クリスマスカードの選び方、送り方
おうちで過ごすクリスマス2019

クリスマスカードとは?送り方、メッセージの書き方までグリーティングカード専門店オーナーの・岡本さくらさんに聞きました

更新日:2019/11/01

欧米にはクリスマスカードを贈る風習がある。ちょっとしたギフトに添えたり、日本の年賀状のようにクリスマスを祝うメッセージを書いたりいろいろあるけれど、どのカードにも相手を思いやる気持ちがこめられている。

今年はそんな心のこもったクリスマスカードを贈ってみませんか? そこで、グリーティングカード専門店「ペーパーツリー」オーナーの岡本さくらさんにクリスマスカードの選び方や送り方を、教えてもらいました。

クリスマスカードの送り方

クリスマスカードを選ぶタイミングは?いつ送ればいい?

「クリスマスカードを送りあう文化が定着しているアメリカでは、ハロウィンが終わった11月にはステーショナリーショップやデパート、スーパーにもクリスマスカードが並びます。家族や親戚、友達、先生、上司や同僚などに贈るものを、それぞれ20〜30枚くらい買い揃えます。多い家庭では100枚くらいでしょうか。サンクス・ギビング(感謝祭)が終わった11月末頃には発送準備を始め、12月の1週目頃には届くように手配します」と岡本さん。

日本でも10月中旬ごろからグリーティングカード専門店や雑貨店に、クリスマスカードが並ぶ。1点ものや人気のカードは売り切れてしまうこともあるため、早めに探しておくのが良さそう。

ポストカードタイプや封筒付きのカードのほかにも、ちょっとしたプレゼントに添えられるカードがあると便利。「クリスマスのギフトに、ひとこと書いた小さなカードを添えるだけでも、特別感が増して喜ばれます」。

「もし海外でお世話になった方や友人に送りたい場合は、郵送量が増える時期なので、いつもより早めの投函がおすすめです」とのこと。国内ならクリスマスイブの1週間前までには届くように郵送しよう。手渡しなら12月2週目頃からがおすすめ。

クリスマスカードの送り方

どんなメッセージを添えるのがいい?

クリスマスカードには、いろいろなタイプがあって、どこにメッセージを書くか悩んでしまう。そんなときは、二つ折りカードの中に、白い紙が挟まれてあれば、その紙に文章を書こう。紙が無ければ、見開きの片面(右か下側)に直接書き、ポストカードの場合は、宛名を書くハガキの下半分に書くと良いそう。

また、真っ白なメッセージ用のスペースを目の前にすると、ここになにを書いていいのか迷ってしまうことも。

「”Merry Christmas and Happy New Year” ”Happy Holidays”などのシンプルなメッセージを大きめに書き、一言添えて、名前を最後に書くとバランスがよくなります。0.5ポイントのペンを選ぶと失敗しにくいです。丁寧に気持ちを込めて書けば、伝わりますよ」と岡本さん。

年賀状と違い、今までの感謝を伝えるより、来年に向けたわくわくできる一言があるといいとのこと。

クリスマスカードの送り方

クリスマスカードを飾るという楽しみ方

欧米では届いたクリスマスカードを、暖炉やチェストの上、職場のデスクなどに飾って、年が明けた1月中旬まで楽しむ習慣があるのだとか。

「気に入ったクリスマスカードを見つけたら、自分用に1枚キープして、リビングのチェストの上や本棚などに並べるのはいかがでしょうか。自分で組み立てるタイプのクリスマスカードは、クリスマス時間を楽しむのにぴったりです。穴が空いていて、クリスマスツリーのオーナメントやガーランドになるカードを飾るのも素敵ですよ」と岡本さん。

大切な人のクリスマスを思いながら贈るのもいいし、自分のためのカードを探して飾るのもいい。クリスマスカードは楽しいものなので、ぜひ今年はお気に入りを探して欲しい。

彼、友達、家族に贈る、心温まる「クリスマスカード」が買えるお店

九段下「Paper Tree(ペーパーツリー)」

九段下から徒歩5分にあるグリーティングカード専門店「Paper Tree(ペーパーツリー)」。オーナーの岡本さくらさんが欧米の注目ブランドからセレクトした、洗練された美しいグリーティングカードが1,000種類以上揃えられている。上質でスタイリッシュなクリスマスカードは、毎年10月半ばごろから、豊富にラインナップされている。

【表参道】トゥールモンドショップ

表参道駅から徒歩7分にあるグリーティングカード専門店「Tout le monde SHOP(トゥールモンドショップ)」は、吉祥寺のグリーティングカード専門店の老舗『Billboard(ビルボード)』の姉妹店。イギリスやフランス、ドイツ、アメリカから取り寄せられた約1万アイテムほどのカードが揃う。

教えてくれた人 岡本さくらさん

学習院大学卒業後、広告会社を経てアシェット婦人画報社(株)(現ハースト婦人画報社)入社。ELLE Japon、ELLE DECOR、翻訳書籍などの宣伝PRを担当。2007年退社し、同年男の子、2009年に女の子を出産。母親になり、お礼状やギフトを贈る機会が増える中「洗練されたグリーティングカードをオンラインでもオーダーできるショップを」との思いで、2012年10月にグリーティングカード専門店「ペーパーツリー」をオープン。イギリスなどの海外生活や出版社の仕事を通じて、直筆のカードや紙製品の温かさ、美しさに魅了された経験を生かし、これまで100万枚以上のカードに出会ってきたそう。2019年9月には『マツコの知らない世界』で「グリーティングカードの世界」がテーマの回に出演して話題に。

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PHOTO/KAZUHITO MIURA WRITING/MIE SHIDA

※記事は2019年11月1日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります