横浜みなとみらいにある、3方面を海に囲まれた施設「横浜ハンマーヘッド」。その3階から5階にある「インターコンチネンタル横浜Pier 8」は、世界的にもレアな海の上に建つホテル。オーシャンビューの絶景はもちろんのこと、クルーズ船のアクティビティや、クラブラウンジサービスの充実ぶりも注目されている。
そこで今回はラグジュアリートラベル専門YouTube「大人の休日CH」のLilyさんとともに、ホテルの魅力をご紹介します。
「インターコンチネンタル横浜Pier 8」に泊まりたい理由
ラグジュアリーホテルに頻繁に泊まるLilyさんが感じた、「インターコンチネンタル横浜Pier 8」の最大の魅力は、クラブラウンジのホスピタリティの高さ。それでいて、料金は宿泊代に含まれていることも驚きです。
「海に浮かぶ客船をイメージした開放的な空間のクラブラウンジでは、朝は朝食やブランチ、昼はアフタヌーンティー、夜はカクテルタイムにナイトキャップと1日中楽しめます。お酒もシャンパンからウイスキーまで取り揃えられているのもさすがです」
埠頭にたたずむホテルならではのアクティビティも、宿泊者のみが体験できるサービス。
「目の前の桟橋からホテル専用クルーズ船に乗って、船上からみなとみらいの景色を楽しむことができます。周遊は約40分で、夜になると赤レンガ倉庫や大さん橋などがライトアップされて、見事な美しさに。ふたりの思い出作りにぴったりです」
船旅をイメージしたという客室もとても魅力的です。
「客室に入ると窓が大きくて、パノラマのハーバービューが一望できます。ドレッサーがトランクの形になっているなど、船旅をイメージしたディテールがかわいいですね。まるで船に乗って過ごしている気分に浸れますよ」
大切な日を過ごしたくなる理由であふれています。
「インターコンチネンタル横浜Pier 8」で過ごす記念日を、Lilyさんがレポート
15:00 ホテルにチェックイン。オーシャンビューのテラスも
パノラマの海と青い空を間近に感じられる広々としたテラス席は、リゾート感たっぷり。観葉植物や居心地抜群の屋根のあるガゼボやソファ席があり、ゆっくりくつろぐことができます。
15:30 海の上を周遊している気分に浸れる客室
奥へ進むとベッドルームがあり、大きなベッドはシモンズ製。インテリアはナチュラルマリンで、ヘッドボードには淡いブルーのグラデーションのアートが飾られています。一面のガラス窓からは明るい光が差し込み、リゾート感満載です。
奥にあるバスルームは、なんとビューバス。明るく広々とした空間で、なんといってもバスタブのデザインがオーバルでとってもかわいい。
洗面エリアにあるバスアメニティはすべてスウェーデンのラグジュアリーフレグランスブランドBYREDOが用意されていて、なんとも贅沢!
16:00 クラブラウンジのアフタヌーンティータイムを堪能
最上階5階にあるクラブラウンジ「クラブインターコンチネンタル」へ。中は、とにかく広い! 目の前に海があって、とても開放的です。
ラウンジは、朝7時から夜9時まで一日を通して利用でき、朝食やブランチ、アフタヌーンティー、カクテルタイム、ナイトキャップと、時間帯によって5つに分かれており、それぞれの時間で提供されるメニューが変わります。
訪れた時間は、ティータイム。このあとディナーをいただくので、ちょっと控えめに、スイーツの盛り合わせをお願いして提供してもらいました。
ベイクドチーズケーキ、オペラ、プラリネ、ブールドネージュの4品。美しい見た目はもちろん、クオリティの高い味わい。TWGの紅茶とともに、癒しのティータイムを過ごしました。
17:00 宿泊者専用ルーフトップで海に沈む夕日を眺める
宿泊ゲストだけが立ち入ることができる空間「Rooftop1859」へ。海に囲まれた3方向の眺望を堪能できるコの字型の屋上庭園で、同じ目線でハンマーヘッドを眺めることができます。
さえぎるもののない、広い空とパノラマの海が気持ちいい。おしゃれなソファやハイチェア、日よけパラソルがあるので、二人で好きな場所に座って、時間を忘れてぼーっと過ごすのもおすすめ。とくに夕暮れ時の景色は絶景!
18:00 再びクラブラウンジへ。カクテルタイムにアペリティフを楽しむ
日が沈んできたら、カクテルタイムのクラブラウンジへ。窓の外が暗くなり、テーブルにはキャンドルが置かれ、より一層大人の雰囲気に。
シャンパンや日本ワインのスパークリング、生ビール、ウイスキー、ブランデー、焼酎などドリンクの種類がとにかく豊富。ノンアルコールカクテルがあるのも珍しいです。私たちはメゾン マムのシャンパーニュと、ミモザで乾杯!
フードは3皿のプレートで提供されます。テリーヌなど5種のメニューが少しずつのった本日の冷菜、お肉とお魚が盛られた温菜プレート。凝ったメニューで盛り付けも華やかです。
最後に、おすすめの一皿としてポルチーニのリゾットが登場。深みと華やかさを感じる、オリジナルのクラフトビールもいただきました。
18:30 レストラン&バー「Larboard」でディナータイムを
ホテル2階にある海を間近に感じられるレストラン&バー「Larboard(ラーボード)」へ。昼間の光あふれる空間とはうってかわって、夜はジャズをBGMに、ベイブリッジ方面に夕暮れを楽しめる落ち着いた雰囲気。
横浜で独自に発展した文化をインスピレーションにしたpier8キュイジーヌがいただけるとのこと。今回は、クラブラウンジにも立ち寄ったので、コースではなくアラカルトでオーダーします。
まずは濃厚でボリューミーな水牛の「カプレーゼ」。「特製オニオングラタンスープ」は、びっくりするほど甘くて、チーズも上質です。
メインはレストランの名物料理「アクアパッツァ」。キンメダイ、ホタテ、ムール貝と贅沢な食材がたっぷり入った彩り豊かな一品です。魚介の旨味たっぷりのスープが体にしみわたります。
デザートもしっかりといただきました。「特製チーズケーキ」はしっとりと上品なお味。バニラアイスも濃厚です。クレームブリュレも本格的で、パリッとクリーミーなおいしさに満たされました。
20:15 ホテル専用クルーズ船でパノラマの夜景を堪能
宿泊者のみのサービス、ホテル専用クルーズ船「ル・グラン・ブルー」に乗ってナイトクルーズに出かけます。
クルーズは金土日月に、1日3回運航しています。今日は20時15分発の最終便に乗ります。ホテルを出てすぐのところにある桟橋「新港さん橋」に待機していた、青くライトアップされた船。中は室内とオープンスペースがあり、どちらも広くてゆったり。
船はみなとみらいを背に、南へと進行し、山下公園方面へ。ベイブリッジがとてもきれいです。大さん橋から運河をくぐると、前面にパノラマのみなとみらいの夜景が! スタッフの方の解説もおもしろく、あっという間に約40分の周遊が終了しました。
11:00 クラブラウンジでブランチ
2日目はゆっくりと起きて、5階のクラブラウンジへ。ラウンジでは朝食とブランチが用意されているので、寝坊してもちゃんと朝ご飯をいただくことができるのがこちらのホテルの魅力のひとつ。
ブランチは、4種類。朝食メニュー4種類のうち和食以外の3種と、ブランチ限定メニュー1種を楽しむことができます。
朝食からブランチまでいただける「ライズ&シャイン」は、朝からパワーチャージしたい人にぴったりのメニューです。
フレッシュジュースにサラダ、自家製パン2種、牛蒡のポタージュ、メインにはポーチドエッグを添えた「牛フィレ肉のステーキ マデラソース」。グラスフェッドビーフを低温調理したステーキは、しっとりときめ細やかなおいしさです。
ブランチ限定メニュー「エッグベネディクト」も名物とのこと。2つのマフィンにそれぞれベーコンとサーモン、ポーチドエッグ、その上にオランデーズソースをとろりとかけた逸品。
ほどよい酸味と固めのソースが、具材の旨味とマッチしておいしいです。フレッシュジュースに、ボリューム満点のサラダとローマ風のかき玉スープも付いて、もうおなかいっぱいです。
12:00 チェックアウト
お腹を満たした後はチェックアウト。日本初の客船ターミナル一体型で、国内でもレアな海上という立地は、想像以上に楽しむことができました。横浜でこんなに気軽に非日常を過ごすことができるなんて。またいつかぜひ訪れたいホテルでした。
ホテルDATA
- スポット名
- インターコンチネンタル横浜Pier 8(インターコンチネンタルヨコハマピアエイト)
- 電話番号
- 0453071111 0453071111
- 住所
- 神奈川県横浜市中区新港2-14-1
- 交通アクセス
- 【電車】みなとみらい線「馬車道駅」4番出口より徒歩約10分、みなとみらい線「みなとみらい駅」より徒歩約12分
【車】首都高速神奈川1号横羽線「みなとみらいランプ」より約4分
【バス】ピアラインJR「桜木町駅」より約12分、ベイサイドブルーJR「横浜駅」より約21分
- ホームページ
- ホテルウェブサイト
WRITING/RIE TAGAI PHOTO/Lily