ノンアルコールドリンク入門~Q&A編
お酒特集を見る

お酒に弱い人・あえて飲まない人のためのノンアルコールドリンク入門~Q&A編

更新日:2020/02/28

お酒ともソフトドリンクとも違う、新しい飲み方を提供してくれるノンアルコールドリンクが今ブームのきざし。一方で、オズモール読者にアンケートを取ったところ、気になっているけれどまだ飲んだことがないという声も・・・。そこで今回は、アサヒビール ビールマーケティング部の石井嶺広さんに聞いた、ノンアルコールドリンクにまつわる素朴な疑問をQ&A方式でご紹介。

Q.ソフトドリンクやアルコールドリンクとは何が違う?

Q.ソフトドリンクやアルコールドリンクとは何が違う?

「ノンアルコールドリンクとは、アルコール成分は含まれませんが、お酒のような味や香りが楽しめる飲料のことを指します。ビールやサワーなど、お酒を飲んだときと同じ気分を味わってもらうためにつくられているため、お酒のようなフレーバーだけでなく酸味、苦味も楽しめるのが一般的なジュースとの大きな違いです。中には、酔ったような気分になる方もいますが、実際にはノンアルコールドリンクを飲んで酔っ払うことはありません」(石井さん)

Q.海外にもノンアルコールドリンクはあるの?

Q.海外にもノンアルコールドリンクはあるの?

「健康などを理由にノンアルコールドリンクの需要が高くなっているのは海外も同じのようで、世界各国でノンアルコールドリンクが販売されています。ただし、アメリカは0.5%未満、EUは1.2%未満など、国ごとに法で定められているノンアルコールドリンクの基準が大きく違うため、“ノンアルコール”と表記されていても、微量のアルコールが含まれているものも。お酒に弱い人や、飲めない人が飲むときは注意が必要です」(石井さん)

Q.本当にアルコール成分は入っていないの? 

Q.本当にアルコール成分は入っていないの? 

「ノンアルコールドリンクは、道路交通法の改正によって飲酒運転への罰則が強化されたことをきっかけに需要が高まりました。ただ、酒税法上はアルコール度数1%未満であればお酒ではないとされているので、発売当初は微量のアルコールを気にする方が多かったようです。技術が向上した現在では、アルコールを限りなくゼロにした商品が実現され、お酒に関する業界で“ノンアルコール”と表示できるものは0.00%のものと定めています。当社を含め国内メーカーでつくられている商品はアルコール度数0.00%と表記されているノンアルコールドリンクがたくさんあり、それらは運転やスポーツ時、妊娠中などに飲んでも問題ありません」(石井さん)

Q.アルコールが入っていないなら、20歳未満でも飲んでいいの?

Q.アルコールが入っていないなら、20歳未満でも飲んでいいの?

「ノンアルコールドリンクはお酒に似た味わいを楽しんでいただくことを目的につくられています。そのため、あくまでもターゲットは20歳以上の成人を想定しています。法律上は、未成年の方が飲むことは問題ありませんが、早い段階からお酒に興味を持ったり、未成年飲酒を招いたりする恐れがあるため、おすすめはしていません。販売店でも、未成年の方が手に取りにくいようにお酒コーナーやその近くに置かれていて、購入時にたばこやお酒と同じように年齢確認をする店舗もあります」(石井さん)

体を気遣う人のためのノンアルコールドリンクがあるってホント?

Q.体を気遣う人のためのノンアルコールドリンクがあるってホント?

「ここ何年かで、健康を理由にお酒好きの人がノンアルコールドリンクに切り替えるというケースが増えています。そこで、当社が開発したノンアルコールビールテイスト「アサヒ ヘルシースタイル」は、食物繊維(難消化性デキストリン)のはたらきによって食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする“特定保健用食品(トクホ)”として国から認定を受けました。このほか、ノンアルコールチューハイ・カクテルテイストの「アサヒ スタイルバランス」シリーズは、食事の脂肪や糖分の吸収を抑える効果が期待できる“機能性表示食品”を表記した商品を中心に発売しています」(石井さん)

ノンアルコールドリンクが楽しめるお店をオズモールでチェック

ノンアルコールドリンク充実の飲み放題プラン

お酒に弱い人やお酒を控えている人がいる飲み会なら、おいしいノンアルコールドリンクがあるプランがおすすめ。ビールやワインのような本格的な味わいを楽しめるドリンクや、おしゃれでカラフルなノンアルカクテルなど、さまざまなドリンクがあるから、きっと満足してもらえるはず。

【特集】飲んだら幸せ!OSAKE JIKAN

今日は誰となにを飲む? 気の合う仲間と盛り上がったり、料理との組み合わせに感動したり、旅先で現地のお酒を試してみたり・・・。編集部が楽しい“OSAKE JIKAN”を紹介します。

PHOTO/AYUMI OSAKI WRITING/MINORI KASAI

※記事は2020年2月28日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります