髪にまんべんなくいきわたらせたら、軽くマッサージをしてからタオルで拭き取るだけと、使い方も簡単。不快なフケやかゆみを取り除き、頭皮をすっきりと洗い上げる。
忙しい朝はもちろん、徹夜明けで気分をリフレッシュしたいときや、タバコのニオイが気になるときにもおすすめ。入浴ができないときや飛行機のフライト中など、水が使えないシーンでも手軽にシャンプーできるのが嬉しい。
ルバンシュ
水のいらないボディ&ヘアウォッシュ
150mL 1320円
食用成分を100%使用。やさしい泡で全身を洗えるドライシャンプー
被災地支援のために開発し、無償提供していたドライシャンプーを正式に商品化。食用成分100%で作られており、植物性の抗菌成分を加えている。香料の代わりにグレープフルーツ果皮油を使用し、ナチュラルな香りを楽しめるのが魅力。
頭と体に使えるので、1本で全身を洗うことができるのも嬉しいポイント。時間がない朝や、入浴ができないときにおすすめ。ドライシャンプーのほか、手指の洗浄やペット用シャンプーとしても使える。
泡で出てくるタイプなので、液が垂れて周りを汚す心配はなし。やさしい泡が全身を包み込み、さっぱりと洗い上げる。サラッと軽い使用感で、拭き上げた後にベタつかない。
6. ドライシャンプーの使い方にまつわるQ&A
ドライシャンプーを使う頻度は?1日何回、1週間に何回くらいが目安?
商品によって異なります。頭皮の状態、使用環境によっても異なるため、各商品の説明に沿って使用してください。あくまでも洗髪ができないときの応急処置として一時的に使うのがおすすめですが、使用した日の入浴時に普通のシャンプーで汚れをしっかり洗い流せるのであれば、日常的に活用できるでしょう。
ドライシャンプーを使ったら髪が白くなってしまった。どうしたらいい?
ドライシャンプーの成分が髪に付着したことによるものです。パウダータイプはつけすぎると白くなりやすく、他のタイプでも成分が乾燥して白くなる場合があります。白くなった部分を丁寧にブラッシングしたり、湿らせたタオルで拭き取ったりすると取り除けるでしょう。
今回お話を聞いたのは・・・ヘッドスパサロン VELETA 自由が丘 美容・漢方スパニスト 中畑敦志さん
美容経験19年以上、その間延べ4万人以上の方を施術。多くの人々に携わる中で頭皮環境や髪質、また心に悩みを抱えている声を受け、ヘッドスパ、漢方、薬膳、腸セラピーなどの資格を取得。その後、自社ブランドとして、漢方オイルや漢方クリームバスを使用し心身ともに整える事を目的としたヘッドスパ専門サロン「VELETA」をオープン。ホリスティックケアをコンセプトに漢方製薬会社と協力しての商品開発や育成、セミナー活動も手掛ける。