鳥取県のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(新橋)
地方のアンテナショップを巡って東京で旅気分! 鳥取のいいものが見つかるのが、東京の新橋にある鳥取県と岡山県の共同アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」。こちらでは、白バラ牛乳やすなば珈琲、鳥取特有の練り物など、数々の特産品に出会える。9月には旬の二十世紀梨も登場。2階には、鳥取県自慢の食材が味わえるレストランや観光情報を紹介してくれるコーナーも。そんなショップの売れ筋ランキングなどをご紹介。
更新日:2021/12/28
アンテナショップのスタッフに聞く、「とっとり・おかやま新橋館」のここがスゴイ
東西で異なる鳥取の文化をまるごと体感
「1階は特産品を置いています。鳥取県は横に長い地形なので東西で文化が異なるんです。例えば練り物。東側では真っ白なとうふちくわ、西側ではあごちくわ(飛魚のちくわ)がメジャーです。ここではどちらも揃います。食感や味わいが全然違うので、ぜひ食べ比べを楽しんでください。
梨やスイカなど季節のフルーツや野菜もおすすめですが、鳥取土産の定番の銘菓も多数扱っています。創業130余年の石谷精華堂の「打吹(うつぶき)公園だんご」は、無添加で賞味期限が短いため、都内の店頭ではなかなか出会えない一品です。あと「因幡の白うさぎ」は縁起がいいお菓子とされいて、手土産にもおすすめです。
ご存じの方も多いかもしれませんが、漫画家・水木しげるさんは境港出身なんです。工芸品のコーナーにある、マグカップやレジャーバッグなどの『ゲゲゲの鬼太郎』グッズは人気ですよ」(店長の宮田朋彦さん)。
アンテナショップに行くべき3つの魅力
【1】イベント続々! いつも新しい発見がありそう
1階入口横と2階の催事スペースでは多くのイベントが開かれている。鳥取名産の梨やスイカの試食販売に、ワインやオーガニックティーの試飲販売、鳥取の窯元の陶磁器を集めたフェアなど、食から工芸まで幅広い内容。鳥取のゆるキャラ“トリピー”がやってくることも。イベントだけで販売される商品も多いので開催されていたらぜひチェックを。
【2】レストランでは旬に合わせた限定メニューを
「ビストロカフェ ももてなし家」では、旬の食材や県産食材を使ったメニューが並ぶほか、時世に合わせたフェアも随時開催。これまでのフェアでは、鳥取県出身の東京五輪金メダリストにちなんで、かえるモチーフのパフェを提供したことも。旬の時期には、鳥取名産のスイカを使ったパフェやカクテルも楽しめる。最新のフェアについてはサイトでチェックを。
【3】都内では入手困難なレアアイテムを手に入れよう
地元以外ではあまり販売されていないアイテムに要注目。「スタバはないが鳥取県には日本一のスナバはある」という鳥取県知事のひと言がきっかけになり、2014年に誕生した「すなば珈琲」。砂丘の砂を混ぜてブラジル産の豆をローストしたという、深煎りの香ばしい味わいが楽しめる。都内で店頭に置いているのはここだけなので、コーヒー好きの人への手土産にもおすすめ。
人気ランキング
鳥取県のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」の物販コーナーの売れ筋商品ベスト3をピックアップしてご紹介!
1階ショップ奥で販売しているソフトクリーム。大山のふもとの牧場のおいしい牛乳を使用。ミルク感たっぷりであと味爽やか。「大山 白バラソフトクリーム」(378円)
生乳を70%使ったコーヒー牛乳。ミルクとコーヒー本来の香りを大切にするため、カラメルや香料は不使用。「白バラコーヒー」(200ml 128円)
豆腐と魚のすりみで作られた柔らかなちくわは鳥取県のローカルフード。これは焼き色のない白いタイプ。魚のうまみと豆腐の甘みが広がる。「とうふ竹輪」(205円)
東京に住む地元民のご指名NO.1、ご当地LOVEグルメ
【鳥取県・境港市】伯雲軒の「ブドーパン」
レトロなパッケージが印象的なご当地パン。ふんわりしたレーズン入りのパンで、ラム酒の風味が効いたバタークリームをサンド。シナモンの香りも漂う大人な味。
SHOP DATA_とっとり・おかやま新橋館(新橋)
TEL. 03-6280-6474(1Fショップ) TEL.03-6280-6475(2Fビストロカフェももてなし家)
住所/東京都港区新橋1-11-7 新橋センタープレイス1F・2F
営業時間/1F 10:00〜21:00 2F11:00~22:00(21:00LO)
定休日/無休(12/31〜1/3を除く)
アクセス/東京メトロ銀座線新橋駅3番出口よりすぐ
鳥取県ってどんなところ?
鳥取砂丘や中国地方最高峰の大山など、豊かな自然に恵まれた鳥取県。皆生温泉や三朝温泉などの温泉も多い。全市町村から天の川が見え、流れ星が見えやすいことから「星取県」という別名も。断崖絶壁に建つ投入堂が国宝に指定されている三徳山三佛寺にもぜひ訪れたい。
PHOTO/KYOKA MUNEMURA TEXT/KAZU SASAKI