私たちが普段通っている「美容室」ってどんなところだろう? 今さら聞けない基本知識を業界プロである「Bruder(代官山)」代表の後藤ユースケさんへインタビュー。時代とともに移り変わる美容室の変化についても教えてくれました。正しい知識を身につけて、美容室マスターになろう。
【基本知識】美容室の定義と呼び方の違いとは
Q.「美容室」とは何でしょうか
「『美容業』を専門とする施設の総称を『美容室』と呼びます。パーマネントウェーブやカット(断髪)、化粧などによって、容姿を“美しく”することを目的としています」(後藤さん)
Q.「理容室」とは何でしょうか
「美容室とよく比較される『理容』とは、髪・顔の剃りこみなどによって”容姿を整える“ことを目的としています。この美容室と理容室は、法律上でも違うものとして明記されています」(後藤さん)
Q.「美容室」「ヘアサロン」「美容院」の呼び方の違いを教えてください
「『美容室』『ヘアサロン』、また『美容院』という言葉に違いはありません。一般的には『美容室』や『美容院』といいますが、業界のなかでは病院など医療目的の施設と区別しやすくするために『美容室』と呼んでいることが多いです。
また、『ヘアサロン』という呼び名に含まれている『サロン=salon』はフランス語で『客間』を意味し、お客様をおもてなしする部屋という意味があります。単に髪型を変えるのではなく、内装へのこだわりや、飲み物の提供、肩の揉みほぐしなど+αのサービスで、特別な時間をゆっくりと過ごしてもらいたい、という気持ちが込められており、ヘアサロンという言い方もかなり浸透してきました」(後藤さん)
【上級者編】美容室の豆知識
Q.美容室の成り立ちを教えてください
「かつて結髪の時代だった日本に『髪を切る』という風習が生まれたのは、明治時代に発令された『断髪令』がきっかけだそうです。大正時代には美容師を育てる美容学校ができはじめ、1957年に『美容師』というものが国家資格として成立し、『美容室』という施設が増えていきました。当時は女性=美容室、男性=理容室、というイメージがありましたが、時代の変遷にともない、女性と男性という隔たりもなくなってきました。
近年では、SNSなどによる情報拡散で『メンズカット』や『メンズスタイル』といったメンズの美容意識もあがってきているため、美容室や理容室ではなく、よりユニセックスな言い方である『ヘアサロン』という言い方になってきていると感じます」(後藤さん)
教えてくれたのは「Bruder(代官山)」の後藤ユースケさん
東京美容専門学校卒業後、都内3店舗の美容室を経て、2019年4月に代官山に「Bruder」をオープン。雑誌のヘアカタログ総合ランキング1位・ビューティーアワードではメンズ部門で4位入賞といった実績の持ち主。“すべての人の理想をかなえる場所”をめざし、その人の要望を吸収しつつ、ライフスタイルに馴染む髪型へ導く。「髪型を変えるだけではなく、気持ちも前向きに。」をモットーにお客様1人ひとりと向き合っている。
- サロン名
- Bruder(代官山)
- 住所
- 東京都渋谷区代官山町8-9 竜王ビル2F
- 営業時間
- 平日 11:00~19:30
土 10:30〜20:30
日.祝日11:00~20:00
- 定休日
- 不定休
- 交通アクセス
- 東急東横線「代官山駅」北改札より徒歩7分
JR「渋谷駅」新南口より徒歩8分
JR・東京メトロ「恵比寿駅」西口より徒歩11分
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