箱根あじさい名所5選

箱根あじさい名所5選と近隣おすすめ宿を編集部がご紹介。あじさい電車に、絶景庭園、アートとあじさいのコラボも

更新日:2023/06/15

人気の温泉地・箱根にあじさいシーズンが到来! そこで今回は、ピンクに紫、ブルーと色とりどりに咲き誇るあじさいの名所をご紹介。4年ぶりにライトアップ運行する箱根の夏の風物詩「あじさい電車」や、アートとあじさいの競演が美しい「彫刻の森美術館」など、いずれも一度は訪れてみたいフォトジェニックスポットばかり。

名所に近いおすすめ宿情報とともに、箱根の夏の美しさと癒しを求めるお出かけをしてみませんか?

あじさい電車

箱根湯本駅から強羅駅まで、400m以上ある標高差を絶景とともに移動していく「箱根登山鉄道」。6月中旬から7月上旬のシーズンは、車窓に触れるほどに咲き誇るあじさいの中を進むことから、「あじさい電車」の愛称でも親しまれている。

標高差があるので、ふもとの箱根湯本駅から見ごろが移っていくので、長く鑑賞できるもの嬉しいところ。日が暮れると沿線の5カ所であじさいのライトアップがされ、幻想的なシーンを目にすることができる。

今年は4年ぶりに座席指定列車「夜のあじさい号」も運行。ライトアップされたスポットは徐行運転したり、撮影する時間が設けられるなど、あじさいの美しさをゆっくりと堪能できそう。

あじさいのライトアップ

開催期間/2023年6月15日(木)~7月9日(日)
運転区間/箱根湯本駅~強羅駅
座席指定列車「夜のあじさい号」運転期間/2023年6月17日(土)~7月2日(日)※途中駅での乗降はできません
料金/大人500円、子供250円 ※座席料金のほかに乗車運賃が必要

「あじさい電車」におすすめ。編集部厳選の宿

「あじさい電車」を楽しむなら、箱根登山鉄道の各駅から徒歩圏内の宿がおすすめ。

終点の強羅駅から徒歩3分にある「天翠茶寮」は、絶景マウントビューと大涌谷のにごり湯、料理長渾身の和懐石に癒される宿。かわいい色浴衣の貸し出しもあるので、浴衣姿であじさいと写真を撮るのも楽しそう。

強羅駅より徒歩1分の「エンブレムフロー箱根」は、観光拠点にもぴったりのスタイリッシュな宿。源泉かけ流しのにごり湯や、地元食材を仕立てたおしゃれなイタリアンなどが今っぽい。

始発の箱根湯本駅から徒歩6分にある「結いの宿 彌榮館」。老舗旅館の風情を残しつつも、モダンな雰囲気を併せ持つ。大浴場やふたつの貸し切り風呂のほか、5つの湯めぐりで掛け流しの湯をぞんぶんに堪能できる。

山のホテル

スイスの古城をイメージした「山のホテル」は、芦ノ湖湖畔のビュースポットに建つクラシックホテル。四季折々の花が咲き乱れる広大な庭園を目当てに訪れる人も多いのだそう。

6月中旬から下旬には甘やかな香りを放つバラと、色とりどりのあじさいが咲き誇るベストシーズン。湖畔までの散策路に沿って約25種230株のあじさいが見ごろを迎えます。

青やうす紫の色合いが素朴な山のあじさい、華やかな彩りの西洋あじさいと種類も豊富。テラス席やベンチも用意されているので、ゆったり座りながらあじさい鑑賞ができる。

花盛りの庭園に見惚れたあとは、“美肌の湯”として愛されてきた自家源泉の温泉と、ホテルの客室でくつろぎたい。

編集部おすすめのお部屋は、シックな家具や調度品を使った「スタンダードツイン」。1階のお部屋はテラス付きのフローリングルームで、庭園が目の前。2・3階のお部屋からは、窓いっぱいに広がる芦ノ湖と庭園の美しい風景を、飽きることなく眺めてみては。

山のホテル

住所/神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80
アクセス/「箱根湯本」より箱根登山バスで「元箱根港」下車後、送迎バス

箱根ガラスの森美術館

箱根ガラスの森美術館

繊細な造形と鮮やかな色彩のヴェネチアン・グラスをはじめ、世界中のアーティストが作ったガラス作品を展示する「箱根ガラスの森美術館」でも、美しいあじさいが咲き誇ります。

幻の山あじさいをはじめ、早咲きから遅咲きまで70種4500株が次々と咲く「あじさい庭園」。7月頃から400株もの真っ白なあじさいが、大輪の花を付ける「あじさいの滝」も見ごたえがあるスポット。

なかでも、1.5万粒ものクリスタルガラスで作られた「オルテンシア」は、箱根ガラスの森美術館でしか見られない美しさ。太陽の光や雨粒を受けてキラキラと輝く様子に、いつまでも見入ってしまうはず。

箱根ガラスの森美術館

住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48
アクセス/【バス】小田原駅から箱根登山バス(湖尻桃源台行)で40分、箱根湯本駅から箱根登山バス(湖尻桃源台行)で25分、強羅駅から観光施設めぐりバス(S又はM路線)で20分
料金/大人1800円、大高生1300円、小中生600円、シニア割引(65歳以上)1700円、障害者割引 大人・大高生900円 小中生400円

「箱根ガラスの森美術館」周辺の編集部おすすめホテル

あじさいとガラス作品にうっとりしたあとは、徒歩圏内にある「箱根ハイランドホテル」での宿泊がおすすめ。

自然豊かな15000坪の敷地には、美食体験のできるレストランのほか、乳白色の天然温泉やスパ施設も充実しており、心身ともに癒されること間違いなし。

オレンジと黒を基調としたモダンな「スタンダードツイン」の部屋が人気。心地よいベッドに横たわりながら、窓から広がる遮るものがない緑と空の景色になごんで。

箱根ハイランドホテル

住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原品の木940
アクセス/箱根登山鉄道「箱根湯本駅」より湖尻・桃源台方面行きバスで約20分、「箱根ハイランドホテル前」下車

彫刻の森美術館

彫刻の森美術館

美しい彫刻作品と豊かな自然が一体となり、訪れる人々を魅了する「彫刻の森美術館」。あじさいの季節には、ガクアジサイを中心にいたるところに咲いた花々と展示されている彫刻作品が相まって、まるでアートの世界に入り込んだような幻想的な風景が広がる。

雨に濡れる彫刻や庭園は、梅雨シーズンならではの一味違った魅力があり、アートと自然が織りなす“一期一会”の感動的な光景とともに、心ゆくまで味わって。

彫刻の森美術館

例年の見ごろ/6月下旬~7月上旬
住所/神奈川県足柄下郡箱根町ニノ平1121
アクセス/箱根登山鉄道「彫刻の森」駅下車 徒歩2分
料金/一般1600円、大学生・高校生1200円、中学生・小学生800円

「彫刻の森美術館」周辺の編集部おすすめ宿

美術館から500メートルほどに建つ「箱根 ゆとわ」は、四季をテーマにおよそ700冊の本を所蔵するライブラリーラウンジが魅力の温泉宿。本棚を大きく円形にくり抜いたスペースに籠って、アートブックを読めば芸術にひたる1日が過ごせそう。

肌が滑らかになると評判の温泉につかった後は、スパラウンジ・ナカニワへ。ウッドデッキには焚き火炉やブランコのようなスイングチェアも置かれ、無料のドリンクを片手にのんびりとした時間を楽しめる。

箱根 ゆとわ

住所/神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-27
アクセス/箱根登山鉄道強羅駅より徒歩約5分

箱根強羅公園

箱根強羅公園

色とりどりの植物が園内を彩る「箱根強羅公園」は、季節の花を観賞するには絶好のスポット。6月には200品種のバラが見頃を迎えるローズガーデンのほか、園内に咲くあじさいが楽しめる。

2023年6月21日(水)まで温室で開催される「あじさい展」では、日本原種で小ぶりながら可憐なルックスの山あじさいや、色鮮やかで華やかな西洋あじさいなど約50種が勢揃い。雨上がりのキラキラした輝きをイメージして装飾された、西洋あじさいはため息がでそうな美しさ。

園内にある飲食店舗「一色堂茶廊」ではあじさいサンデーを販売するほか、園内スタッフによる「まるわかり!箱根強羅公園ガイドツアー」もあるので旅の途中に参加してみて。

箱根強羅公園

例年の見ごろ/6月下旬~7月上旬
「あじさい展」会期/2023年6月1日(木)~6月21日(水) 
開園時間/9:00~17:00(最終入園16:30)
住所/足柄下郡箱根町 強羅1300
アクセス/箱根登山電車「強羅駅」下車徒歩約5分
料金/大人550円、小学生以下無料 箱根フリーパス・のんびりきっぷ・大涌谷きっぷ・箱根のりものパスLiteで入園無料

「箱根強羅公園」周辺の編集部おすすめ宿

「箱根強羅公園」から下ると強羅駅のすぐ目の前に広がる「季の湯 雪月花」は、全室に檜の露天風呂がついた和の趣溢れる温泉旅館。ロビーに入ると、吹き抜けの中央にしつらえられた荘厳な能舞台が出迎えてくれる。

注目すべきは充実の“無料サービス”。かわいい色浴衣は好きな柄を選んで着付けまでしてくれる。3つの貸し切り露天風呂や、お風呂上がりのアイスキャンディ、夜の小腹を満たしてくれる昔ながらの中華そば「夜鳴きそば」と大満足のステイに癒されて。

季の湯 雪月花

住所/神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-34
アクセス/ 箱根登山鉄道「強羅駅」より徒歩1分

読者の口コミから選んだ「箱根のおすすめ宿・ホテルランキング」

あじさいが咲き誇る箱根エリア。せっかく足を伸ばすなら、温泉でゆっくり止まって過ごしたい。そこで、実際に泊まった読者の口コミが高かった温泉宿とホテルをランキング形式でご紹介。毎日更新するので、今のおすすめを見つけてみて。

※記事は2023年6月15日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります