vol.08 米どころ新潟で、地元で愛され続けてきた本物の“地酒”を発見!

更新日:2017/09/26

右ページコラージュ

すっきりとした味わいがたまらない!
日本の原風景がはぐくむ淡麗辛口

福島との県境に位置する阿賀町のシンボル、麒麟山のふもとには、辺り一面田んぼが広がる。「地酒にこだわるなら、酒米から一貫して阿賀町産にしたかった」とは、天保14(1843)年から続く「麒麟山酒造」の営業部長・漆原典和さん。コシヒカリの生産地であったこの土地で、農家に呼びかけ酒米研究会を発足したのが22年前。やがて社内にも稲作部門を設け、放置農地を借りあげ、田んぼの美しい原風景を守りながら酒米作りに取り組んできた。仕込みに使うのは、酒蔵の前を流れる常浪川(とこなみがわ)の伏流水。超軟水で、淡麗辛口を造るには最適だそう。
「淡麗辛口で知られる新潟県の中でも、上越は濃醇甘口だったり、地域によって酒の特性はさまざま。雪深く夜が長い阿賀町では、飲み飽きない淡麗辛口が、糀漬けなどの発酵食と合わせて飲み継がれているんです」
“伝辛”の愛称で親しまれている「伝統辛口」は、すっきり爽快な飲み口。作り手の思いが溶け込んだ1杯をその土地で飲めば、おいしさが染み渡る。

information

「表参道・新潟館ネスパス」では、麒麟山酒造のカラーボトルシリーズのうち「きりんざん グリーンボトル」や「麒麟山伝統辛口カップ」を販売中!

◇物産販売・新潟食楽園(表参道・新潟館ネスパス1階) TEL.03-5775-4332 東京都渋谷区神宮前4-11-7 営業時間/10:30~19:30 無休

麒麟山酒造の漆原典和さんに聞きました!
「伝統辛口」を使った日本酒カクテルレシピ

阿賀町産のお米を使って作られた、すっきり爽快な飲み口が魅力の「伝統辛口」。蔵元「麒麟山酒造」の漆原さんが、おうちで簡単にできる「伝統辛口」を使ったカクテルレシピを伝授!

〇麒麟山〝伝辛?のモヒート
グラスに伝統辛口 原酒とミントの葉を入れてマドラーなどで潰す。ライムを搾り、氷、炭酸水を注げば完成。日本酒と炭酸は1:3

〇麒麟山ブラッディメアリー
氷の入ったグラスに、伝統辛口 原酒とトマトジュースを1:2の割合で注いでかき混ぜる。レモン汁、タバスコ、ウスターソース、塩・コショウを好みの量入れて味を調える

「やまぼうし」
(写真左)麒麟山“伝辛”のモヒート (写真右)麒麟山ブラッディメアリー

米どころ・阿賀町で出会ったおいしいお店にも注目!
「農家カフェ お茶の間 久太郎」

農家のお母さんが営む、阿賀町産食材にこだわったカフェ。お米と野菜が中心の体に優しいランチをワンコインの500円で味わえる。いちばん人気のとろろ膳は、黒米と自然薯のとろろほか、自家製の漬け物やサラダ、煮物なども付いて栄養もボリュームもたっぷり。同じ阿賀町の山崎糀屋の糀を使ったスムージーも人気。

data

農家カフェ お茶の間 久太郎(おちゃのま きゅうたろう)
TEL.0254-92-5577 新潟県東蒲原郡阿賀町平堀877-1 東蒲原郡森林組合内 営業/10:00~15:00、土・日・祝~17:00 ※売り切れ次第終了 水定休 予約可 カード不可 アクセス/JR津川駅より車で約5分

「花火賞」受賞作品は9月26日発表予定!
「#新潟オズフォトコンテスト」開催!

新潟の写真を「#新潟オズ」を付けてInstagramに投稿しよう。夏の「花火賞」は枝豆王国新潟の誇る、極晩生品種「肴豆」1kgに決定。受賞者は9月26日(火)に発表予定なので、お見逃しなく! 現在は秋の「おむすび賞」部門の作品を募集中。ぜひチャレンジして! さらに最優秀作品に選ばれると、新潟の旅1泊2日ペアチケット(東京からの新幹線+1泊宿泊チケット)がもらえる! また、投稿写真はもれなくオズモールで紹介されるので、あなたの感性で切り取ったフォトジェニックな「新潟」をOZmallでシェアしよう。

#新潟オズフォトコンテスト「花火賞」の受賞作品はこちら!

@ayumis25さんの作品

新潟県小千谷市山本山に広がるひまわり畑の中で1シーン。お子さんを高々と掲げるお父さんと元気に咲き誇るひまわり。被写体への愛がつまった写真で、優しい気持ちになれます

@concon1028さん作品

新潟県関川村の「えちごせきかわ大したもん蛇まつり」(8月下旬)の大蛇パレードの写真。大蛇の頭を真正面に据えたアングルが絶妙で、蛇がまるで生きているかのようです

@m.macoさん作品

商店街に約6000個もの灯籠が並ぶ、新潟市の「千灯まつり」(7月下旬)。子供2人も灯籠に照らされ、景色にとけこんでいて幻想的。圧巻の景色はそっちのけで、かき氷に夢中になっている様子もかわいらしいです

NIIGATA 食文化めぐり バックナンバー

オズマガジントリップとのコラボで、毎回新潟の豊かな食文化を紹介。新潟の特産食材や、その食材のお料理をおいしくいただけるお店、農家直伝のレシピなど、現地だけではなく、自宅でも新潟の食を楽しめる情報も発信していくのでお見逃しなく。

PR/新潟県

  • LINEで送る
※記事は2017年9月26日(火)時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります

TOP