【真岡鐵道】器とカフェといちごの旅

赤と緑のツートンカラーがかわいい一両編成の列車は、地元の足として愛され、この春107年目を迎える真岡(もおか)鐵道。陶器で有名な益子やいちご狩りなど途中下車も楽しい沿線は、週末のSL運行もあり遠くから訪れるファンもたくさん。

更新日:2018/03/08

レトロなグリーンのシートが郷愁を誘う。延々と連なる田園風景を眺めているとやさしい気持ちに

地域の想いを乗せてのんびり、ゆったり

ガタン、ゴトン。赤と緑のツートンカラーがかわいい一両編成の列車が無人駅に入ってきた。地元の足として愛され、この春107年目を迎える真岡鐵道。しかし今から30年前、国鉄の分割・民営化に伴い廃線危機もあったそう。「沿線には高校が7校もあり、通学利用の学生に、なくてはならない路線」と事業部長の竹村高さん。17駅中10駅が無人駅で、ボランティアによる清掃や花壇の手入れにも支えられてきた。「地元の宝物に」と生まれたSLは土・日・祝の運行に加え、月1回程度のイベントも好評。地域を越え、全国にファンを増やしている。

<益子駅>1日かけて楽しむのも◎ 陶芸の町でお買い物

(左)箸置きや醤油差しといった小物もいろいろ (右上)フロアごとに展示方法や展示作品のテイストが異なる (右下)お店は陶器店が立ち並ぶ益子のメインストリート、城内坂の入口に

もえぎ城内坂店

益子と笠間の30~40代の作家を中心に、約80名の作家による作品が4フロアにわたって所狭しと並ぶ。愛らしい絵付けが目を引くポップなものから、シンプルでスタイリッシュなもの、土の質感を感じる素朴なものまで、さまざまな作品が見つかる。店内3カ所のスペースでは、2週間おきに企画展を開催。

もえぎ城内坂店

TEL.0285-72-6003
栃木県芳賀郡益子町城内坂150
営業/9:30~18:00 金不定休 カード可 
アクセス/真岡鐵道益子駅より徒歩15分

つづり
(左上)ランチはつづり定食1150円のみで、お惣菜いろいろと玄米ごはん、味噌汁のセット(内容は週替わり)。店主のご主人、陶芸家の饗庭孝昌さんの器が料理を引き立てる (右上)商店では企画展も行われる (左下)食堂は椅子席がひとつと座敷席から成る (右下)2棟とも築70年ほど

つづり

2棟の古民家を活かし、7人の地元のママたちが食堂と商店を運営。食堂では地元の無農薬玄米・野菜を使った玄米菜食のランチとデザートを提供。商店では陶器、染色、衣服など多彩なジャンルの女性作家の作品を販売している。いずれも食べる側、使う側への思いやりが感じられる。

つづり

TEL.0285-81-6797
栃木県芳賀郡益子町益子4135
営業/商店11:00~16:00 食堂11:30~15:00 月・火・日定休 予約可 カード不可
アクセス/真岡鐵道益子駅より宇都宮駅行きバスで約20分、道祖土下下車徒歩6分

<真岡駅>地元でも人気の名店へ行こう

仁平古家具店 真岡店
元駄菓子店だった築60年の建物に古い家具がなじむ

仁平古家具店 真岡店

「古い家具を生活に取り入れる入口になれたら」と、大正~昭和30年代頃の日本の古いものを修理、再生して販売。無垢材を使ったテーブルが1万円台から揃う。古い食器や雑貨も揃うのでおみやげにも。

仁平古家具店 真岡店

TEL.0285-81-5208
栃木県真岡市荒町1095
営業/13:00~18:00 木定休 カード可
アクセス/真岡鐵道真岡駅より徒歩15分

GOURD+m
パンプレート1000円。3種類の自家製パンに、約10種の真岡産野菜はグリルやバーニャカウダで。季節のスープやデザートも付く

GOURD+m

陶器や服飾雑貨、文具などを国内外から集めたショップと、週2回営業のカフェが隣り合う。カフェでランチ提供されるパンは自家製。国産小麦にきび砂糖や天然塩を使い、香りとうまみがあふれる。

GOURD+m

TEL.0285-81-5673
栃木県真岡市荒町1040-5
営業/ショップ12:00~18:00 カフェ12:00~15:00 水・木定休、カフェは月・水・木・土・日定休 予約不可 カード不可
アクセス/真岡鐵道真岡駅より徒歩15分

芸術的なフォルムに感動。希少品種とちひめ2000円(~3月末)

寿氷-juhyo-世界一を目指すかき氷

「生産量日本一の真岡産いちごのかき氷で、世界中から人を呼べたら」と比氣寿さん。氷は口溶けがよく、注文後にフルーツをカットして作るシロップはフレッシュ。まずは市場に出回らない、とちひめの氷をぜひ。

寿氷-juhyo-世界一を目指すかき氷

TEL.なし
栃木県真岡市荒町5161
営業時間と定休日はfacebookとTwitterを参照 予約不可 カード不可
アクセス/真岡鐵道真岡駅より徒歩18分

<北山駅>春こそ行かなきゃ。北山駅でいちご三昧

無人駅からてくてく歩いていちご狩り

益子駅の隣の北山駅は駅舎のないホームだけの無人駅。ここから歩いて5分ほどで北関東最大のいちご狩りスポットへ。品種はとちおとめのみ。ハウスは100棟と多く、時間制限がないので、自分のペースで摘み取れる。いちご狩りの後はいちごソフトもぜひ。思う存分いちごを堪能したら、多彩なジャンルの手作り雑貨やクラフトが見つかるアートヴィレッジにも行ってみよう。

JAはが野 益子観光いちご団地

TEL.0285-72-8768
栃木県芳賀郡益子町塙527-6
営業/9:30~15:30(最終受付) 無休 予約不可
入場料/~4/8は1300円、4/9~5/6は1000円、5/7~13は800円 カード不可
アクセス/真岡鐵道北山駅より徒歩5分

(左)真っ赤に完熟したいちごは甘くてジューシーだから、なにもつけずにそのままいただこう (右)隣のレストランでは、とちおとめのソフトクリーム370円を。マスカルポーネチーズ入り
真岡鐵道

真岡鐵道(もおかてつどう)

茨城県・下館駅~栃木県・茂木駅
アクセス/東京駅から東北新幹線で小山駅まで約40分、JR水戸線に乗り換え約20分、3710円(下館駅まで)
【電車旅のヒント】
・例年4月には下真岡駅~西田井駅間の約800mに咲く桜と菜の花がSLと競演する。SLもおか乗車には別途整理券500円が必要。当日券は下館・真岡・益子・茂木駅で販売
・真岡鐵道は、SuicaやPASMOなどのICカードが使えないので注意! 駅で乗車券を購入して列車に乗ろう
・益子は歩いて回るにはやや広く、坂道も多いので、レンタサイクルで効率よく回ろう。益子駅でレンタルできる

オズマガジントリップ最新号

OZmagazine TRIP 最新号「春の電車旅」

真岡鐵道紹介記事の詳細は、オズマガジントリップ「春の電車旅」特集P26~32に掲載されています。他にも、今週末すぐに行ける電車旅の情報が満載!

OZmagazine TRIP「春の電車旅」特集
発売日/2018年3月8日(木)
価格/593円+税
販売場所/全国の書店、コンビニエンスストア、駅売店などで発売

PHOTO/KAZUHITO MIURA WRITING/NORIKO SHIOTA

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※記事は2018年3月8日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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