千葉県いすみ市のグランピング施設「ISUMI Glamping Resort ＆Spa SOLAS」に編集部が滞在！リアルな宿泊体験記

今回は7月に開業したばかりの千葉県いすみ市のグランピング施設「ISUMI Glamping Resort ＆Spa SOLAS」へ。“北欧のオーロラ鑑賞ができる宿泊施設”がモチーフで、温泉やサウナも体験できるとあって期待大。編集部2人で女子旅に出かけました。

東京駅から、電車に揺られ2時間弱。JR外房線「大原駅」で下車すると、送迎車がお出迎えに。予約時に希望を伝えれば送迎もしてくれるとのことで、電車で訪れやすいアクセスも魅力的。

施設に向かう途中では小さな2匹の動物を発見！　運転手さんによると、「キョン」という生き物らしい。一瞬の遭遇だったのでカメラに収められず残念だったけど、訪れを歓迎されているようで胸が高まりました。

15:00 施設を一望できる管理棟でウェルカムドリンクをいただく

送迎車でチェックインカウンターのある管理棟前に到着。天井が高く全面がガラス管理棟は、自然光が差し込み開放的な空間。大きな窓から一望できる施設の景色に、がっつり心をつかまれました。

チェックインを済ませると、「ウェルカムドリンクをどうぞ」とのこと。まさかグランピング施設でウェルカムドリンクをいただけるとは思っていなくて、びっくり！　ビールやワイン、日本酒にソフトドリンクと種類も豊富でした。ビールで乾杯したいところだったけれど、仕事中なのでまずはジュースで乾杯。

15:30 宿泊は憧れのドームテントで

ウェルカムドリンクをいただいた後は、いよいよ宿泊テントへ。“星空”をテーマにした施設なだけあって、各テントには星座の名前が付けられています。私たちが宿泊したのはドームテントの「魚座」。ドアを開けると、ブルーが基調とした心躍る素敵な空間で、あちこちと写真をパシャリ。

直径7mのテント内にはベッドが4台備えられ、想像以上に広々。冷暖房完備でテントを張る手間もないから、チェックインしたらすぐにくつろぎタイムに。大きな窓からは外の緑がよく見えて開放感もありました。

今回は特別に、天窓のあるヴィラ型コンテナも見せていただきました。「ベッドに寝ころびながら星が見れるんですよ」と施設を案内してくれた平林さん。冷暖房で快適な室内から、満天な星空を眺めることができるなんて贅沢！

18:00 片づけなしで楽ちん！本格グリルでアウトドアクッキング

虫の音がよく聞こえる時刻になり、そろそろお腹がすいてきてかも、と思っていたらちょうどディナーセットが運ばれてきました。本格グリルの使い方や上手に調理するコツを聞いて、説明書だよりにいざクッキング！　「使ったことのない調理器具でうまくできるかな」と不安でしたが、アウトドア初心者の編集部2人でも簡単に、おいしい料理を作ることができて大満足。

アウトドアクッキングは、焦げや油で汚れた調理器具や食器を洗うのが大変だけど、ここでは指定のボックスに入れておくだけでOK！　すべてスタッフさんが片付けてくれるから楽ちん。

20:00 星とテント時間を楽しむ夜

夕食を食べ終わると、すっかり日は沈み星空ツアーの時間に。この日は残念ながら曇天だったので、室内で開催。いすみの星空をモニターで鑑賞しながら、天の川や夏の大三角の見つけ方を教えていただきました。晴れた日には、野外で星空を観察し、平林さんいわく頭上に広がるきらめく世界は「天然プラネタリウム」といえるほど美しいそう。望遠鏡で月の観察も可能で、スマホのカメラで撮影することもできるらしい。

ペンダントライトが輝き昼間とは違った雰囲気の管理棟では、ボードゲームが無料でレンタル可能。客室に持っていけば、夜のテント時間をさらに楽しくしてくれるからおすすめ。

21:30 露天風呂で星空を楽しむ

バスタオルとパジャマを専用バッグに入れて大浴場へ。「お風呂には特にこだわりをたくさんつめた」と平林さんに聞いていたので、楽しみにしていました。この日は「新月の湯」が女湯に。天井が高く、大きな窓から外の景色がよく見えるから、開放感ばっちり。チェックイン後の15:00から入浴可能で、明るい時間帯は暗くなった夜とは違った雰囲気に。

個人的にいちばんの贅沢体験になったのは寝湯の露天風呂！　お風呂の中で寝ころびながら、ちょうど雲が晴れた夜空にきらめく星を楽しむことができました。

7:30 朝食づくりから1日をスタート

朝ごはんは和食or洋食から好きな方を選ぶことができ、私たちは洋食をチョイス。目玉焼きと房総ジビエのミートローフをグリルで調理。

お腹いっぱいになった後は、施設内のお散歩へ。小高い丘にある「可惜夜殿（あたらよでん）」から施設を一望。平林さんから聞いた通り、中央にあるじゃぶじゃぶ池は上から見ると北斗七星になっていました。

グランピングは“ちょっと贅沢なアウトドア体験ができる”くらいに考えていましたが、ホテルのようなラグジュアリーさと豊かな自然を楽しむことができる、いいとこどりな宿泊体験で期待値以上に充実した滞在に！　ドームテント内はかなり広々としていて、ワイワイと協力するアウトドアクッキングが楽しいから、カップルはもちろん、子ども連れのファミリー層やグループにもおすすめです。

「2022年冬に向けて、木枠と360度ガラスでできたドームハウスを準備中。冬は空気が澄んで星がきれいに見えますよ」と平林さん。新たなドームテントもヴィラ型コンテナも気になるし、今回は残念ながら体験できなかった天然プラネタリウムも見たいので、季節を変えてまた訪れたいと思います。