トリートメントの正しい使い方は?洗い流す・洗い流さないタイプにわけて解説!
意外と知らないトリートメントの正しい使い方。いつもなんとなく使っているけれど、正しく使えているのか、効果のある使い方ができているのかわからないという人も多いはず。そこで今回は、「原宿・表参道の美容室PlusLounge」のスパニスト・毛髪診断士、中島あずささんに聞いた、トリートメントの正しい使い方や、コンディショナーとの違いなどを徹底解説。アウトバストリートメントの使い方が気になる人もチェックしてみて。
更新日:2023/09/11
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今回お話を聞いたのは・・・原宿・表参道の美容室PlusLoungeのスパニスト・毛髪診断士 中島あずささん
原宿の美容室PlusLoungeを経営。20年以上のキャリアを活かし、毛髪診断、骨格診断などを組み合わせ女性のための大人キレイ塾をスタート、雑誌の取材や美容サイト監修、メイク講習などを行う。美齢学アドバイザーとして、美しく年齢を重ねる学問、美齢学を中心とした頭皮専門美麗メソッドを構築中。
1.トリートメントの役割やコンディショナーとの違い
1-1.トリートメントとコンディショナーの違いや役割は?
メーカーや製品ごとに違いはあるものの、一般的な基準は以下の通り。
■コンディショナーの役割
髪の毛の表面を保護し、キューティクルを整えてなめらかにする。内部に成分を浸透させるものではなく、あくまでも表面をコーティングするために使われるもの。
■トリートメントの役割
髪の毛の内側に栄養成分を浸透させ、ダメージをケアする。さらっとした手触りにするというよりは、内部をケアするために使用するもの。
トリートメントには、シャンプー後に使用する洗い流すトリートメントと、アウトバス用の洗い流さないトリートメントがある。たとえば、洗い流すトリートメントは、髪の内部にしっかり成分を浸透させるために時間をおく必要がある。使用後はよくすすがないと浸透率が悪化する原因に。
一方、洗い流さないタイプを夜に使えば、成分が髪の内部に一晩中じっくり浸透する。翌朝の髪のサラサラ感、ツヤ感が増し、日中のダメージから髪を保護することにもつながる。
1-2.トリートメントとコンディショナー、使う順番は?
こちらも例外はあるが、一般的には先にトリートメントを使うことがスタンダードと言える。併用する場合は、シャンプー→トリートメント→コンディショナーの順番で使用しよう。
トリートメントで内部を補修し、コンディショナーで表面を整えてコーティングするという流れがおすすめ。ただしトリートメントを使う場合は、コンディショナーの機能も兼ねているものがほとんどなので、最近ではあえて併用する必要がない。
併用するかは髪の状態で決めればOK。併用するとよりサラツヤ感が出ることもあるので、自分の髪に合わせて使ってみて。
2.【読者アンケート】トリートメントの正しい使い方に悩む人の事情
みんなはトリートメントの正しい使い方についてどんな悩みを抱えているの?まずは巷の気になる事情を知るため、オズモール読者にアンケート調査を実施。(オズモール調べ:2021/7/19~2021/7/30、回答数912人)
Q.トリートメントの正しい使い方はわかる?
わからない人が40%超!
トリートメントの正しい使い方がわかると答えたのは57%、わからないと答えた人も42%いるという結果に。普段何気なく使っているトリートメントだけど、「正しい使い方」と聞かれると自信がないという人は意外と少なくないのかも。
Q.トリートメントの使い方でわからないことは?
使い方だけでなく、選び方もおさらいすべし!
わからないことを具体的に聞いてみた結果を見ると、使い方以外に選び方でも悩んでいる人が多い模様。髪の状態にあった適切なトリートメントを選んで使えるよう、この機会におさらいしてみよう。
3.洗い流すトリートメントの使い方
3-1.シャンプーの後は水気をしっかり切る
シャンプーをしたら、まずは手でしっかりと水気を切ることが大切になる。乾いたタオルで拭き取ると水気が切りやすいので試してみて。
水気が残ったままだとトリートメントがだれて水と一緒に流れてしまう。トリートメント本来の効果を発揮できない可能性があるので、水気には注意しよう。
3-2.トリートメントを毛先から付ける。頭皮には付けないこと
トリートメントは、頭皮に付けると毛穴に詰まってトラブルの原因になる可能性も。頭皮には付けず、必ず毛先から髪の真ん中に向かって付けるようにしてみて。
しっかり髪の内部になじませるようなイメージで、揉み込むように付けていくのがおすすめ。
3-3.目の粗いクシで軽くコーミングする
髪1本1本の内部にしっかりトリートメントが浸透するよう、コーミングをして毛の流れを整えながらなじませていこう。
目が細かすぎるとキューティクルが傷むことがあるので、粗いタイプを使うのがベスト。
3-4.指定の時間放置。放置しすぎはトラブルのもとに
製品記載の時間に従って、放置しよう。「しばらく置く」のような表記で明確な時間が書かれていなければ、5分~10分程度置くのが一般的。
放置時間を長くしても髪内部に浸透する成分の量には限界があるので、よりケアにつながるというわけではない。
その上、長時間放置しすぎることによって頭皮や肌についてしまい、ベタつきやニオイの原因になることも。長時間の放置は髪や頭皮のトラブルにつながる可能性もあるので、適切な時間を守るようにしよう。
3-5.蒸しタオルで髪を覆うと髪の内部への浸透力がアップ。特別な日のケアに取り入れてみて
髪の毛をホットタオルで温めることで、キューティクルが開きやすくなり、髪の内部まで成分が浸透しやすくなる。タオルは42~43℃くらいのお湯で温めて使うのがおすすめ。
そして、その上からシャワーキャップをかぶり、タオルのズレと温度の低下を防ごう。シャワーキャップは、100均に売っているような使い捨てのものでOK。
このときもしバスタブにお湯があれば、浸かって待つとよりホットタオルの温度が保てるので試してみて。
3-6.しっかりとすすぐ。洗い残しはトラブルの原因に
トリートメントを付けて放置した後は、しっかりとお湯ですすごう。トリートメント特有のぬるぬる感がなくなるまで、きれいに洗い流すのがポイント。
トリートメントの洗い残しがあると、ベタつきやニオイ、フケなどトラブルの原因になる場合もあるので注意して。
3-7.やさしくタオルドライして、早めにドライヤーで乾かす
やさしく、かつしっかりとタオルドライで水気を拭き取ろう。タオルドライが不十分だとドライヤーの時間が長くなり、熱による傷みの原因になる可能性も。
摩擦にならないよう、こすったりせずにやさしく水気をふきとり、早めにドライヤーで根元から乾かすようにしてみて。
4.編集部おすすめアイテム
Essential THE BEAUTY
髪のキメ美容プレミアムトリートメント Moist Repair Premium
250g 1078円(編集部調べ)
おすすめポイント
・髪表面が乱れなく整った「髪のキメがそろった」状態へと導く美髪処方を採用。
・髪の内部とキューティクルを集中補修するとともに、ゴワつく髪も根元から毛先までなめらかに整えて、キレイな毛流れに。
・美しい髪の必須成分「18-MEA」(ラノリン脂肪酸:毛髪保護成分)を配合。
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繰り返したカラーリングやアイロンの熱によりゴワついた髪の毛先まで補修し、キメのそろった美しさへ。
髪にわずか0.1%未満しか存在しない美しい髪の必須成分「18-MEA (毛髪保護剤:ラノリン脂肪酸) 」配合。根元から毛先までなめらかに整えて、キレイな毛流れに。
コンディションに左右されない、毎朝しっとりまとまった髪を目指せる。
フィーノ
プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク
230g 1078円
おすすめポイント
・毛先までなめらかに
・週1~2回の集中ケアに
・グレースフローラルの香り
週1~2回の集中ケアに人気のトリートメント。傷んだ髪の毛先までしっかりアプローチし、なめらかに仕上がる。
とろけるように髪になじみ、保湿成分「ローヤルゼリーエキス」や、ツヤを与える成分「スクワラン」などの美容液成分が髪1本1本の内部に浸透。
放置時間は不要で、髪に付けてすぐにすすげるのが嬉しいポイント。傷みが気になる髪におすすめ。
パンテーン
エクストラダメージケア デイリー補修トリートメント
150g 538(Amazon)円
おすすめポイント
・「プロビタミン処方」で毛先までダメージを感じない髪に
・傷んだ髪もしっとりサラサラに
・ふんわり甘い花々に爽やかな果実を散りばめた香り
ダメージを集中ケアするトリートメント。髪1本1本の内部に浸透する「プロビタミン処方」採用で、傷んだ髪もしっとりサラサラに仕上げる。
こっくりテクスチャーが毛先を包み込み、「シリコーンクオタニウム-26」などの毛髪補修成分がデリケートな髪を守りながら補修する。
枝毛や切れ毛も防ぎ、ダメージを忘れたような髪へと導く。カラーやパーマによるダメージが気になる髪におすすめ。
5.洗い流さないトリートメントの使い方
5-1.お風呂からあがったら、水気をしっかりタオルドライ
こすらないように注意しながら、タオルドライで水気をしっかり拭き取ろう。摩擦はキューティクルの傷みにつながるため、やさしくしっかり拭き取るのがポイント。
水気が残っているとトリートメントが水といっしょに流れていってしまうので、効果が薄まってしまう可能性もあるので要注意。
5-2.手のひらに広げてなじませ、毛先から付けていく
洗い流すトリートメントと同様、頭皮には直接付けないようにして。毛先から内部になじませるように、揉み込んで付けていくのがおすすめ。
髪の真ん中にも付け終わったら、目の粗いクシでコーミングすると均一になじむので試してみて。
5-3.根元からドライヤーで乾かす
トリートメントを付け終わったら、最後は根元からしっかり乾かそう。根元から乾かしたほうが全体の乾きが早く、熱によるダメージを最小限に防ぐことができるのでおすすめ。
温風と冷風を交互に使うことで、髪の温度を上げすぎずに乾かせるのでぜひ試してみて。
6.トリートメントにまつわるQ&A
トリートメントの効果をアップさせるために注意すべきことは?
記事内で紹介した使い方、製品ごとに指定された方法を守ること。加えて、しっかり根元からドライヤーで乾かすことが重要。
乾かさずに放置すると、キューティクルが開きっぱなしになってダメージにつながるので注意して。
洗い流すトリートメントを使う頻度は?
基本毎日行ってOK。そんなに持続するものではないので、毎日やることでいつもきれいな状態の髪が保てる。
ただし、集中ケアやスペシャルケア用のトリートメントは週に1~2回程度にしよう。製品に記載があるはずなので、確認すること。
今回お話を聞いたのは原宿・表参道の美容室PlusLoungeのオーナースタイリスト・毛髪診断士 中島あずささん
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