ふとした瞬間に目に入る指先は意外と印象を左右するもの。爪が欠けていたり二枚爪だったりすると途端に疲れた印象に・・・。そこで、ツヤのある美爪がかなうセルフネイルケアのやり方を、美容家も通う「ネイルケア専門店エムズネイル恵比寿店」の杉本さんにインタビュー。ネイルが苦手な人もキレイな自爪を保つことで女性らしい魅力がUP。簡単自爪ケアで美しい手もとを手に入れて。
自宅で実践!簡単セルフネイルケアのやり方
爪のケアの頻度とポイント
杉本さんによると、ハンドクリーム等を使った手全体の保湿は毎日行うのが理想的だけれど、角質ケアは、1〜2週間に1回程度の頻度がおすすめとのこと。その際、サロンのようにニッパーなどを使った甘皮ケアを行うと爪トラブルの原因に繋がるので、自宅でのネイルケアはハンド用のゴマージュを代用しよう。
普段はセルフで簡単ケアを行いつつ、3週間~1カ月に1回はサロンでスペシャルケアをして美しい素爪をキープ。ケアを続ければ、次に伸びてくる爪も健康的でキレイな状態で生えてくるはず。
ネイルケアに必要なグッズ・アイテム
・エメリーボード(自爪用爪やすり)
・ハンド用ゴマージュ
・爪美容液
・UVカット効果のあるハンドクリーム
【Step1】爪の長さ・形を整える
伸びすぎた爪をエメリーボード(自爪用爪やすり)だけで短くするのは大変。まずは、爪切りで爪の長さを調整しよう。この時、できるだけ小さな刃の爪切りで少しずつカットするようにすると、爪に負担がかかりにくいのでベスト。刃の大きいものは、二枚爪や亀裂の原因となる場合も。
理想の長さよりもやや長めにカットし、エメリーボードで形を整えるのがおすすめ。左右に往復させると爪に負担がかかってしまうので、一定方向に削るのがキレイに仕上げるコツ。
【Step2】甘皮をマッサージして角質ケア
爪の形が整ったら、ハンド用のゴマージュを手に塗布し、軽くマッサージしながら爪周りの角質ケアを。手の甲や平だけでなく、指先や爪の甘皮部分を丁寧にマッサージ。
甘皮の手入れはニッパーで処理するイメージがあるけれど、甘皮周りの角質は爪を守るための重要な組織でありながらダメージを受けやすい部分でもあるので、サロンケアのように器具を使って処理するのはNG。爪周りを保湿しながらゴマージュで角質ケアするだけでも、驚くほど爪周りがすっきり。手全体がワントーン明るく、ツルツルに仕上がるはず。
【Step3】潤いをプラスして水分を補給
爪の強度は水分量で決まり、水分量が12%を切ると割れやすくなる為、顔の保湿と同様に水分がとても重要。
浸透しやすい爪の美容液で、しっかりと爪にも水分補給を。乾燥によって水分量が失われる冬は、特に注意が必要。保湿を心がけることで透明感が出て清潔感がUPしたり、縦じわの予防や解消にも繋がる。
【Step4】ツヤを与えて潤いをキープ。紫外線対策も忘れずに
最後はハンドクリームなどオイル成分を含んだ化粧品で手と爪の保湿を。甘皮周りや指先もマッサージしながらしっかりと塗り込むのがポイント。硬くなりやすい指先を柔らかくしてくれたり、爪に自然なツヤを与えてくれる。
また、ハンドクリームは紫外線カット効果のあるものを選ぶのがベスト。老化の80%が紫外線によるものと言われている為、一生浴び続けるUVからお肌を守ることは、実はいちばんのアンチエイジングポイント。強すぎるUVカット剤は肌が乾燥しやすくなったり洗い流しても落ちにくい場合があるので、肌に優しく、通年気軽に使えるものがおすすめ。
アドバイスをしてくれたのはこの人
■ネイルケア専門店 エムズネイル 恵比寿店/杉本 舞美さん
(株)ドゥ・ネイルズ代表。ネイルサロン5店舗と、ネイルスクールを経営。国内外のコンテストにて、多数入賞や優勝経験あり。コンテスト経験や長年のサロンワークを通じ、ネイルケアの魅力を伝えたいとの想いから、2017年に1人ひとりの爪の状態に合わせた的確なケアがかなうネイルケア専門店を恵比寿にオープン。経営やサロンワーク以外に、講師業やメーカーインストラクターも務める。
自分でできないケアは、プロの技にお任せ
おすすめのネイルケアプラン
爪周りのガサガサやささくれのケアはもちろん、器具を使った甘皮処理や角質ケア、ハンドスクラブなど、セルフでなかなか完璧にできない処理は、思い切ってネイルのプロにお任せしてみよう。それぞれのすっぴんの爪に合ったケアで美爪をかなえてくれるはず。
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足裏の角質ケアとフットネイルがセットになったプランで、赤ちゃんのようなツルツル素足へ。毎日の通勤やヒールなどでガチガチに硬くなったかかとやブーツを脱いだ時の気になる足の臭いは、ネイルサロンでケアしてリフレッシュしよう。
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