恋人と過ごすクリスマス。一緒にいるのは楽しいけど、デートコースやプレゼントを考えるのが苦手・・・。そんな悩めるカップルのために、モデルの前田エマさんが、クリスマスデートもプレゼント作りも同時にかなえる都内のワークショップを紹介。初心者でも本格的な作品が作れるワークショップに行ったら、いつもとはちがう特別なクリスマスデートになるかも。
撮影場所:at Kiln
Q.デートコースもプレゼントもなにも決めていません。だけどクリスマスは心に残る1日にしたい!
A.密度の濃い時間を過ごせて、お互いへのプレゼント作りもできるワークショップデートがおすすめ
アート分野でも活躍中のモデル・前田エマさんが語るワークショップデートの魅力とは?
旅行に行った時にはその土地の伝統工芸のワークショップに参加し、思い出の品を作ることが楽しみだという前田エマさん。
「作業をするときは没頭してしまうことが多いけど、デザインを考えるときは誰かと一緒だと会話が盛り上がって楽しいですよね。私の場合友達の方が上手で、羨ましい気持ちになることも多いです。カップルならワークショップを目当てに少し遠出してみるのもいいかも。お家で過ごすことが多いカップルが外出するきっかけにもなりますよね」
「どんな仕上がりにする?とか、おしゃべりしながら相談するのも楽しいですよね。形を作る作業では無心になれて、密度の濃い時間になりそう」
知らなかった相手の特技がわかったり、好みを知れたりと、長く付き合っているカップルも、付き合いたてのカップルも絆を深めるきっかけになるはず。
前田さんが焼き物体験を初めてしたのは、なんと小学生の時。幼いころから物作りが好きだったそう。
「小学生の時に作った器は、今でも実家で使われています。自分が作った物が生活の一部になっていると嬉しいですよね」
完成品を使うときに、作った日の思い出が浮かんで温かい気分になれるのが手作りのいいところ。素敵な贈り物と思い出を作りに、今年のクリスマスデートはぜひワークショップに行ってみて。
一緒に暮らすカップルのデートにおすすめ/at Kiln(表参道)
骨董通り沿いに位置し、作家作品の器販売を行う店舗が併設された陶芸教室「at Kiln(アット キルン)」は、土・日・祝に陶芸体験を実施している。土を型に押し当てて器を形成する「タタラ・アート」(5400円・2時間)では、取り皿や小皿などの全6種の型からふたつを選び作陶可能。焼き上がりを待って、一緒に受け取りに行くのも楽しそう。
■前田エマさんのおすすめポイント
一緒に暮らすカップルは、手作りした器を使うと絆がより深まりそう。料理をもっとがんばろうと思ったり、お茶の時間が楽しくなったり・・・。でき上がるまでに時間がかかるから、待っている間のワクワクした気持ちも楽しめますね
和を堪能する浅草デートにおすすめ/グラスファクトリー 創吉(浅草)
雷門から程近い隅田川を望む下町に佇む、バー用品専門店の「グラスファクトリー 創吉(そうきち)」 では、「江戸切子体験」(3240円~・1時間半)を実施。大きさや色の異なる十数種のグラスからひとつを選び、お好みの柄を描くと、あっという間に世界にひとつだけの江戸切子が完成する。できあがったグラスはその日のうちに持ち帰れるから、お揃いのグラスを片手に彼とおうちご飯を楽しむのも◎。
■前田エマさんのおすすめポイント
切子体験は、お酒好きのカップルにおすすめ。家で一緒にお酒を飲むときに使ってほしいですね。キレイに模様を入れるのは難しそうだけど、ちょっと不恰好なところも味になって、より愛着が湧くと思います
初めてのペアグッズを探すデートにおすすめ/studio crucible(渋谷)
渋谷駅からすぐ、大通りの路地裏にある「studio crucible(スタジオ クルーシブル)」では彫金体験が楽しめる。「真鍮バングル」(6480円・2時間)をはじめ、リングなどの本格的なアクセサリー作りに挑戦できるから、カップルで訪れる人も多いそう。金属の形を整えたり、刻印を打ったりなどする作業を行い、完成に近づくのが面白い。デザインや金属選びからすべて共同作業で取り組むマリッジリング作りのコースも人気。
■前田エマさんのおすすめポイント
カップルでお互いに作り合うと楽しそうだから、初めてのペアグッズ作りに挑戦してみて。隣で作っている彼に、デザインの希望を伝えられるのもいいですよね。あれこれ相談しながら作業すると盛り上がりそう
PROFILE
- 前田エマ(まえだえま)
- 1992年神奈川県生まれ。東京造形大学を卒業。オーストリア ウィーン芸術アカデミーに留学経験を持ち、在学中からモデル、エッセイ、写真、ペインティング、朗読、ナレーションなどその分野にとらわれない活動が注目を集める。現在は雑誌、WEBなどでエッセイの執筆、アート、服など様々なジャンルをテーマに連載をしている
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PHOTO/KAZUHITO MIURA, AYUMI OSAKI WRITING/MARIA KAWASHIMA