【美容師解説】髪の毛がパサパサになる原因とは?傷みを改善してサラサラつやつやにする方法

【美容師解説】髪の毛がパサパサになる原因とは?傷みを改善してサラサラつやつやにする方法

更新日:2020/06/12

オズモール編集部厳選のヘアサロンで働く“その道のプロ”が、髪の悩みやヘアケアに関する質問にお答え。今回は原宿の人気ヘアサロン「sherbets」の現役美容師・海野さんに「パサパサ髪の原因・ケア方法」についてお話を伺いました。

Q.パサパサな髪の毛の原因・ケア方法は?

パサパサな髪の毛をつるつるにする方法を教えてください

髪の毛がパサパサしていてまとまりがなく悩んでいます。トリートメントなどでつるつるの髪に治せますか? パサパサ髪のおすすめケアを教えてください。(オズネーム:ハルミさん)

A.美容師さんからの回答はこちら

髪がパサパサしている状態とは?

パサパサとしてハリツヤがなく、手触りが悪い髪はできれば改善したいもの。髪のパサパサは、毛髪の外側を覆っているキューティクルがはがれたり、ウロコ状のキューティクルが開いてしまい、毛髪内部にある髪本来の保湿成分や油分が失われて髪の内側から乾燥している状態です。
髪がパサパサしているときは、枝毛や切れ毛も多くなります。枝毛や切れ毛は、キューティクルの剥離と髪内部の成分の流出によって起きるもので、原因は乱暴なブラッシングや無理なコーミング、パーマ剤やカラー剤の不適切な使用などさまざまですが、いずれもキューティクルの剥離や毛髪のキズがきっかけです。

髪の毛がパサパサになる原因

・ドライヤーやコテ、アイロンの熱
熱は髪を乾かしたり、髪を柔らかくしてヘアセットを助ける働きがありますが、上手に使用しないと傷みの原因に。アイロンやコテは、140~160℃に設定してなるべく低温で使用しましょう。使用する前にオイルなどのアウトバストリートメントを塗布しておくとダメージを抑えることも。ドライヤーの熱についても同様で、高温よりもたっぷりの風量で乾かしましょう。

・パーマやカラーを繰り返す
パーマ液やカラー剤は、髪の内部に浸透してケラチン繊維を破壊する性質があります。使用を繰り返すとキューティクルは徐々にダメージをため込み、最終的にははがれてパサパサの髪に。色落ちなど気になると思いますが、頻度は2~3カ月に1回程度にしましょう。伸びてきた部分を染めるリタッチカラーを月1回程度行うのもおすすめです。

・ホームカラー
ホームカラーは染めやすいようにアルカリ剤を多く含んでいる場合が多いので、毛先には薬剤を付けない、白髪染めは気になる部分だけにする、よくすすぐなどを注意して使用しましょう。カラー剤を塗布してから時間の置き過ぎにも要注意。髪質や髪の状態は1人ひとり違うので、できればサロンでカラーリングをしましょう。

・紫外線ダメージ
キューティクルにはメラニンが存在しないため、紫外線の影響を受けやすくなっています。髪専用のUVスプレーを使用して、紫外線から髪を守りましょう。最近ではヘアスタイルをキープするUVスプレーも。2~3時間おきにつけなおすことがポイントです。

・ホルモンバランスの乱れ
ホルモンは髪の成長に大きな影響を与えています。思春期や更年期、生理周期のほか、ストレスやダイエットなどが原因でホルモンの分泌が乱れると、髪がパサパサ・ゴワゴワになることも。ホルモンを完全にコントロールすることは難しいけれど、睡眠時間を確保したり、良質なコレステロールを含む食品や大豆製品などをバランスよく取り入れたりして生活を整えましょう。1日30~60分程度の有酸素運動も大切。

パサパサな髪を改善するケア方法

・シャンプー、トリートメントを見直す
髪質や肌タイプ、年代などにもよりますが、パサパサ髪に悩む人は、アミノ酸系の界面活性剤が主成分になっているシャンプーがおすすめ。泡立ちがよいので髪同士の摩擦を抑えることができます。なかでも植物成分由来のタイプは水分の保持力が高く、パサパサ感を抑えるのにぴったり。さらにしっとり感がほしいときは、シリコンが入っているトリートメントがおすすめです。

・自然乾燥ではなくドライヤーを使う
濡れている髪はいちばんダメージを受けやすい状態。髪がパサパサしやすい人は、濡れた髪を放置せずできるだけ早めに乾かしましょう。ドライヤーを使うことで、静電気や摩擦のダメージを最小限に抑えながら、キューティクルを正常な状態に戻すことができます。

・シャンプーの前にブラッシングする
プレウォッシュのようなイメージで、シャンプー前にブラッシングをしてほこりや皮脂などの目に見えない汚れを取り除くことも大切。シャンプーの泡立ちがよくなり、摩擦を減らすことができます。過度なブラッシングも傷みの原因になるので注意。

・アウトバストリートメントでケアする
洗い流さないトリートメントの主なメリットは、ドライヤーの熱から髪を守ってくれること。傷んだ髪を補修したり、髪をコーティングしてまとまりをよくする効果も。ミスト・オイル・クリーム・ジェルなど、さまざまなアウトバストリートメントがあるので試してみて。

・サロントリートメントの利用
おうちでのケアだけでなく、定期的に美容室でスペシャルケアをすることも大切。カラーやパーマをすると、髪の毛はアルカリ性に傾きパサつきの原因になりますが、直後にトリートメントをすれば理想的な弱酸性の状態に修復。開いたキューティクルを閉じて、髪の毛を傷みにくくしてくれます。

「sherbets」で受けられるおすすめのプランを教えて

パサパサの髪に悩む人には、毛髪耐性を上げてエイジングケアとダメージ補修をかなえる「オラプレックス」のトリートメントが付いたカット&カラープランがおすすめ。ヘアカラーは、自然界由来成分93%の髪にやさしいAVEDAカラーや、外国人風カラーが人気のイルミナカラーなどから髪質やイメージに合わせて選べるのがポイント。

sherbets(原宿)

教えてくれたのは「sherbets」海野さん

OZmallアワード2020で口コミ・予約数・人気スタイリストランキングを受賞した実力派プライベートサロン。頭皮や髪にやさしいAVEDAカラーをはじめ、リピーター大絶賛の丁寧なシャンプーは極上の時間をもたらしてくれそう。

「髪が傷んでパサつくというお悩みは、ほとんどのお客様が持つお悩みのひとつだと思います。ご自身でできるヘアケア方法もたくさんありますし、サロンでもお手伝いいたしますので、ぜひ試してみてください。」(海野さん)

サロン名
sherbets(原宿)
住所
東京都渋谷区神宮前1-21-2 ハウス オブ クゼ1F 102号
営業時間
平日 11:00~21:00
土 10:00~20:00
日・祝 10:00~19:00
定休日
月※定休日と重なる祝日は翌日休み
交通アクセス
JR「原宿駅」竹下口より徒歩2分 / 東京メトロ千代田線、副都心線「明治神宮前(原宿)駅」2番出口より徒歩5分
ホームページ
https://www.ozmall.co.jp/hairsalon/0192/
※記事は2020年6月12日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります