女性におすすめの頭皮ケアは?頭皮ケアのプロに聞いた女性の頭皮ケアの方法を紹介!
頭皮の臭い、かゆみなど、日頃からケアしているのに期待した効果が得られないと悩んでいる人も多いのでは。そこで今回は、「渋谷区神宮前のヘアサロンSAKURA」のスパニスト、熊谷玲奈さんに正しい頭皮ケア方法を教えていただきました。頭皮にまつわるQ&Aなども紹介するので、気になる人はチェックしてみて。
更新日:2024/10/23
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今回お話を聞いたのは・・・渋谷区神宮前のヘアサロンSAKURA(サクラ)のスパニスト 熊谷玲奈さん
原宿にある美容室SAKURAに所属。 ヘアアレンジやカット、イベントのほか、シャンプーやヘアトリートメントの広告のヘアメイクとしても活躍。美容師として働くうちに、自身の"手"で喜んでもらえる「ヘッドスパ」を仕事にしようと考え、勤務していたサロンで初のスパニストに。 その後、足ツボ・リフレや、ボディケア、フェイシャルエステの技術を学び、ホリスティックビューティの考えをベースにお客様に合ったケアを提案している。
1.誤った頭皮ケアで起こりえる頭皮の悩みとその原因
1-1.頭皮の臭い
頭皮の臭いの原因は、汗や皮脂、酸化した代謝物といった頭皮の汚れに。毛髪が密集する部分にはとくに汚れがたまりやすいので、髪の毛の重なりが多い後頭部はとくに臭いが発生しやすい。
また、シャンプーで頭皮をきちんと洗い流せず、汚れが残ってしまうことが原因の場合も。そのため、髪が長い人や毛量の多い人にはとくにその傾向がある。さらに、在宅勤務や休日など、外出しなかった日は髪を洗わないという理由で臭いが発生しているケースも少なくない。
1-2.フケが出る
フケは、古くなった頭皮の角質が剥がれ落ちたもの。「頭皮の汚れがフケの原因」という誤った認識で洗浄力の高いシャンプーを使っていると、かえってフケを悪化させてしまう場合も。なお1日に複数回のシャンプーをすると、頭皮の保湿に必要な皮脂を洗い流してしまう可能性があるので注意しよう。
洗浄成分については、一般的にアルコール系や石鹸系シャンプーは洗浄力が強いといわれるのに対し、アミノ酸系シャンプーはやさしい洗い上がり。ただし、アミノ酸系シャンプーは肌に残りやすいという特徴もあるので、たっぷりの水ですすぐことが大切。
1-3.頭皮のかゆみや赤み
頭皮にかゆみや赤みが出てしまう原因には、以下のパターンが挙げられる。
■シャンプーがすすぎきれていない
シャンプーの洗い流しが不十分だと、残された成分が頭皮に負担を与えてしまう可能性も。
■頭部の通気性が悪い
帽子をかぶるなど、頭部の通気性が悪くなることで頭皮が蒸れて、雑菌が発生・増殖することがある。帽子をかぶる機会が多い人は、こまめに外すなど、蒸れにくくするように工夫してみて。
■頭皮が乾燥している
実は顔よりも乾燥しやすい頭皮。空気が乾燥する時期はとくに乾燥しやすいので、いつもより洗浄力が弱めのシャンプーを使うなど、保湿に配慮したケアが必要。
1-4.抜け毛や薄毛
女性の抜け毛や薄毛の原因は、加齢やストレス、ホルモンバランスの乱れなどによることが多い。これらが原因で髪が抜けやすくなったり、育毛サイクルに崩れが生じて、新しい毛髪の成長が遅くなったりするケースも。
また、過度な洗髪や頭皮に合わないシャンプーを使っていたり、コンディショナーが頭皮残っていたりする場合には、直接的な原因にはならないものの注意が必要。慢性的に続いてしまうと、頭皮環境に悪影響を及ぼすため、誤ったケアの習慣は見直したい。
2.【読者アンケート】頭皮ケアで悩んでいる女性の事情
みんなは頭皮ケアについてどんな悩みを抱えているの?取り入れている対策方法は?まずは巷の気になる事情を知るため、オズモール読者にアンケート調査を実施。(オズモール調べ:2021/4/1~2021/4/6、回答数823人)
Q.みんなはどんな頭皮トラブルで悩んだことがある?
上位となった頭皮トラブルは頭皮のかゆみ
「頭皮トラブルはない」という答えが最も多く、続いて「頭皮がかゆい」が2位となった。洗髪不足や頭皮の乾燥、合わないシャンプーの使用など、身近なところに原因が潜んでいるのかも。
Q.みんなはどんな頭皮ケアをしている?
頭皮マッサージを取り入れる人が多い
頭皮ケア方法としていちばん人気だったのは、「頭皮をマッサージする」で81人だった。毎日簡単に実践できることが人気の理由かも。2位は「シャンプーを変える」、次いで「生活習慣を変える」「シャンプーの仕方を変える」という結果に。
3.家庭でもできる女性の頭皮ケアの方法
3-1.頭皮に適したシャンプーを使う
正しい頭皮ケアには、毎日のシャンプーが重要。シャンプーは、主に水や洗浄成分でできているので、洗浄成分や配合成分をきちんと確認し、自分に合ったシャンプーを選ぶことが大切。髪の毛の状態や質感を変えたい人は、トリートメントを変えてみるのもおすすめ。
また、頭皮や髪がベタつきやすい人、臭いが気になる人には、「界面活性剤」入りの石けん系シャンプーを使うのもよい。ただし石けん系のシャンプーは洗浄力が高めなので、乾燥が気になる場合、週に一度のクレンジングとして使うのもおすすめ。
さらに、頭皮がつっぱる人、乾燥しやすい人には、頭皮にも付けられて、頭皮にも潤いを与えられる洗い流すタイプのトリートメントがおすすめ。このタイプのトリートメントなら、頭皮にも付けられるので使い勝手もよい。頭皮用美容液で潤いをプラスすれば、なお健やかな頭皮環境をめざせる。
3-2.髪の洗い方を改善する
髪の毛を洗うときは、頭皮を傷つけないように、爪を立てないで指のはらで洗うようにしてみて。また、細かいところも洗いやすい、シャンプーブラシを活用するのもおすすめ。シャンプーブラシは、使い終わったらきちんと水分を切って、衛生的に保管することが大切。
そして流すときは2~3分を目安に、たっぷりの水ですすぐのがポイント。髪の毛の泡がなくなったように見えても、頭皮部分には残っていることが多いので、念入りに洗い流そう。
3-3.自然乾燥しない
シャンプー後は、すぐにドライヤーを使って乾かすようにしよう。生乾きのまま放置すると、雑菌が増殖して頭皮トラブルの原因になるため、自然乾燥は避けるのがベター。
また、ドライヤーは、熱さを感じるほどの高熱で頭皮にあてるのはよくない。ただし髪の毛のツヤ感を出すには、一度温めてから冷やすほうがきれいにまとまる。頭皮の負担にならないに、適切な温度で乾かして。
3-4.ヘアケア剤で頭皮を保湿する
オイルやローション、美容液、育毛剤など、ヘアケア剤で頭皮を保湿するのもおすすめ。人によって合わない成分もあるため、ヘアケア剤を選ぶときは、自分の肌に合うどうかをベースに考えるのが大切。
オイル系は、毛髪だけでなく頭皮にも付けられるものを選ぶようにしてみて。しかし、食用の「ココナッツオイル」や「ツバキオイル」などは、頭皮への使用を目的としないので避けたほうがよい。
また、オイルなどを塗ってベタついた状態が続いてしまうと、皮脂が出続けているときと同じ状態になってしまう。そのため、ローションや水溶性の頭皮美容液を使用することも検討しよう。
育毛剤は、薄毛の予防や毛髪の細さが気になり始めたときに使用するとよい。なるべく早めのケアとして、予防目的で使うことが大切。
3-5.頭皮をマッサージする
頭皮の筋肉をもみほぐして柔らかくすることで、血行を良くして頭皮環境を整えたり、リラックス効果が期待できる。
頭皮マッサージは、指のはらを押し当てて、頭頂部に向けて血液を流すようにゆっくりと動かすのが基本。頭の筋肉はおでこや前頭部、側頭部、後頭部についており、3カ所を意識してほぐすようにする。指の力が入れづらい時は軽く手を握り、指の第一関節と第二間接の間の部分を利用するとよい。
なお、頭頂部は顔とつながった膜で支えられているため、頭周りの筋肉の状態は顔全体にも影響する。筋肉が硬くなったり疲労で下がってきたりすると、顔のたるみにもつながるため、シャンプーのときにマッサージを取り入れてみて。
3-6.生活習慣を改善する
健やかな頭皮環境を維持するには、正しい生活習慣が必要不可欠。体と同じように、髪の毛も食べ物から摂取した栄養でできているので、バランスのとれた食生活を保つことが重要となる。
また、睡眠の質も欠かせないポイント。睡眠時間の確保はもちろん、質の高いノンレム睡眠をとることで、肌や髪の健やかに保つためのホルモンが分泌される。
また、適度な運動などでストレスを軽減し、健康的な体をつくることも大切。運動は血行促進になり、健やかな頭皮環境を保つことにつながる。
今月のピックアップアイテム(PR)
ヤーマン
ミーゼ ニードルヘッドスパリフト
19800円
おすすめポイント
・先端をニードル形状にとがらせたブラシで至福のもみ心地を実現
・毛穴の汚れをかき出し、ふんわり清潔な髪に
・「もみ出しアタッチメント」に付け替えて顔や肩のケアも
ヘッドスパのハンドテクニックを再現すべく、先端をとがらせた「“極(きわみ)”ニードル」を採用。固まりがちな頭皮にしっかり刺さって揉みだし、エステのような心地よさを味わえる。
さらに長さ9mmの細いブラシで、シャンプーだけでは落ちにくい汚れにアプローチ。毛穴の根元から髪をかき分け、皮脂や汚れを洗い上げる。
アタッチメントを付け替えれば、顔や首、肩などにも使用可能。よりパワフルな刺激がほしい人や頭皮のかたさを感じる人には、「ニードルヘッドスパリフト アクティブ」がおすすめ。サロンのような、新しいヘッドスパ体験を自宅で楽しんで。
4.編集部おすすめアイテム
セグレタ
【薬用】育毛エッセンス
150ml 2200(Amazon)円
おすすめポイント
・独自開発成分「t-フラバノン(※1)」をはじめとする3種類の有効成分配合
・使うたび、髪を根元から太く長く育てる
・分け目・つむじにもつけやすいダイレクトノズルのローション
シャンプーなどでもおなじみのセグレタから発売されている育毛剤。抜け毛や分け目・つむじが気になる人におすすめ。
独自開発成分「t-フラバノン(※1)」が、毛根に直接作用。髪の成長サイクルを改善し、根元から太く長く育て、コシのある抜けにくい髪に。生薬「センブリエキス(※2)」が、地肌の血行を促進し、抜け毛を予防。
地肌の気になる部分にやさしくつけられる直塗りローションタイプ。
無香料。
※1 トランス-3,4’-ジメチル-3-ヒドロキシフラバノン
※2 スエルチアマリンKI
haru
kurokami スカルプ
4070円/400ml
おすすめポイント
・乾燥肌 / 敏感肌 / 普通肌向け
・髪にも地肌にも負担が少ない
・髪にハリやコシを与える
頭皮への負担を抑えながら、さらっと仕上がるアミノ酸系シャンプー。コラーゲンを加水分解して作られる「ココイル加水分解コラーゲンK」配合で、保湿や柔軟性アップも期待できる。
「ソープナッツエキス」や「ヤシ由来の洗浄成分」が、モコモコと泡立って汚れをすっきり洗い流す。
また、「リンゴ果実培養細胞エキス」「ソメイヨシノ葉エキス」などの美容成分を豊富に含み、ハリやコシのある豊かな髪へサポート。
髪を紫外線ダメージから守る「スイカズラ花エキス」「グアバ果実エキス」も配合し、指通りのよいなめらかな髪へ導く。
アンファー
スカルプD ボーテ メディカルエストロジー スカルプセラム
80ml 7945円
おすすめポイント
・女性ホルモン「エチニルエストラジオール」をはじめ、3種類の有効成分配合
・30種の天然由来成分、「豆乳発酵液(ソイセラム)」配合
・6つの無添加
美しい黒髪を維持したいなら、スカルプDの育毛剤を要チェック。女性ホルモン成分「エチニルエストラジオール」や、頭皮環境を整える「グリチルリチン酸ジカリウム」など、3種類の育毛有効成分を配合している。
また、「アシタバ抽出液」「米抽出物加水分解液V」といった30種類の天然由来成分、「豆乳発酵液(ソイセラム)」を湿潤剤として配合している。
さらにシリコン、合成着色料、鉱物油など、6つの成分は無添加。同シリーズのシャンプーは育毛剤の浸透を妨げる汚れを洗浄するため、育毛剤とのライン使いがおすすめ。
資生堂
ザ ・ヘアケア アデノバイタル アドバンスト スカルプエッセンス
180g 7700円
おすすめポイント
・独自の薬用有効成分「アデノシン」配合
・頭皮に潤いを与える保湿成分配合
・キューティクルも補修して、美しい髪へ
女性の抜け毛・薄毛の悩みをサポートする女性用薬用育毛剤。独自の薬用有効成分「アデノシン」がを配合し、健やかな髪と頭皮をめざせる。
また、アンズ果汁由来の保湿成分「APコンプレックス」や、「アシタバエキス」「ジプロピレングリコール」などを由来とした保湿成分「AGコンプレックスⅡ」などを配合。頭皮に潤いを与え、健やかに整える。
さらに、髪のキューティクルを補修する「オノニスエキス」を配合。頭皮だけでなく髪のケアもしたい人におすすめ。
5.女性の頭皮ケアにまつわるQ&A
汗をかきやすい夏におすすめの頭皮ケアは?
汗をかきやすい夏などには、雑菌の繁殖を抑えてくれる「乳酸菌」入りのシャンプーがおすすめ。また、皮脂汚れをしっかり落とす、石けん系界面活性剤入りのシャンプーを使うのもよい。頭皮ケアは、季節や頭皮の状態に合わせて、アイテムを使い分けるのがポイント。汗による蒸れや皮脂の分泌が多くなる夏は、頭皮を保湿しつつさっぱり洗い上げるシャンプーを選ぼう。
朝と夜など髪を頻繁に洗うのはダメ?
基本的には1日1回が目安。皮脂分泌がとくに多い人は1日2回洗っても大丈夫。必要な油分を残すために、朝はシャンプーを使わず水ですすぐだけ、コンディショナーやトリートメントだけにするなどの工夫も検討してみて。
脂っぽくベタつく頭皮を改善する方法は?
現在使っているシャンプーを変えてみるのがおすすめ。自分の頭皮に合うかが重要だけど、洗浄成分が強めのものを選ぶのも選択肢のひとつと言える。また、乾燥して皮脂を過剰に分泌している場合もあるので、自分に合った洗浄力のシャンプーを使おう。
さらに、脂っぽい食べ物や甘いものは控えるなど、食生活も見直すのも大切なこと。
今回お話を聞いたのは・・・渋谷区神宮前のヘアサロンSAKURAのスパニスト 熊谷玲奈さん
原宿にある美容室SAKURAに所属。 ヘアアレンジやカット、イベントのほか、シャンプーやヘアトリートメントの広告のヘアメイクとしても活躍。美容師として働くうちに、自身の"手"で喜んでもらえる「ヘッドスパ」を仕事にしようと考え、勤務していたサロンで初のスパニストに。 その後、足ツボ・リフレや、ボディケア、フェイシャルエステの技術を学び、ホリスティックビューティの考えをベースにお客様に合ったケアを提案している。