国立演芸場
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東京の中心で落語を堪能する、気品あふれる「国立演芸場」

更新日:2020/04/03

歌舞伎や文楽、舞踊、邦楽などの伝統芸能が上演される「国立劇場」の一角、昭和54(1979)年に誕生した「国立演芸場」は、1カ月のうち10日ごとに出演者が入れ替わる「定席(じょうせき)」のほか、若手出演者による「花形演芸会」や一流の演者が揃う「国立名人会」などを開催。一歩足を踏み入れると、広々としたロビーや品揃え豊富な売店など一気にハレの空間へ。全席指定なので、初心者でも気軽に演芸を楽しめる。

国立演芸場

落語や色物などを指定席でゆったり観劇

落語、講談、浪曲、漫才などの大衆芸能を上演するホールとして誕生した「国立演芸場」。2階に舞台(高座)と客席、1階には演芸資料展示室(入場無料)があり、開演前のひとときに立ち寄るのもおすすめ。品よく綺麗な場内で客席は300席。座席スペースが広いのでゆったりと観劇できるのも魅力。座席は「指定席制」「前売制」だから、寄席初心者でも安心!

公演は原則として、毎月1~10日に「上席(かみせき)」、11~20日に「中席(なかせき)」と呼ばれる、寄席の根幹「定席」がメイン。一般的な形式では、約3時間で落語と「色物(いろもの)」と呼ばれる、漫才や曲芸といった諸芸が演じられる。1組あたりの持ち時間は15~30分。特に落語に関してはゆったりした時間帯で、じっくり聞けるのが嬉しい。

国立演芸場

売店のお弁当や季節のお菓子、猫グッズにも注目!

2階ロビーの売店「あおやぎ」の商品は、演芸好きのための、かゆいところに手が届くラインナップ。お弁当やサンドイッチ、飲み物、演芸場特製ドラ焼きや季節のお菓子など、さらに演芸関連の書籍も多く、ファンならつい手にしてしまうはず。また和雑貨や猫グッズも多種多様に揃っているので、休憩時間もあっという間。国立演芸場の来場記念としてお気に入りのお土産を見つけて。

【東京・半蔵門】国立演芸場

スポット名
国立演芸場
電話番号
0570079900 0570079900 (国立劇場チケットセンター)
住所
〒102-8656 東京都千代田区隼町4-1 Map
営業時間
定席/昼の部13:00~16:00※夜の部18:00~21:00設定の日もあり
交通アクセス
東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」1番・6番出口より徒歩5分、有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」4番出口より徒歩5分
総座席数
300
料金
定席/一般2200円ほか
予約方法
インターネット(パソコン・スマートフォン)、電話
主な施設
演芸資料展示室、売店(お弁当、サンドイッチ、ソフトドリンク、ビール、日本酒、季節のお菓子、和雑貨、猫グッズ、書籍ほか)
ホームページ
国立演芸場の詳細はこちら

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若者の間で、空前の落語ブーム到来!と騒がれている近年。それならどんなものか聞いてみたいけど、なんとなく敷居が高そう・・・と思っている人も多いのでは? でも大丈夫、予備知識は不要です。頭を空っぽにしてぼーっと噺に耳を傾けていると、いつの間にかクスっと笑えたり、お腹がよじれるほど大笑いしたり、身を乗り出して夢中になっている自分に気付くはず。今まで経験したことのない新たな世界に、即ハマること間違いなし!

WRITING/MACHIKO MIYATA

※記事は2020年4月3日(金)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります