SÉZANNE、セザン、ダニエル・カルバート、フランス料理、フレンチ、東京

今、世界が 最も注目する東京のレストラン

更新日:2023/05/20

2021年7月、「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」に開業したフランス料理店「SÉZANNE (セザン)」。豊富な品揃えのシャンパーニュやワインとともに、繊細ながら日本の食材の魅力をダイナミックに引き出したダニエルさんの料理が楽しめる注目店です。

SÉZANNE、セザン、ダニエル・カルバート、フランス料理、フレンチ、東京
SÉZANNE エグゼクティブシェフ Daniel Calvert(ダニエル・カルバート)さん
1987年、イギリス生まれ。ロンドンの二ツ星「ピエダテール」、ニューヨーク「パ・セ」、パリ「エピキュール」の2つの三ツ星レストランなどを経て香港へ。「ベロン」のヘッドシェフとして一ツ星を獲得し、「アジアのベストレストラン50」4位に。その後、来日し、「セザン」のエグゼクティブシェフに就任

今年3月、あるビッグニュースに東京が沸き立ちました。2021年7月に東京にオープンしたフランス料理店「セザン」が、オープンからわずか1年半で「アジアのベストレストラン50」の2位となり、「The BestRestaurant in Japan 2023」を受賞したのです。

今やその味を求めて、世界中から足を運ぶゲストが絶えない「セザン」。そんな世界の食通たちの熱い視線を集める名店が、この東京にあるのです。供される料理は、繊細にしてダイナミック。日本の食材を新たな解釈で表現した鮮烈な味わいで、多くの人を虜にしています。

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ラム酒でマリネした宮崎県産マンゴーの中に、メレンゲとソルベを潜ませたデセール。砕いたショートブレッドを混ぜ込んだ生クリームの食感も心地よい

その「セザン」を率いるのは、イギリス出身の若き料理人、ダニエル・カルバートさん。ミシュラン三ツ星のパリ「エピキュール」のほか、ニューヨーク「パ・セ」では最年少スーシェフとして腕を磨き、ヘッドシェフに就任した香港「ベロン」ではミシュラン一ツ星を獲得、「アジアのベストレストラン50」の4位に。そんな世界から注目されるトップシェフが、次の新たなステージとして選んだのが、ここ東京だったのです。

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ホタルイカの中にフランスの家庭料理「ピペラード」のムースを詰めた1品。皿に描く緑のソースは、ホタルイカが泳ぐ水面の輝きを表現している

「ずっと前から、いつか東京に行きたいと思っていました。私にとって東京は、世界の中でも最高のステージのひとつ。美しい四季と豊かな食材を持つ東京が、目指すべき到達点だったのです」と語るダニエルさん。

「ニューヨーク、パリ、香港と色々な所で料理をしてきましたが、日本ほど細やかな四季の変化がある国はありません。そして、そこからもたらされる食材の移り変わりが僕にとってはとても魅力的。そんな食材を使って料理ができるのは、料理人にとって幸せなことなのですよ」

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空間を贅沢に使ったメインダイニング。「心もお洋服も美しく装ったゲストが美しい料理を楽しむことで、レストランはより輝くのです」とダニエルさん。「セザン」の店内はサロン24席、ダイニングエリア42席。個室が1室。お客様のために、より繊細な料理を提供できていると言う

実際に、「セザン」に来るお客様も高級食材より日本の季節を感じる食材を求めていると実感するそうで、仕入れる食材の約9割は日本国内から。来日以来、国内の多くの生産者や卸業者のもとを訪れ、親密な関係を築いたことで、理想の食材を仕入れることができていると言います。

「日本のお客様は、料理はもちろん、細かなサービスにも価値を見いだしてくださいます。次にいらしたときにはできる限り同じ料理はお出ししないなど、より深くゲスト一人ひとりと向き合うようになりました」

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世界の食を知り尽くした人たちが、今、最も訪れるべき店として足を運ぶ「セザン」。国内外の料理人がお客様として食事に来ることも少なくない

「このテーブルもあのテーブルも、この店のすべてのテーブルのお客様にハッピーになっていただくこと。それが今の私にとってのすべてなのです」とダニエルさん。世界の名だたるシェフも絶賛するダニエルさんが東京で腕を振るう「セザン」から、今後も目が離せません。

SÉZANNE(セザン)

TEL/03-5222-5810 
住所/東京都千代田区丸の内1-11-1パシフィックセンチュリープレイス丸の内 フォーシーズンズホテル丸の内 東
京7F 
営業時間/水~土12:00~13:45(LO)、18:00 ~ 20:15(LO)、日18:00~20:15(LO) 
定休日/月·火定休

PHOTO/HIROHITO OKAYASU  Text/SHINO KAWASAKI
※メトロミニッツ2023年6月号特集「TOKYO CITY JOURNAL 2023」より転載

※記事は2023年5月20日(土)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります