日本の美しさを体感する、GWのアートなひとりさんぽ!皇居近くの美術館巡りやミクニの芸術的なランチ、和紙や茶道体験を
ゴールデンウィーク特集2019

日本の美しさを体感する、GWのアートなひとりさんぽ!皇居近くの美術館巡りやミクニの芸術的なランチ、和紙や茶道体験を

更新日:2019/04/25

GWは自分のペースで好きなことをしてゆったりと過ごしたい。そんな人に向けて、オズモール編集部が大人女性におすすめのおさんぽコースを厳選しました。テーマは“アートなひとりさんぽ”。好きな作品とじっくり向き合ったり、和紙やお茶など日本の伝統文化に触れてみたり。好奇心のまま、自由に動けるのがひとりの醍醐味。新しい時代を迎えるGWに、あらためて日本の美しさを体感するアートなひとりさんぽをご紹介します。

【Schedule】

10:30 赤レンガの外観にもうっとり。「東京国立近代美術館」で気ままにアート鑑賞
12:30 鑑賞後は「ラー・エ・ミクニ」でランチ。“おいしいアート”にお腹も大満足!
15:00 アーティストを気取って。日本橋の真ん中、「小津和紙」で手漉き和紙の体験
17:00 これぞ日本のおもてなし! 日本橋の「茶論」にて茶の点前の技と心を学ぶ

10:30 朝いちで「東京国立近代美術館」へ。贅沢なコレクションにどっぷり浸る

10:30 朝イチで「東京国立近代美術館」へ。贅沢なコレクションにどっぷり浸る

周りを気にせず、目の前のアート作品にどっぷり浸れるのもひとりだからこそ。ちょうど新元号に変わるこのGWは、日本のよさを今一度見つめ直すべく、日本美術に触れてみるのはいかが?

皇居にほど近い「東京国立近代美術館」は、20世紀以降の日本美術をいつでも見ることができる、1952年(昭和27)にオープンした日本初の国立美術館。約4500平方メートルもの展示スペースを有し、日本画、洋画、版画、水彩、彫刻、写真など、明治から今にいたる多様なジャンルの作品を約1万3千点以上も所蔵。なかには教科書で見たことのあるような重要文化財の作品もあり、見ごたえもたっぷり。

また、本館から歩いて5分の近現代の工芸・デザイン作品を収蔵する別館「東京国立近代美術館工芸館」は、なんと建物自体が重要文化財なのだとか。明治の洋館を思わせる赤レンガ造りの外観は、クラシカルな趣たっぷり。アートな気分を一層高めてくれそう。

こちらでオススメが、年に数回、作品を大きく入れ替えて展示する所蔵作品展「MOMATコレクション」。国内最大級の規模を誇るコレクションから約200点を厳選し、明治から現代までの日本美術の流れをたどることができるというもの。解説ボランティアMOMATガイドスタッフと一緒に鑑賞し、作品への理解を深める“所蔵品ガイド”も毎日開催されているのでアート初心者も安心。また、毎月第1日曜には、近代日本の美術の流れをたどりつつ、所蔵作品展の見どころを教えてもらえるハイライトツアーも無料にて参加できる。ちょっとしたコツやヒントをもらうだけで、アートがぐっと身近に! 無理せず楽しくゆったりと、アートの世界を満喫したい。

12:30 暖かい木漏れ日がふりそそぐテラスで絶品パスタ。「ラー・エ・ミクニ」でおいしいアートを

12:30 暖かい木漏れ日がふりそそぐテラスで絶品パスタ。「ラー・エ・ミクニ」でおいしいアートを

「MOMATコレクション」をたっぷり満喫した後は、お腹を満たすべく東京国立近代美術館2階にあるレストラン「ラー・エ・ミクニ」へ。こちらは、日本のフランス料理界を代表する、三國清三シェフ監修のフレンチレストラン。「芸術と料理」をテーマに、フレンチとイタリアンの融合をアートしたお料理がいただける。東京国立近代美術館にふさわしいグルメを堪能できるのに、和やかな雰囲気で肩肘張らずに入れるのがうれしい。

せっかくなのでちょっと奮発して前菜、パスタ、メインディッシュ、デザート、コーヒーと小菓子などが味わえるランチコースを。気持ちいい季節なのでテラス席を陣取って、心地よい風を感じながらワインとともに。“おいしいアート”で美術鑑賞後の余韻に浸りたい。

15:00 日本の職人技術にふれて、アートをもっと身近に! 和紙の老舗「小津和紙」で紙漉き体験

15:00 日本の職人技術にふれて、アートをもっと身近に! 和紙の老舗「小津和紙」で紙漉き体験

お腹がいっぱいになったら、電車で少し移動して日本橋へ。目的地は、創業360余年を誇る老舗の「小津和紙」。書道用の半紙から美術工芸用の高級手漉き和紙まで、全国各地のあらゆる和紙を取り揃えている、国内有数の和紙の専門店。

こちらではおひとりさまから、手漉き和紙体験(約1時間、A4判500円※予約優先。空いていれば当日体験も可)ができるそう。“流し漉き”という方法で行うシンプルな和紙から、紙片や型抜きした和紙折り紙を和紙の中に漉き込んだおしゃれなデザイン和紙の制作(約1時間、A4判500円※デザイン紙体験は、午前・午後最後の講座のみ)も。

作った和紙は当日持ち帰れるので、額に入れてアートパネルのように飾れば、おしゃれなインテリアになりそう。

手すき体験の後は、同店のギャラリーにて和紙人形の世界を表現した限定展覧会「和紙と綿棒が織りなす百人一首 八センチの世界」(4月30日~5月11日)を楽しむもよし、美しい和紙のお土産を物色するもよし。あたたかくも華やかな手すき和紙の世界を存分に堪能して。

小津和紙

住所/東京都中央区日本橋本町3-6-2 小津本館ビル
アクセス/JR「新日本橋駅」5番出口より徒歩2分
入館時間/10:00~18:00
定休日/日曜日・年末年始
電話番号/03-3662-1184 (手漉き和紙体験工房直通:090-4842-0139)

17:00 締めは、日本橋のお茶サロン“茶論”へ。お点前を学んで“おもてなし力”アップ

17:00 締めは、日本橋のお茶サロン「茶論」へ。お点前を学んで“おもてなし力”アップ

和紙の世界を覗いたあとは、より深く日本文化に触れるためにお茶サロン「茶論」へ。同店は、奈良の地で享保元年に創業以来、歴史を紡ぎ続ける生活雑貨ブランド「中川政七商店」が茶道を気軽に楽しめるショップとしてオープン。

「以茶論美(茶を以て美を論ず)」をコンセプトに、お茶を通して“おもてなし”の力量を上げる「稽古」、お茶を通して心に閑を持つ「喫茶」、オリジナル茶道具を販売する「見世」の3つの場を提供している。

茶道に興味はあるけど、敷居が高い気がして・・・という人のために、今回は1回限りの体験(3000円※菓子代・テキスト代込み)をチョイス。どんなスタイルの茶道が学べるのか、お試しで体験できるので自分にあうか見極められる。

気に入って本講座へ・・・となった場合は、京都の茶人、木村宗慎氏監修による初級、中級、上級の3つのコースより自分のレベルに合ったものを選び、体系的に学んでいくことで、お茶の楽しみ方を習得する。茶道は、美しい所作も身につくし、自分の内面を見つめるいい機会にも。一生の趣味にできるから、じっくり学んでみるのもいいかも。

茶論 日本橋店

住所/東京都中央区日本橋2-5 日本橋髙島屋S.C. 新館4F
アクセス/東京メトロ「日本橋駅」B2出口直結
営業時間/喫茶・見世10:30~20:00 (19:30LO)、稽古10:30~21:00
定休日/施設の店休日に準ずる
電話番号/03-5542-1144

日本文化の美しさにふれられるアートはひとりさんぽコース、いかがでしたか。
アートな世界と触れ合うことで、自分の「好き」を見つめなおせたり、美的センスが磨けたり、穏やかな心になれますよね。天気のいい日にぶらりと巡ってみてください。

※当日の状況により、このコースガイド通りに回れない場合があります
※各スポットの情報は公式サイトをご確認ください

こちらもチェック!GWのひとりでの過ごし方ランキングを発表

GWのひとりでの過ごし方ランキングを発表

最大10連休となる今年のGW。ゆっくりできる時間が増えるからこそ、1人でいる時間も充実させたいところ。今回は読者アンケートからわかったGWのおひとりさま事情をランキング形式で発表します。みんなの声を参考に、編集部がおすすめする過ごし方もお届け。誰にも気兼ねなく、リフレッシュする休日を過ごして。

こちらもチェック!おひとりさまで行きたいリラクサロン5選

おひとりさまで行きたいリラクサロン5選

もうすぐ待ちに待ったGWだけど、新年度の疲れが出始めてるという人も多いのでは? 10連休の人もそうでない人も、喧騒から離れた静かな場所で心身の疲れをリセットしてみてはいかが? 今回は、混雑しそうなGWでも静かなエリアにある穴場のリラクゼーションサロンをピックアップ。1人で暇を持て余しそうだったり、疲れが溜まってて・・・という人にもおすすめ。英気をたっぷりチャージし、仕事の疲れをふき飛ばそう。

【特集】カモン、新時代。ゴールデンウィーク2019

ゴールデンウィーク特集2019

暦通り休めれば、2019年のゴールデンウィークは10連休。平成から新しい元号に変わる大きな節目のタイミングだからこそ、少しだけ時間を有意義に使って、“自分を高める時間”を過ごしてみてはいかがですか? 最大3日間で実現できる体験をはじめ、編集部注目のイベントやシーン別の過ごし方ガイド、話題のBBQやグルメ情報など、新しい時代が楽しみになるゴールデンウィークの過ごし方を一挙ご紹介します。

WRITING/KANO NUMATA

※記事は2019年4月25日(木)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります