「日本橋ふくしま館 MIDETTE」(日本橋)のローカルおやつ3選

【福島県】地元でおなじみの手土産も!_スイーツなかの MEETS ローカルおやつ

更新日:2021/06/18

スイーツなかのさんが、東京にある47都道府県のアンテナショップを巡って出会った、お土産にもぴったりのローカルおやつをご紹介します。今回は福島県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE」(日本橋)で手に入る、太郎庵の「会津の天神様 チーズ」、お菓子のみよしの「じゃんがら」、ダイオーの「いもくり佐太郎」の3品を選んでお届け!

【01】太郎庵の「会津の天神様 チーズ」

「日本橋ふくしま館 MIDETTE」(日本橋)の「会津の天神様 チーズ」

会津で長年愛されるチーズブッセ!

会津地方で誕生した「会津の天神さま」。昭和54年創業の太郎庵さんがオープン当初から手がけているお菓子で、会津出身の方なら一度は見かけたり、食べたことあるのではないでしょうか。商品名の会津天神とは、郷土玩具「張り子人形」のことで、学問の神として信仰される菅原道真公を祭ったものでもあります。パッケージに描かれた人形のイラストもかわいい!

「日本橋ふくしま館 MIDETTE」(日本橋)の「会津の天神様 チーズ」

袋を開けると、手のひらサイズのブッセが入っていて、チーズとバターを合わせたクリームを生地で挟んでいます。生地のふっくらとした食感がとっても心地よく、クリームをやさしく包んでいるようなつくりがナイスィーツ! 生地にはほどよい甘みがありますが、クリームには塩気があって、このバランスがとってもいい。全体が甘すぎないように作られているので、普段そこまでお菓子を口にしないような人にこそ、ぜひ食べてみてほしい!

太郎庵の「会津の天神様 チーズ」

1個166円

【02】お菓子のみよしの「じゃんがら」

「日本橋ふくしま館 MIDETTE」(日本橋)の「じゃんがら」

いわきに伝わる踊念仏がモチーフ!

いわき市には、古くから伝わる「じゃんがら念仏踊り」という郷土芸能があります。鉦(かね)や太鼓を鳴らしながら、新盆を迎えた家を供養して回る踊念仏の一種で、“じゃんがら”の語源は鉦の音の擬音化だそう。それをモチーフに作られた「じゃんがら」は、焼き上げた皮であんこを挟んだ、昔ながらのお菓子です。どら焼きのようにも見えますが、皮はソフトクッキーのようなさっくりとした歯ごたえで、どこか洋風の味わいを感じるつくり。

「日本橋ふくしま館 MIDETTE」(日本橋)の「じゃんがら」

表面は砂糖でコーティングして、シャリっとした舌触りも心地よく、皮の食感がとってもナイスィーツです。厚みからもわかるように、あんこもたっぷりと入って食べた時の満足度も高め! 素朴な甘さと独特な食感は、一度食べたらハマってしまうおいしさです。箱の形はじゃんがら念仏踊りに使われる太鼓をイメージしていて、細かなこだわりも素敵ですね。

お菓子のみよしの「じゃんがら」

1箱(3個入り)604円

【03】ダイオーの「いもくり佐太郎」

「日本橋ふくしま館 MIDETTE」(日本橋)の「いもくり佐太郎」

芋栗たっぷり!和風スイートポテト!

福島県民にとってなじみがあり、日頃から手土産でも使われるという「いもくり佐太郎」。名前の通り、さつまいもと栗を使っていて、30年以上作られている人気のお菓子です。気になる“佐太郎”って誰?と思いますが、これは福島に古くから伝わる民話に由来。佐太郎という男が山の神様に芋と栗を献上したという話をもとに、このお菓子が誕生しました。さつまいもと栗のほかに白餡を合わせ焼き上げていて、和風スイートポテトといった感じ!

「日本橋ふくしま館 MIDETTE」(日本橋)の「いもくり佐太郎」

黄金色の鮮やかな生地、香ばしい焼き目も食欲をそそります。味わいもやさしい甘さで、お芋のほっくりとした味わい、白餡のまろやかさが見事に調和したつくり。しっとりとした生地の中には、刻んだ栗がごろっとはいっていて、最後まで飽きさせない食感もナイスィーツ! 小ぶりながらもぎゅっと凝縮したような口あたりなので、食べ応えばっちりです。

ダイオーの「いもくり佐太郎」

1個162円

今回のスイーツに出会える東京にあるアンテナショップはこちら

福島県のアンテナショップ「日本橋ふくしま館 MIDETTE」(日本橋)

全国に誇る日本酒や特産の桃などを使ったスイーツ、かわいい民芸・工芸品、ほかでは手に入りにくいアイテムなど、幅広くラインアップ。福島県の”今”を体感できるショップはここ!

SHOP DATA

TEL.03-6262-3977
住所/東京都中央区日本橋室町4-3-16柳屋太洋ビル1F
営業時間/10:30〜20:00 土日祝11:00~18:00
定休日/無休(年末年始を除く)
アクセス/東京メトロ銀座線・半蔵門線三越前駅A8より徒歩3分

ご当地スイーツを紹介してくれたのは

スイーツ芸人・スイーツなかのさん

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数テレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動している。

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PHOTO/KYOKA MUNEMURA TEXT/SWEETS NAKANO

※記事は2021年6月18日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります