OZ発、関東プチトリップ vol.001 豊かな清流とみしまコロッケ。三島さんぽ
【土曜 16:00更新】
日々ロケハンに出かけたり、個人的に旅をしたりしているOZの編集部にとっては、毎日が新しい発見や出会いに満ちた小さな旅。ページには載らない裏話やエピソードをお届け。
更新日:2016/07/09
「オズマガジントリップ」最新号は、「初体験する夏の旅」特集。
今年の夏こそぜひやってみたいさまざまな体験を紹介しています。
編集部のメンバーは、毎号、取材に入る前に、各地を実際に訪れ、自分の目と足で町を感じてくるのですが、今回はそのロケハン時のルポ。
編集部Hが静岡県三島の源兵衛川を歩いてみたときのお話です。
まずは「楽寿園」に行ってみました
東京駅から三島駅までは新幹線でたった45分。まずは駅からすぐの三島市立公園「楽寿園」に行ってみた。園内にある小浜池が源兵衛川の水源で、富士山からの伏流水が湧いているはずなのだけど、池に水がない! 環境の変化で、もう50年も渇水の状態が続いているんだって。たまに池に水が戻る時があるんだけど、原因はよくわからないそう。池の底の溶岩が見られたのはおもしろかったけど、満水の小浜池、見てみたいな。
川の中を歩ける源兵衛川
楽寿園の南出口を出たら、めざす源兵衛川はすぐそこ。ここはなんと「歩ける川」。湧き水が流れるきれいな川の中に木道や飛び石の道が作られているんです。ロケハンに行ったときは水が少なめだったけど、底まで見通せて本当にきれい! 暑い日も涼しいだろうなー。水鳥たちが気持ちよさそうに遊んでいました。夏はホタルも見られるんだって!
名物のみしまコロッケがおいしかった!
少し歩いたところで、小さな橋のたもとに「みしまコロッケ」ののぼりを発見。もちろん食べますとも! 箱根西麓で作られている「三島馬鈴薯」というメークインを使ったコロッケで、ここ「せせらぎ源兵衛」では注文後に揚げてくれる。揚がるのを待つ間、店にいた地元のお母さんとおしゃべり。小浜池が満水になったときの写真を見せてくれた。そしてコロッケのできあがり。揚げたてサックサク&中はホックホクでおいしい~!
再び源兵衛川へ。橋や線路をくぐるのが楽しい!
みしまコロッケを食べながら、源兵衛川さんぽを再開。車が行きかう橋や伊豆箱根鉄道の線路の下をくぐるところもあり、ちょっとした冒険気分で楽しい! 「水の苑緑地」で少し休憩してから川からそれ、「三島梅花藻の里」へ。三島梅花藻はきれいな水でしか育たない植物で、小さな白い花がかわいい。町の人たちに大切に守られているんだなー。
まさにせせらぎの町。夏こそまた来たい町でした
源兵衛川のほかにも、「宮さんの川」と呼ばれる蓮沼川で子供たちが遊んでいたり、道路脇にこんこんと湧き出る水を近所のお母さんが汲んでいたり・・・。三島の町にこんなにも湧き水スポットがあるなんて知らなかった! きれいでおいしい水が身近にあるなんてうらやましい。湧水の量は時期などによっても変わるらしいけど、水辺で1日のんびりするのも気持ちよさそう。また来たいな!
「三島~箱根 湧き水さんぽ」の記事は、「オズマガジントリップ」最新号「初体験する夏の旅」特集P50~55に掲載。
OZmagazine TRIP「夏の旅」特集
発売日/2016年6月29日
価格/640円
販売場所/全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店などで発売中