本国以外では世界初公開の展示も!六本木で「ミュシャ展」

装飾性豊かな「アール・ヌーヴォー」美術を代表する芸術家のひとり、アルフォンス・ミュシャの展覧会がやってくる。今回はミュシャの故郷であるチェコとの国交回復60周年を記念して壮大なスケールで行われるというから、見逃せない!

更新日:2016/12/27

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日本とチェコの国交回復60周年を記念した大規模な「ミュシャ展」。見どころは超大作「スラヴ叙事詩」

2017年3月8日(水)から6月5日(月)まで、六本木の国立新美術館では「ミュシャ展」を開催。展覧会は、日本とチェコの国交回復60周年を記念して開催されるもので、展示数も約100点と、これまでにない規模の展示になるそう。

ミュシャといえば、美しい女性や装飾的な植物の文様を使った華やかな画風でアール・ヌーヴォーの代名詞ともいえる芸術家だけど、実は自分のルーツである「スラヴ民族」をテーマにした作品も多く描いている。

その集大成といえるのが、50歳でパリから故郷のチェコに戻って描き始めた「スラヴ叙事詩」という連作。こちらはおよそ縦6メートル、横8メートルという巨大な油彩画が全20点という超大作で、古代から近代におよぶ民族の歴史がテーマに。

まるで演劇のワンシーンを観るかのような写実的な表現は、華やかなアール・ヌーヴォーの様式とはまた違うけれど、幻想的な筆致ながら迫力あふれる画面からミュシャの熱い祖国への愛が伝わってくるよう。

今回のように全20作品が一挙に公開されるのは、本国以外では世界初なのだとか。

1《スラヴ叙事詩「原故郷のスラヴ民族」》

また、パリで活躍したミュシャ(フランス語の発音)が祖国に戻ってムハ(チェコ語の発音)として「スラヴ叙事詩」を描くまでの道のりを知りたい、という女子は、2017年3月8日(水)に開催される講演会がおすすめ。観覧券(半券可)を持っていれば無料で参加できるけれど、先着順(定員260名)なので当日14時までに国立新美術館3階講堂へ。

ミュシャらしい華やかな作品とともに、祖国愛が詰まった迫力たっぷりの大作を堪能して。

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国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業 ミュシャ展

外観(正面)※国立新美術館

問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
東京都港区六本木7-22-2 国立新美術館 企画展示室2E
会期:2017年3月8日(水)~6月5日(月)
開館時間:10:00~18:00
 ※毎週金曜~20:00、入場は閉館の30分前まで
休館日:毎週火曜(ただし、5月2日は開館)
アクセス:東京メトロ千代田線「乃木坂駅」青山霊園方面改札6出口より美術館直結、都営地下鉄大江戸線「六本木駅」7出口より徒歩4分、東京メトロ日比谷線「六本木駅」4a出口より徒歩5分
料金:一般1600円、大学生1200円、高校生800円、中学生以下無料

講演会「ミュシャとムハ、アール・ヌーヴォーから《スラヴ叙事詩》への道」
講師:ヴラスタ・チハーコヴァー(美術評論家)
開催日時:2017年3月8日(水)14:00~15:30
定員:260名(先着順)
参加費:無料 ※要観覧券(半券可)

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WRITING/NAOKO YOSHIDA (はちどり)

※記事は2016年12月27日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

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