THE TOWER HOTEL NAGOYAに泊まってみた!記念日サプライズ演出やこだわり朝食に感動する、名古屋テレビ塔の中のアートホテルへ
更新日:2024/05/18
中部電力 MIRAI TOWER(旧・名古屋テレビ塔)に位置する、スモールラグジュアリーホテル「THE TOWER HOTEL NAGOYA」。アーティストの作品とタワーの鉄筋が混在する“ここにしかない空間”は、特別な一日を過ごすのにぴったり。
そこで今回は、ラグジュアリートラベル専門YouTube「大人の休日CH」のLilyさんとともにホテルの魅力をご紹介。東海の食材を使った朝食やディナー、記念日のサプライズ演出も詳しくレポートします。
記念日はTHE TOWER HOTEL NAGOYAに泊まりたい理由
旧テレビ塔に、アートあふれるラグジュアリーホテルが!
大きな魅力のひとつが「中部電力 MIRAI TOWER(旧・名古屋テレビ塔)」の中にある、絶好ロケーションのホテルということ。さらにタワーの特徴を活かした空間作りがされ、すべての部屋がアーティストとコラボレーションし、違うレイアウトになっている。
「15室だけの小さなラグジュアリーホテルです。タワーの鉄筋がアートに溶け込み、ここだけでしか体験できない空間に。東海地方にゆかりのある作家のアートやクラフト作品をいたるところで楽しむこともできます。レセプションの壁には、とても大きなタイルのアートが展示されているんですよ」とLilyさん。
また「中部電力 MIRAI TOWER」の展望台へは、深夜と早朝に宿泊者限定のみが利用できる時間帯があるので、ぜひとも訪れたい。
ときめきのサプライズ。記念日にステイしたいホテル
ふたつ目のおすすめポイントは、記念日のサプライズ演出が得意ということ。ウエディング事業を手掛ける会社が運営しているので、ホスピタリティのレベルが高く、事前に打ち合わせをして特別な演出をかなえてくれるのだそう。
「今回のステイは記念日利用だったのですが、とびきりかわいいデコレーションで彩られていました。風船の飾り、花束、窓のメッセージと、どれも自分好みで嬉しい。パートナーに聞いたところ、こちらのホテルはこういう演出がとても得意で記念日利用が多いそう。丁寧にヒアリングし、いろんな提案をしてくださったそうです。今後もずっとなくなることのないタワーなので、アニバーサリーを過ごすのにぴったりです」。
東海三県の食材で作る、フレンチベースの美食の数々
朝食とディナーが提供されるホテル4階のレストラン「glycine(グリシーヌ)」では、東海三県の海山川の恵を贅沢に用い、郷土の歴史・文化も取り入れたフレンチベースの独創的なリージョナルキュイジーヌを提供。食事にも大きなこだわりを感じさせてくれる。
「ご飯は愛知のブランドであるバーミキュラのライスポットで炊いています。どの料理も手が込んでいて見た目の美しさはもちろん、素材本来の味を活かした味付けも素晴らしい。ワゴンで運ばれてくる小菓子も特別感があって素敵。テーブルウェアやインテリアにも、地元作家のアイテムが使われているのも魅力的ですね」。
「THE TOWER HOTEL NAGOYA」で過ごす記念日を、Lilyさんがレポート
15:00 ホテルにチェックイン。国の重要文化財の旧名古屋テレビ塔にステイ
チェックインを済ませたら、スタッフの方とともにお部屋へと向かいます。グラフィックデザイナー白澤真生氏がテレビ塔の鉄骨をイメージしてデザインしたカードキーでドアを開け、ベッドルームに進むと・・・。なんということでしょう、サプライズが待っていました。
こんな素敵な演出をしてもらったのは初めて! 風船のデコレーションに、窓のメッセージ、そして花束も用意されていて感激です。
15:15 ルームツアーをスタート!有名写真家とコラボした客室に気分が上がる
洗面台のいくつもある引き出しを引いてみると、アメニティ類がぎっしり。きっちりと整列していて本当に美しいです。
タオルは三重県津市で誕生した100年以上愛されている「おぼろタオル」。バスソルトとスキンケアアイテムは、先ほど紹介したシャンプー類と同じく「F ORGANICS」。「ローズ&イランイラン」のバスソルトからは、上品で華やかな香りが漂います。スキンケアは、たっぷり6点が入ったスターターキットが用意されているのが嬉しい。
ドライヤーはバスルームにあわせたブラックボディの「ReFa」。わたしも愛用しているものでした。
16:00 ミュージアムショップのようなスペースに、上層階フロアにはジムも
16:30 アートを楽しむひととき。雑誌を切り貼りするコラージュで自分と向き合う
アートに包まれることのできる「THE TOWER HOTEL NAGOYA」ですが、実際にアート作品を作る体験もできるんです。わたしが挑戦した「コラージュ体験」は、作品を作りながら「自分らしさを取り戻し、前向きに進んでいく」ことができるのだそう。
はじめに、雑誌やはさみなどの道具をスタッフの方が運んできてくれます。雑誌をカットして、自由に白い画用紙へ貼り付けていくのですが、時間も限られているので直感的に貼り付けていきます! 自分自身と向き合いながら、なぜこの写真を選んだのかを考えていくうち、なんだか楽しくなってきました。こんなホテル時間の過ごし方も、ユニークですね。
19:00 秘密の扉を開ければ・・・。フレンチベースの華やかディナーに舌鼓
今回いただくのは、春のハーフコース。記念日をお祝いしてシャンパンで乾杯すると、前菜に「スナップえんどうのムース」が運ばれてきました。
クリームチーズと西京味噌の最中を添えた「フォアグラの温かいプリン カラメル風カシスソース」、彩り豊かで目にも嬉しい素敵なプレート「八寸フレンチスタイル」、抹茶腕で登場した「春キャベツのポタージュ」と、どれも記憶に残るおいしさです。
メインは「フランス産山鳩ロースト」。さくらんぼの蒸留酒と赤ワインをあわせたグリオットソースで味わいます。胸とモモ肉をローストし、ひとり一羽楽しめるのがうれしい。皮と肉の間のとろっとした部分が大好きで、ソースとの相性もいいですね。
そして締めには「バーミキュラ」の土鍋で炊き上げたご飯が登場。飛騨のブランド米「龍の瞳」を使い、桜エビ、碓井豆を入れた春らしい混ぜご飯になっています。シンプルに素材の味を引き立てていて絶品です。
スイーツは素敵なガラスの器で登場しました。ルパーブを甘いシロップで煮込んだものに、ヨーグルトのアイス、いちご、メレンゲなどが添えられ、かわいらしく甘酸っぱい魅惑の一品。
さらに食後の小菓子もすごいんです。カヌレ、マカロン、パートドフリュイ、焼き菓子などを乗せたワゴンで運ばれてきて、好きなものを好きなだけ選べるスタイル。一口サイズでどれも愛らしく、どれも手が込んでいて、目移りしてしまいますね。
最初から最後まで、大満足のコースでした。
22:00 まさかの貸し切り状態!夜を迎えたタワーで名古屋の絶景をひとり占め
実は、宿泊ゲストは営業時間外の22時から24時、朝の5時から7時の間でも、自由にホテル内から展望台へアクセスできるのです。そこで、夜景を見にやって来ました。
15室のみの客室ということもあり、展望台には誰もいません! これまで名古屋で訪れていた場所を眺めて、懐かしさに浸ったり、絶景にときめいたり。貸し切り状態でタワーからの夜景が見られるとは、なんて贅沢なのでしょう。
美しい夜景を堪能した後は、愛知生まれの「エアウィーヴ」で、ぐっすり眠ることができました。
9:00 バーミキュラで炊いた白米で卵かけご飯も。美しく季節感あふれる朝食
この炊き立てのご飯で、名古屋コーチンの卵かけご飯が食べられるそう。スタッフの方が準備してくださいます。愛知・南蔵商店の「ぎん わらべうた」や「つれそい」、岐阜・山川醸造の「たまごかけごはんのたれ」など、5種類もの醤油から好きなものを選べるそうで、テンションが上がります。今回は、無類のトリュフ好きということで「卵かけトリュフの醤油」をセレクト。
朝からこんなに美しく丁寧に作られた食事をいただけるとは、本当に最高です。のんびり優雅な朝を過ごすことができました。
12:00 おしゃれな客室や、スタッフのおもてなしにも満足で、チェックアウト
前から気になっていたこちらは想像以上に素晴らしく、アートを感じられる個性的な客室で、今度は別の部屋にも泊まってみたいと思いました。
スタッフのイキイキと働く姿が好印象で、特別な一日を過ごしてほしいという想いがしっかりと伝わってきます。やはり、「SLH(スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド)」に選ばれているホテル。高級温泉宿のようなきめ細やかなおもてなしに感動です。
立地もよく、食事もこだわり満点、展望台もひとり占めでき、楽しい滞在となりました。
THE TOWER HOTEL NAGOYA DATA
- スポット名
- THE TOWER HOTEL NAGOYA
- 電話番号
- 0529534450 0529534450
- 住所
- 愛知県名古屋市中区錦3-6-15先
- 交通アクセス
- 東山線・名城線「栄駅」3番出口より徒歩5分(セントラルパーク地下街内31番出口よりすぐ)
桜通線・名城線「久屋大通駅」4B出口より徒歩3分(セントラルパーク地下街内26番出口よりすぐ)
- ホームページ
- 公式ホームページ