シャンプーの正しい泡立て方とは?スパニストに聞いた正しいヘアケア方法をご紹介!

洗髪時の刺激を少なくするための重要なポイントは、シャンプーをよく泡立てること。しかし、わかっていてもきれいな泡をつくるのは難しいもの。そこで今回は、美容・漢方スパニストとして活躍する中畑さんに、おすすめの方法についてインタビュー。泡立たない原因からふわふわに泡立てるためにコツまでを伝授してもらったので、泡立てが苦手な人は今日から試してみて。

更新日:2022/04/05

今回お話を聞いたのは・・・ヘッドスパサロン VELETA 自由が丘 美容・漢方スパニスト 中畑敦志さん

美容経験19年以上、その間延べ4万人以上の方を施術。多くの人々に携わる中で頭皮環境や髪質、また心に悩みを抱えている声を受け、ヘッドスパ、漢方、薬膳、腸セラピーなどの資格を取得。その後、自社ブランドとして、漢方オイルや漢方クリームバスを使用し心身ともに整える事を目的としたヘッドスパ専門サロン「VELETA」をオープン。ホリスティックケアをコンセプトに漢方製薬会社と協力しての商品開発や育成、セミナー活動も手掛ける。

1.シャンプーをよく泡立てることの5つメリット

シャンプーはよく泡立てて使うことが大事とよく言われるが、そもそも「どうしてよく泡立てないといけないの?」と思っている人も多いのでは。そこでまずは、シャンプーをよく泡立てることのメリットからみていこう。

1-1.髪や頭皮への摩擦ダメージを軽減

たっぷりの泡で洗うと指通りがよくなり、摩擦による髪や頭皮へのダメージを軽減できる。泡立ちが不十分なまま髪をこすり合わせて洗うと、表面のキューティクルが剥がれて髪にダメージを与えることに。泡が少ないぶんクッション性がないので、頭皮をゴシゴシこするように洗うと刺激も強くなってしまう。

たっぷりの泡で包み込むように洗えば頭皮や髪への刺激が少なく、健やかな状態をキープしやすい。

1-2.汚れを吸着して洗い落としやすくする

シャンプーの泡は頭皮や髪の余分な皮脂や汚れを吸着して包み込むため、泡がたっぷりあるとそのぶん洗い落としやすくなる。泡立ちが不十分だと汚れを吸着させて洗い流すことができず、頭皮の毛穴に詰まってかゆみを起こしたり、臭いやベタつきの原因になったりしてしまう。

毛穴に汚れが詰まった状態が長く続くと、抜け毛、くせ毛などの頭皮トラブルにつながってしまう可能性がある。

1-3.シャンプーが頭皮や髪に残るのを防げる

しっかり泡立てることで、シャンプーの原液が髪や頭皮に残るのを防ぐのに役立つ。十分に泡立てないままシャンプーすると原液が頭皮や髪に残りやすく、ベタつきやかゆみ、フケの原因になりやすい。

また、シャンプーを直接つけて髪と頭皮をこすり合わせながら泡立てるのも洗い残しの原因になる。泡立てながらお湯にしっかりなじませることにより、直接頭皮や肌に原液がつくのを防げる。

1-4.洗いムラを少なくできる

泡が髪全体を包み込むので洗浄成分が髪と頭皮に行き届きやすくなり、洗いムラを防ぐのに役立つ。シャンプーに保湿成分や毛髪補修成分などが含まれている場合は、髪全体に栄養が届きやすくなるのもメリット。

1-5.シャンプーの使いすぎを防ぐ

少量のシャンプーでもしっかり泡立てられれば、十分に汚れを落とすことはでき、シャンプーの使い過ぎも防げる。多くの人が一度に2~3プッシュしているが、ショートの人なら1プッシュで十分なことも。

2.シャンプーが泡立たない5つの原因

しっかりと泡立てるためには、シャンプーを泡立ちにくくしている原因を知ることも大切。次の中に改善できそうなところがあれば、今日から早速試してみよう。

2-1.予洗いが不十分

シャンプーを泡立てるには適度な水分が必要だが、髪や頭皮が十分に濡れていないと泡立ちにくくなる。髪を濡らさずに直接シャンプーをつけるのは厳禁。特に毛量の多い人は、予洗いが足りずに髪全体を十分に濡らせていないことが原因の可能性が大。

2-2.頭皮の汚れ、余分な皮脂が多い

頭皮の汚れがひどかったり、脂性肌で余分な皮脂が多かったりするのも泡立ちにくい原因に。特に夏場の暑い時期やスポーツで汗をかいたとき、何日もシャンプーできなかったときは泡立ちにくいことが多い。予洗いで髪表面の汚れや皮脂などをしっかり落とせていないときも泡立ちにくくなる。

2-3.スタイリング剤のつけすぎ

スタイリング剤のつけすぎが原因でよく泡立たないことも多い。ジェル、ワックス、バームなどのスタイリング剤には油分やシリコンが含まれているため、髪に過剰に皮脂がついているのと同じこと。水と油は混じり合わないため、油分が多いと水分とシャンプーが混ざりにくくなりよく泡立たない原因になる。

2-4.水を弾きやすい髪質

油分が強く撥水性のある髪質の場合も、泡立ちにくい傾向がある。髪が硬くてごわつきやすい場合は撥水毛である可能性が高い。撥水毛だと水を弾きやすいため、吸水毛の人より泡立ちにくくなる。撥水毛の人は、まず髪に水分を含ませるために予洗いをしっかり目にするのがポイント。

必要以上にヘアオイルなどで油分を補給している場合も撥水毛になりやすいので注意して。

2-5.シャンプーの洗浄力が弱い

今使っているシャンプーが低刺激のものだと、洗浄成分自体が泡立ちにくいものである可能性も。シャンプーに含まれる洗浄剤には泡立ちやすいものとそうでないものがあるが、一般的に洗浄力が強い高級アルコール系は泡立ちやすく、洗い心地がマイルドな一部のアミノ酸系は泡だちが控えめと言われる。

3.泡立ちのよいシャンプーの選び方

泡立ちやすいシャンプーを選ぶには、洗浄成分に注目するのがポイント。肌質や頭皮の状態に合う種類の洗浄剤の中から、より泡立てやすいものを選んでみよう。

3-1.脂性肌の人には高級アルコール系、アルカリ性石けんがぴったり

頭皮に皮脂が多くベタつきやすい脂性肌の人には、高級アルコール系洗浄成分を使用しているシャンプーがおすすめ。成分表記にラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなど、○○硫酸と表記されているものをチェックしてみよう。高級アルコール系シャンプーは脱脂力や洗浄力に優れ、泡立ちやすいのが強み。洗い上がりがさっぱりしているので、汗や皮脂によるベタつきをすっきり洗い流したい人にはうってつけ。とにかく泡立ちがよいシャンプーを選びたい人にはぴったり。

また、泡立ちのよさを重視したいなら、アルカリ系の石けんシャンプーを選択肢に入れてみるのもあり。アルカリ系の石けんシャンプーは、石けん素地もしくはカリ石けん素地という成分表記を目安にしてみて。高級アルコール系シャンプー同様、洗浄力が高く泡立ちにも優れており、すっきりとした洗い上がりを求める人に向いている。

ただし、どれも洗浄力が強い反面、肌の弱い人は刺激になってしまうことも。高級アルコール系とアルカリ系石けんのなかで少しでも肌への負担を減らしたいのなら、ラウレス硫酸Naを使用しているものがおすすめ。ラウリル硫酸Naやアルカリ系石けんよりも刺激が控えめなので、脂性肌だけれど頭皮へのダメージが気になる人はチェックしてみて。

3-2.乾燥、敏感肌の人は一部のアミノ酸系、酸性石けんがおすすめ

頭皮や髪が乾燥してパサつきやすい人や、肌がデリケートな人はアミノ酸系シャンプーに注目してみよう。アミノ酸系シャンプーはいくつかの種類に分かれるが、なかでも泡立ちがよいのは、ラウロイルメチルアラニンNaなどのアラニン系。弱酸性かつ低刺激なので、頭皮や髪への刺激が気になる人は試してみるとよいだろう。ラウレス-4カルボン酸Naなどを使用した酸性石けんも、適度な洗浄力があり洗い心地がやさしいので、刺激が少なく泡立てやすいシャンプーを使いたい人にぴったり。

頭皮トラブルを起こしやすく肌に強い成分を避けたい場合は、洗浄力が控えめな低刺激シャンプーを使い、2度洗いするのもひとつの方法。アミノ酸系シャンプーでは、ココイルグルタミン酸Na、ココイルメチルタウリンNaなどの成分が使われているものを。コカミドプロピルベタインを使用したシャンプーも刺激が少なくほどよい泡立ちが期待できる。

3-3.泡立てるのが苦手な人は、泡シャンプーを選ぶのもひとつの手

肌質に合った発泡性のよいシャンプーを使ってもなかなかうまく泡立てられないという人は、泡シャンプーを選んでみるのもあり。液体シャンプーとは異なり泡立てる必要がなく、すぐにたっぷりの泡で髪全体を包み込めるのがメリット。泡シャンプーにもいろいろな種類があるので、頭皮の状態にあった洗浄成分を使用しているものを選んでみて。

泡シャンプーを使えば髪や頭皮へのダメージを軽減できるため、たっぷりの泡でやさしく洗いたい人も試してみる価値大。ついつい頭皮や髪をゴシゴシとこすって泡立ててしまう人や、刺激が強いシャンプーの洗い残しが気になる人にもぴったり。泡シャンプーを使い、ふわふわの泡で洗うことのよさを体感してみよう。

レコメンドアイテム[PR]

きめ細かい“ふわもこ泡”で出る「メリット ザ マイルド」は、地肌と髪をこすらず、やさしく洗える!

プッシュするだけで、きめ細かな“ふわもこ泡”で出るのが特徴。地肌の上でゴシゴシ泡立てる必要がなく、地肌の大切な潤いを守りながらやさしく洗える。コンディショナーも泡で出るから、毛先までムラなくなじみ、さらさらの素髪に仕上がる。

泡切れも良くさっとすすげて、地肌・髪への負担感も少ない。髪と地肌と同じ弱酸性。洗い上がりは、やさしいフレッシュフローラルの香り。

4.シャンプーをふわふわに泡立てるためのコツ

シャンプーをよく泡立てて、ふわふわの泡を作るためのの5つのコツをご紹介。今日から早速実践してみて。

4-1. 入浴前にブラッシングをして髪のもつれをほぐす

入浴前にブラッシングをして、髪表面についたホコリやチリなどの汚れをしっかり落としておくと泡立ちやすくなる。頭皮からブラッシングすることで、皮脂や古い角質が浮き上がり汚れ落ちもアップ。頭皮を強くこすリつけて傷つかないよう、コームではなくパドルブラシなどを使ってやさしく行おう。あらかじめブラッシングしておけば、髪のもつれや絡まりをほぐせるので泡切れも起こしにくくなる。

4-2.シャンプー前に予洗いを行い、頭皮と髪をしっかり濡らす

シャンプーで髪を洗う前に、予洗いで頭皮と髪をしっかり濡らしておくことが重要。体温に近い38℃前後のお湯で、少なくとも1分以上まんべんなくシャワーをかけていこう。髪全体をただ濡らすだけでなく、頭皮が柔らかくなり髪全体に水分が浸る程度まで行うと泡立ちやすくなる。

毛量が多くシャワーだと全体を濡らしにくい場合は、洗い桶などを使って溜め洗いするのもおすすめ。予洗いをしっかり行えば汚れの7割以上を落とせるので、より泡立ちやすい状態に。ブラッシングで落とし切れなかった髪表面のチリやホコリを洗い流すようなイメージで行ってみて。とくに汗をかいた日やスタイリング剤を使った日は、いつもより入念に行うのがおすすめ。

4-3.シャンプーとお湯をよくなじませ、空気をたっぷり含ませる

シャンプーを泡立てるときは、いかに空気をたくさん取り込ませられるかが決め手。メーカーが推奨しているシャンプー量を手に取り、お湯によくなじませながら空気を含ませるように両手をこすり合わせていこう。

どうしてもうまく泡立てられない場合は、洗顔用のネットを使ってみるのもあり。はじめからたっぷりの空気を含んだふわふわの泡が出てくる泡シャンプーを使うのもひとつの方法。両手で泡立たせた後は、泡を頭全体に広げるようにつけてのばし、髪全体に空気を取り込むように洗っていこう。

ロングの人もまずは頭皮全体につけ、根元から髪をグッと持ち上げて頭の上で髪をひとまとめにして洗うのがおすすめ。毛先だけをこすり合わせて泡立てるのは、空気を取り込みにくく髪のキューティクルを損ないやすいのでNG。毛量が多く一度に適量を泡立てるのが難しい場合は、少しずつ分けて行ってみて。

4-4.ベタつきがひどいときや、整髪料を多く使ったときは2度洗いを

髪のベタつきや汚れがひどいときや、整髪料を多く使った日などは、2度洗いするのもおすすめ。2度洗いすることでしっかり泡立ちやすくなり、洗い残しの心配もなく頭皮をきれいに保ちやすい。

1回目はまず予洗いをしっかり行い、頭皮を軽く洗うイメージで髪表面のホコリやチリ、整髪料などを落とす。2回目は1回目のシャンプーで大まかな汚れが落ちているので泡立ちがアップ。ふわふわの泡で頭皮をメインにしっかり洗っていこう。

なお、2度洗いすることで泡立ちをよくすることはできるが、洗いすぎると頭皮が乾燥してしまう場合がある。頭皮が乾燥しすぎると逆に皮脂が多く出てしまうこともあるので注意して。肌がデリケートな人はできるだけ洗浄力の弱いシャンプーを使って行うのがおすすめ。

5.編集部おすすめの泡シャンプー

花王

メリット ザ マイルド 泡シャンプー ポンプ

540mL 880円(編集部調べ)

弱酸性のシャンプーが髪と頭皮をやさしく洗い上げる。泡切れがよく、サッとすすぎやすい

・プッシュするだけで、きめ細かなふわもこ泡で出る
・地肌の大切な潤いを守りながらやさしく洗える
・泡切れがよく、さっとすすげて、地肌・髪への負担感なく使える

メリット ザ マイルドは、プッシュするだけで、きめ細かな“ふわもこ泡”で出るのが特徴。地肌と髪をこすらずやさしく洗えるのはもちろん、泡が地肌まで行きわたり、汚れをすっきり洗い上げる。

髪と地肌と同じ弱酸性、ノンシリコーン処方。

フェザー

シルクで洗う泡シャンプー

300mL 3080円

シルク由来の成分を配合した泡シャンプー。泡立て時の摩擦を抑えてやさしく洗い上げる

「ラウロイル加水分解シルクNa」という、シルク由来の成分が使われている。シャンプーを泡立てるときに摩擦が起きにくいから、髪をやさしく洗いやすい。

「マリンコラーゲン」「シルクプロテイン」「アロエベラ葉エキス」「ガゴメエキス」を配合。天然由来の保湿成分で、髪や地肌に潤いを与える。

プッシュタイプの泡シャンプーだから、泡立てる手間がかからずサッと洗える。3〜5プッシュを目安に、頭皮をマッサージするようにシャンプーしてみて。

山田養蜂場

泡でふんわり 薬用オールインワンシャンプー

450mL 4400円

1本で5役を担うオールインワンの泡シャンプー。手軽に髪や頭皮のケアができる

1本でシャンプー、リンス、トリートメント、地肌ケア、育毛ケアの5つができる。手軽に頭皮環境を整えて、ハリとコシのある髪をめざして。

「ハチミツ」「ローヤルゼリーエキス」などの天然保湿成分や、「センブリ」「カキタンニン」など植物由来の成分を配合。ふんわりと美しい髪にする効果が期待できる。

プッシュすると、毛穴と同じサイズの微細泡が出る。毛穴に詰まった汚れに泡が届いて、しっかり洗浄しやすい。保湿成分や美髪成分が浸透しやすいのもポイント。

6.シャンプーの泡立て方にまつわるQ&A

固形シャンプーの泡立て方のコツは?

泡立てネットを使うと簡単に泡立ちやすくなります。髪に直接塗りつけて泡立てるのは刺激が強いので控えましょう。

シリコン、ノンシリコンのどちらが泡立てやすいですか?

シリコンの有無は泡立てやすさに大きな影響はありません。今使っているシャンプーが泡立ちにくいと感じるなら、洗浄成分(界面活性剤)に注目してみましょう。乾燥肌や敏感肌の人はアラニン系洗浄剤か、酸性の石けんを使ったシャンプーを、脂性肌の人は高級アルコール系洗浄剤か、アルカリ性の石けんシャンプーがおすすめです。

今回お話を聞いたのは・・・ヘッドスパサロン VELETA 自由が丘 美容・漢方スパニスト 中畑敦志さん

美容経験19年以上、その間延べ4万人以上の方を施術。多くの人々に携わる中で頭皮環境や髪質、また心に悩みを抱えている声を受け、ヘッドスパ、漢方、薬膳、腸セラピーなどの資格を取得。その後、自社ブランドとして、漢方オイルや漢方クリームバスを使用し心身ともに整える事を目的としたヘッドスパ専門サロン「VELETA」をオープン。ホリスティックケアをコンセプトに漢方製薬会社と協力しての商品開発や育成、セミナー活動も手掛ける。

  • LINEで送る
※記事は2022年4月5日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

TOP