ヘアメンテもエシカルな選択を。人や地球環境、地域に配慮しているサステナブルなヘアサロン3選【サステナブルチャレンジ】
【サステナブルチャレンジ】楽しく始めるSDGsアクション!エコな暮らしやフードロスレシピ、エシカルグッズや話題のスポットまで

ヘアメンテもエシカルな選択を。人や地球環境、地域に配慮しているサステナブルなヘアサロン3選【サステナブルチャレンジ】

更新日:2021/04/05

オズモールとはじめる、SDGsアクション。小さな“サステナブルチャレンジ”から挑戦してみませんか? 今回は、環境に優しいサステナブルなヘアサロンをピックアップ。昨今のサステナブルの波は美容業界にも! オーガニックな製品を使ったり、シャンプーの量り売り、グリーンエネルギーの採用などの取り組みが広がりつつある。定期的なヘアメンテナンスでも、環境への意識を高めてみよう。

サステナブルチャレンジとは?

今回のサステナブルチャレンジは“サステナブルヘアサロンを利用すること”

今回のサステナブルチャレンジは“サステナブルヘアサロンを利用すること”

街中を見渡せば、いくつも目に止まるヘアサロンの看板。その数はコンビニの約5倍の全国約24万店と言われていて、それらの店が年間使用する水の量は25メートルプールで約5万2000杯分、カラー材の年間使用量はドラム缶で約9万5000本分とも・・・。

ケミカルなカラー剤は有害物質を含んでいて、排水したときに川を汚して環境に悪影響を及ぼしてしまう。だからこそ、選ぶ側の私たちがサステナビリティを意識するのは大事かも。

ヘアサロンだから上手なカットやカラーリングを求めてしまうのはもちろんだけど、例えばオーガニックな製品を使ったり、シャンプーの量り売り、グリーンエネルギーの採用・・・そんな、サステナブルな取り組みをするヘアサロンを支持していくことが人や地球に優しい社会へと変えていける一歩になるはず!

オーガニックカラーで髪色チェンジ。代官山「COME」

東京・代官山に店をかまえる「COME(カム)」は、30代、40代から高い支持を集めるナチュラルな雰囲気のヘアサロン。環境にも人にも優しい、オーガニックのヘアカラー剤や商材を積極的に取り入れている。

「美容室はどうしても汚れた水をたくさん流してしまうから。できるだけ環境にいいことを意識したい」とオーナーのGOLさん。

カラー剤は川に流しても自然分解するオーガニックの商材を使用し、飲み物も無農薬のものを採用。オーナー自身がアトピーだった経験から商材も肌に優しいものを選んでいる。また、自分たちでできることから・・・という思いから、ヘアドネーションの活動や、“マイバック持参”の推進、ヘアカラー剤などのプラスチックボトルの再利用、添加物・化学的薬品排除された薬剤の使用など、環境のためにできることを日頃から心がけているそう。

そんなヘアサロン「COME」の注目メニューは、オーガニックのヘアカラー剤「rolland O-WAY」によるカラーリング。施術のときの刺激臭がなく、仕上がりの色味が絶妙。持ちがとにかくいいのに、オーガニック成分でできていて自然分解するのもいい。ほかに、ヒト幹細胞培養液を使った頭皮ケアもアンチエイジングを気にする人たちに評判とか。

「ヘアサロンなので、やはり結果がすべて。技術で支持していただきつつ、サステナブルな取り組みにも共感してもらえたらうれしい」(GOLさん)

サステナブルなポイント

・自然分解するオーガニックのヘア材料を使用
・商品の持ち帰りは“マイバック持参”を推奨
・ヘアドネーションによる無償提供する活動
・高機能浄水器を設置し、飲み水も脱ペットボトル

地球にも人にも優しい、AVEDAの商材を採用。横浜「Fare tsurumi」

アロマが好きな人、オーガニックが好きな人に支持されるのが横浜にあるヘアサロン「Fare tsurumi(ファーレ ツルミ)」。ヘアカラーやヘアケアにオーガニックブランド、AVEDA製品を採用しており、ナチュラル志向の人たちから高い支持を集めている。

「AVEDAは非常にツヤがでて色味がきれい。企業姿勢にも共感できる」とオーナーの森さん。地球環境に配慮し、自社のパッケージをすべて再生 (PCR) 素材にすることに取り組み、ミネソタ州ブレインにある本社では製品の製造にも再生可能エネルギーを使用。地球とそこに住むすべての生物に負荷をかけない植物ベースの高機能製品の開発など、AVEDAはサステナブル企業の草分けだ。

「僕らヘアサロンは年間でかなりの量のヘア商材を使う。それに関してエシカル消費を意識することは非常に重要だと思っている」(森さん)

サロンでは、ほかにも、水道水を電気分解して除菌液を製造する除菌機器を導入したり、プラスチック容器やビニールゴミなどの排出物を削減して環境汚染を回避。オリジナルのロゴを入れたチャリティーTシャツを作って売り上げを地元の医療従事者に寄付したり、使用済みのヘアカラー剤チューブを車いすにリサイクルするボランティア団体を支援したりと、さまざまな取り組みを行っている。

そんな横浜「Fare tsurumi」で人気なのはAVEDAカラーを使ったカラーリングやヘッドスパ。特にヘッドスパは、専用個室が設けられ、アンバーな照明の中でアロマに包まれながら頭皮をしっかり揉みほぐしてもらえる。頭がスッキリして、いい香りに癒され、しかも社会貢献できるなんて最高! 気持ちも上がるし、足繁く通いたくなる。

サステナブルなポイント

・AVEDAの取り扱い
・水道水を電気分解して除菌液を製造する除菌機器を導入
・機能的なオリジナルエコバッグ販売
・医療、福祉、介護従事者、それを支えるボランティア団体などを支援
・神奈川県医療従事者に対して、寄付金を集めるなどを実施

髪型もライフスタイルも上向きにするヘアサロン。銀座「Lond rouge(ロンド ルージュ)」

カット技術に定評のある銀座のヘアサロン「Lond rouge(ロンド ルージュ)」。“似あわせ”が得意で、ざっくりしたイメージを伝えるだけでその人の魅力を引き立てる髪型にしてくれる。再現性も高く、スタイリングが楽チンと人気が高い。

そんな同店含む、18サロンを経営するLond社のモットーは「Love For All~全ての人、事、物に愛を~」。「社員たちやその家族、お客様、 地域社会、取引先、地球環境、未来を作る子供達、関わるすべての人々を幸福にしたいという思いから」とオーナーの甲斐さん。

“サステナビリティ”も経営方針に掲げていて、その活動は年々加速している。脱プラスチックを目指すべく、レジ袋廃止をいち早く導入し、2020年春からはオリジナルシャンプーの量り売りもスタート。マイボトルの普及に貢献すべく、グループサロン18をすべて給水スポットサロンとして、給水スポットを探せるアプリ「mymizuスポット」に参画。さらに、“美容の力で子供たちを勇気づけたい”と児童養護施設へのボランティアカットやシャンプー寄付も行う。このほかにも、サステナビリティや社会問題について情報発信する冊子をオリジナルで制作したり、ヘアドネーションにも賛同、エシカルな商品の導入、エシカルファッションショーへボランティアヘアメイク、再生可能エネルギー100%の運営を目指すなど、幅広く取り組みを行っている。

「ヘアサロンというのを、髪型を整えるだけじゃなく、明日からの自信や活力を与え、勇気付けられると思っています。だから僕らは常に喜んでもらうこと、もっと楽しみ、いかにリラックスしていただけるかを考えています。サステナビリティな取り組みもそのひとつ。地球や環境を思いやることが、皆の幸せな未来に繋がると信じています」

サステナブルなポイント

・my mizuスポット登録
・シャンプー量り売り ※一定量購入されたら児童養護施設にシャンプープレゼント実施
・再生可能エネルギー100%のサロンを目標に取り組む
・FSC認証の店販袋や再生紙の使用
・ヘアドネーション
・児童養護施設へボランティアカット
・サロン地域のゴミ拾い活動【きもちいクウキプロジェクト】
・veganシャンプーの5月販売開始(量り売りのみ販売)

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WRITING/KANO NUMATA

※記事は2021年4月5日(月)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります